【特別企画】

「マビノギ」はいつでもあなたを待っている! 自由に魔法陣が描ける「マギグラフィ」、実用性とおしゃれにこだわれる「浪漫農場」で創造性を追求!

個性を強く打ち出せる「マビノギ」のハウジングシステム「浪漫農場」

 「浪漫農場」は「マビノギ」におけるハウジングコンテンツだ。こちらも基本要素を学べる「ブロニーの成長サポート」でスタートできるので、復帰者、初心者も最初の一歩は踏み出せるだろう。スタートは本当に作物を植える「畑」とテントの見た目をした「キャンプ」のみだが、成長させていくことで様々なオブジェクトを配置可能となる。

 実用的なものも多くあり、その筆頭は「ハーブ株」だろう。「マビノギ」においてはハーブは多用するポーションの原料として欠かせないものであり、その後の様々なアイテム作成にも使える。しかし限られたフィールドや、場合によってはランダムに生成されるダンジョンでしか生えない希少なハーブもある。浪漫農場はこのハーブ株を設置することで、いつでもハーブ採取を可能にできる。

【浪漫農場スタート】
「ブロニーの成長サポート」で1から浪漫農場をスタートできる。最初はテントとは畑しかない。畑で作物を育てたり、オブジェクトを設置して農場のレベルを上げていくのだ

 農場には「レベル」が設定されていて、農作物を育てたり建物を設置することでレベルが上がる。レベルが上がると農場が拡張されより多くの、そして高度なオブジェクトを配置できる。希少なハーブ株はレベルを上げないと配置できない。生産に必要な施設も設置できる。これまでは幾つもの街を回ってしかできなかった生産が自分の農場に行くだけでできるのだ。

 もちろんこういった実用的な面だけではない。見た目が楽しいオブジェクトや季節の花々など様々な物が設置できる。華やかな農場を作ったり、実用的な農場にこだわったりとプレーヤーのセンスが色濃く出る。そしてフレンドリストから友人の農場に行くことが可能だ。友人の見事な飾り付けを楽しむだけでなく、ハーブ株や施設を使わせてもらうことができる。今回の記事作りでもずいぶん助けてもらった。

【農場の実用性】
友人の農場には、ハーブを撮れるハーブ株があったり、各街にしかない設備がある。農場を育てることで、生産拠点にできるのだ

 どのような施設を置くか? テーマを持って飾り立てるか? お気に入りのオブジェクトを中心にどんな"小世界"を作るか? やりこんでいくと気になるのが「農場の広さ」である。農場が広がれば大きなオブジェクトが設置できるし、エリアごとにテーマを切り分けたりもできる。何よりも、季節やコラボイベントなどで追加されるたくさんの農場向けオブジェクトをたくさん配置できる。オブジェクトに比べて農場のフィールドは限られていて、「もっと大きい農場が欲しい」というのが、やりこみプレーヤーの願いなのだ。

 この浪漫農場の拡張が2021年9月に行なわれた。これまで3段階までだった浪漫農場を4段階、5段階、6段階まで拡張できるようになった。この6段階まで拡張するとかなり広いフィールドになる。これらは課金アイテムによって拡張できる。1段階につき1,000ネクソンポイント(円)かかるが、3段階までと、4段階から6段階までのセットがそれぞれ2,500ネクソンポイントで販売されている。

 拡張に課金要素? という疑問がわくかもしれないがこの拡張フィールドはいわば"買い取り"に近い。一度購入するとずっと使えるのだ。しかも農場のフィールドが拡張できれば自分のお気に入りのオブジェクトをきちんと配置して自由に空間ができるだけでなく、ハーブ株や実用的な施設も設置できる。農場の拡張はプレイの快適さも増してくれるのだ。

 今回は、プレーヤーの拡張された農場を見せてもらった。凝っているし、きれいに飾り立ててあるだけでなく、実用性も兼ね備えている。プレーヤーの思い入れが伝わってきてとても良かった。面白いのは、コラボイベントのオブジェクトなども配置できるところ。オンラインゲームプレーヤーにとっては周知の事実だが、コラボによるオブジェクトやキャラクター、衣装などは版権との関係があるため、まさにその時期にしか手に入らない希少な物なのだ。古参プレーヤーの農場にはそういった"お宝"も見ることができる。農場を見る楽しさの大きな要素と言える。

【友人の農場】
様々なオブジェクトがある。ハーブ畑が充実していて、とても助けられた
こちらは季節でコーナーをまとめてある。見て回るのが楽しい農場だ

 今回は、駆け足で"復帰プレーヤーと初心者へのオススメ"というテーマで2021年に「マビノギ」に追加された要素を紹介してきた。もちろん2021年に追加されたコンテンツは今回紹介したものだけではなく、現役プレーヤーへの"挑戦状"としての高難易度レイドコンテンツなど多彩なものがある。「マビノギ」は今も成長しているのだ。

 筆者は「マビノギ」の世界が好きだということを、今回改めて実感できた。開発スタッフは代替わりしているだろうが、「マビノギ」ならではの優しさと明るさ、そしてどことなく寂しい雰囲気もある独特な"空気"は現在もきちんと保たれているし、最新のコンテンツも過去のプレイを思い出させる要素をきちんと取り入れている。何より筆者が盛んに遊んでいた頃のプレーヤーが今もこの世界にいて、久しぶりに会うことができたのが良かった。彼らの協力があったからこそ充実したレポートが作れた。

 今年で「マビノギ」は17周年、この世界は今でもあなたたちを待っている。かつてこの世界で遊んでいた人はもちろん、初心者も「マビノギ」の世界"エリン"を訪れて欲しい。友達を作ってもらえるのが理想だが、1人で世界を見て回ることも充分可能だ。17年の月日を経た熟成された世界があなたを待っている。この機会に是非訪れて欲しい。

【現役プレーヤーとダンジョンに!】
前回も取り上げた場所だが、やはり戦闘は「マビノギ」の大きな魅力。筆者の知らない強力なスキルが発動して憧れを感じる。彼らのカッコイイ姿はプレイを再開するモチベーションになってくれる