【特別企画】

壮大なスケールの物語が展開される「グランサガ」! ゲームシステムの一端を垣間見た先行体験会レポート

8月19日 事前登録受付開始

配信日・価格:未定

 NPIXELは8月19日、GAMEPLEXが運営するAndroid/iOS/PC用RPG「グランサガ」のメディア向け先行体験会を開催した。

 「グランサガ」は、豪華製作陣と声優陣が結成した、マルチプラットフォーム対応のハイクオリティRPG。アートディレクターには天野喜孝氏、サウンドディレクターに下村陽子氏をそれぞれ起用したほか、メインキャラクターのラス役を梶裕貴氏、セリアード役を鬼頭明里さんが担当するなど、大勢の有名なクリエーターが参加している。当日はホストMCとして津田健次郎さんを迎えたショーケースの先行上映も行なわれたが、現在はその内容も公開されているので、こちらもぜひ確認して欲しい。

 本稿では、会場で一足先に体験することができたゲーム本編についてご紹介する。

【【グランサガ】ショーケース | 魂が共鳴する時、物語は躍動する】
「グランサガ」の統括音楽プロデューサーを務める下村陽子氏
アートディレクターを務める天野喜孝氏
天野氏による本作ブランドロゴ
ショーケースのホストMC、ゲーム内のナレーション役を務める津田健次郎さん

下村氏のBGMも場面にマッチ。遊びやすさと大ボリュームを兼ね備えた「グランサガ」

 プレーヤーが操作するのは、エスプロジェン騎士団から選んだ3人のキャラクター。画面左下に表示されているバーチャルコントローラでキャラクターを操作し、右下に並んでいるアイコンをタップすることで攻撃などを行なうシステムとなっていた。

メインキャラクターの6人は、それぞれ職業が異なる。全員をまんべんなく育てていくことが、攻略の鍵になるそうだ
メンバーを選ぶと、あわせて髪型や髪色などを変更することもできる。オリジナルの主人公を作成するタイトルであれば珍しくないが、ゲーム中に登場するキャラクターをいじれるというのはユニークな仕様だろう。バリエーションも豊富にあるので、自分好みにしてプレイしたい

 序盤の物語は、謎の少女セリアードを中心に展開していく。冒険中、自分の名前以外は何も覚えていないというセリアードを助けたエスプロジェン騎士団の一行は、彼女がブローチ型のグランウェポンを持っているということもあり、その正体を確かめるべく情報を求めて歩き回る。ところが、その過程で元グランナイツだったカルシオンが乱入してきて、ブローチを奪い取ってしまう。ブローチ奪還という任務を与えられた騎士たちは、カルシオンを追いかけていくこととなる。

序盤からいきなりの展開が待っている。各シーンで流れるBGMは下村陽子さんによるもの。イベント中のセリフも豪華声優陣が担当しているので、一言ひとことに聞き応えがある

 フィールドではバーチャルコントローラを使用するのだが、画面右上にクエスト名が書かれている部分があり、そこをタップするだけで目的地へと移動してくれるのが、とても親切。もちろん、マップを見ながら動き回ることもできるのだが、この手のゲームで頻繁に迷子になってしまうという人の話をよく聞くので、「グランサガ」ならば安心して遊ぶことができるだろう。

画面右上に表示されている、メインクエストと書かれた下の部分をタップすれば、自動でクエストの目的地へと移動する。また、行くべき場所までの残り距離も一緒に出ているので、それを目安に敵と戦いながら動き回ることも可能だ。必要となるアイテムの数まで教えてくれるので、足りなくてクエスト失敗!のような事態も起きない

 フィールドを移動中に敵を見つけると、そこがそのまま戦闘フィールドとなる。その遷移はシームレスに行なわれるので、モンスターを見つけて接触するとバトルシーンになるタイプの作品よりも違和感がなく、自然体で戦いに望めた。また、ザコ戦でも演出が派手に表示されるだけでなく、操作しているキャラクターがストレス無く動いてくれるため、非常に爽快。

 バトル中に画面左上に表示されているパーティキャラクターをタップすると交代となるのだが、その際には新たに登場するキャラクターが敵を攻撃しながら画面に現われるので、使い方次第ではさまざまに活用できそうだ。この瞬間は、一時期流行した3対3の対戦格闘ゲームでのキャラクターチェンジ時のような雰囲気を味わえる。これはなかなかにユニークな仕様だろう。

戦闘ではメインとなるキャラクター1人を操作。画面右下に配置された攻撃アイコンをタップし続ければ、自動で攻撃を出してくれるのが便利だった。敵がアタックしてくる時はダメージを受ける範囲が赤で表示されるので、すぐに移動しよう。なお、オートバトルに設定することも可能で、その際には回復や交代も自動で行なってくれる。かなり優れたシステムと言えるだろう
交代したキャラクターは敵を攻撃しながら登場。一度替わったキャラクターは左上の顔アイコン上に数字が表示され、その時間が経過しないと次の入れ替えが行なえないシステムだ
近接戦闘が得意なラス、中距離で戦うカルト、遠距離から狙撃するスタイルのナマリエなど、各キャラクターごとに特徴ある攻撃方法を持っている。各々の長所を活かす形で戦っていくことが、大事なポイントとなるようだ

 なお、各キャラクターはガチャで獲得できるグランウェポンと呼ばれる武器を装備して戦うのだが、それはアイテムを使うことで強化することが可能だ。

ガチャでグランウェポンを入手し、アイテムを消費してパワーアップさせよう

 限られた時間でのプレイだったため、残念ながら把握できたのはこのあたりまで。やり込める要素が数多く盛り込まれているため、この短時間ではほぼほぼ把握できないほどだった。これならば間違いなく、長期間飽きずに遊ぶことができるだろう。また、個人的に下村陽子氏のファンだからというのもあるかもしれないが、BGMがどれも場面にマッチしていて、大いにゲームを盛りあげてくれていたのも特筆すべきポイントだった。豪華声優陣のセリフも演じているキャラクターにピッタリで、BGMと合わせてゲームの世界に没入させてくれた。

 年内のリリースを目指しているということで、まだまだ変更される部分はあるかもしれないが、遊びやすさとボリュームの多さ、製作メンバーの豪華さに関しては間違いのない1本になりそうだ。

GAMEPLEX鈴木氏「MMOではなくRPGとしてプレイしてもらいたい」

 ショーケース先行上映会の後に、本作の運営を担当するGAMEPLEXより、本作プロダクトマネージャーの鈴木宏志氏が登壇し、質疑応答を行なった。

今回の質疑応答を担当したGAMEPLEXのプロダクトマネージャー、鈴木宏志氏。

 最初の質問は、ゲームの開発にあたり一番大切にしているところ。これについて鈴木氏は「目標を立てやすくすることと、プレイに飽きにくい構成にすることを大切にしている」と回答。「いくらグラフィックスを綺麗にしたとしても、遊びの要素が不足していたり目標が立てづらいと、継続してのプレイが難しくなってしまう。また、長いスパンで楽しんでもらうために、ユーザーからの声を聞き入れてアップデートしていきたい」と付け加えた。

 続いて、従来のMMORPGとの違いを問われると「1キャラクターを延々と強くしていき、コンテンツのギミックで楽しみを提供するという方法ではなく、キャラクターの編成や装備、グランウェポン、アーティファクトといった編成で楽しんでほしい。MMOというジャンルではなくRPGとしてプレイしてもらいたい」という答えが返ってきた。

 また、「グランサガ」イチオシの魅力を聞かれた鈴木氏は「ショーケースにあったように、目、耳、心、それぞれの箇所に魅力がある。しかし1つだけと言われれば、声優の方々に力添えいただいたことで叶った、各所で聞けるボイス面が推せる部分。シナリオパートだけでなく、機能面の所にもボイスを実装しているので、普段はミュートしてゲームをプレイしている人も、少し音を出して楽しんでほしい」と、自信満々に返答してくれた。

 「グランサガ」は、どういったプレーヤー層が楽しめるタイトルとして仕上がっているのかについては「見た目はコアゲーマーよりかもしれないが、映像の綺麗さやシナリオの内容などは普段ゲームを遊ばない人でも楽しめるようにしてある。逆に、普段からゲームをプレイしている人には、そういう人向けのコアコンテンツも用意しているので、幅広い層に楽しんでもらえる」とコメント。大規模バトルを実装する予定があるかとの質問には「現状では何十人vs何十人という大規模バトルは予定していない」そうで、「少人数で戦略的な楽しみを提供することを考えている」という。

 ローンチまでの展開については「これから一つずつ情報を出していきたい。声優さんに関しても、名前を公開しただけで声を出したわけではないので、実際のボイスも追々用意していく」とのことだった。未公開情報やキャンペーンなどの予定に関しては「声優ファンの方などに向けて、声優さんとキャラクターの詳細、それに伴うキャンペーンの展開を検討中」という、嬉しい報告もあった。これは声優ファンならずとも、今後の解禁情報から目が離せない。

 本作は現在事前登録を受付中。登録者数に応じて配信開始時にゲーム内アイテムが貰えるキャンペーンも実施されているので、ぜひチェックして欲しい。