【特別企画】
強大な敵、システム、開発の想い……「Marvel’s Avengers War Table」レポート
最新情報で明らかになったゲームのディテール
2020年6月25日 02:30
- 発売日:9月4日予定
- 価格:
- 通常版 8,778円(税込)
- デラックス版 10,978円(税込)
- リアッセンブル版 27,478円(税込)
- PS Store版 9,878円(税込)
スクウェア・エニックスは6月25日、プレイステーション 4/Xbox One/PC用アクションアドベンチャーゲーム「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」において、最新情報を紹介する番組「Marvel’s Avengers War Table」を配信した。
「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」はマーベルのヒーローがチームを組む「アベンジャーズ」をテーマにしたアクションアドベンチャー。ストーリーは本作オリジナル。コミックスをベースに、映画とは別な解釈でアベンジャーズの物語が描かれる。開発は「トゥームレイダー」シリーズを手がけるCrystal Dynamicsであり、アクションゲームで培った技術でどのようにヒーローを描くか期待が高まっている。
これまで情報はかなり限られていたが、「Marvel’s Avengers War Table」では、ゲーム本編となる「メインミッション」のストーリー。物語で大きな役割を果たす新ヒーロー「ミズ・マーベル」ことカマラ・カーンや、ヴィランの「モードック」の背景が明らかになった。さらにもう1つの大きな目玉であるゲームモード、オンラインマルチプレイも可能な「ウォーゾーン」。そしてヒーロー達のスキルなど、様々なポイントが明らかになった。これらの要素を紹介していきたい。
明らかになるメインミッションの背景と、ヒーロー、そしてヴィラン
「Marvel’s Avengers War Table」では本作の基本的な設定が明らかになった。物語の最初となるアベンジャーズ達をたたえるためのイベント「A-day」。しかしこのイベントに突然の襲撃があり、ヘリキャリアの墜落という最悪の結末となった。災厄はこれだけで終わらなかった。この時に起きた爆発の影響で、突然特殊能力を持つ「インヒューマン」になるガスが漏れだしたのだ。
この事件の原因とされたアベンジャーズ達は責任を問われ人々の前から去った。ヘリキャリアの中にいたキャプテンアメリカは今も行方不明だ。そしてインヒューマン達は危険視され、追われる存在となった。彼らを管理しようとする存在が「AIM(アドバンスド・アイディア・メカニクス)」。彼らは科学の力でインヒューマンをとらえ、“治療”するとしてインヒューマンを恐れる人たちから支持を得ていた。
「AIM」のリーダーのジョージ・タールトンの「科学で世界を変えよう」という想いはやがて暴走していく。彼はヴィラン「モードック」となる。そしてカマラは人々の非難に姿を隠したアベンジャーズの心に再び火をともしていくこととなる。
モードックはかなり歴史のあるヴィランでその誕生は1967年のコミックスとなる。彼は人々の精神を機械を使って操る能力を持っている。「Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)」ではAIMによって社会の不安を操作する。その根柢にモードックの機械の力がある、というのが今回のモードックの立ち位置となる。彼らは「治療」を声高に叫び、インヒューマンをとらえ、服従させようとする。
この動きに不信を感じたのがカマラだ。カマラはAIMがアベンジャーズに汚名を着せた証拠をつかみ、アベンジャーズ達と出会う。そしてアベンジャーズ達は再び立ち上がるのである。
多彩なパワーを使うヒーローの魅力
「Marvel’s Avengers War Table」では新たなアクションシーンも公開された。姿を隠していたアベンジャーズはカマラの呼びかけに再び立ち上がる。世界を安心させようとするAIMこそが人々の生活を脅かす黒幕だったのだ。AIMの巨大機械が人々をとらえるように活動を始めたとき、アベンジャーズは人々を守るため再集結する。
ムービーでは縦横無尽に雷と神秘の槌・ムジョルニアで暴れ回る。ソーは近接攻撃、遠距離攻撃どちらもこなせるキャラクターだ。「Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)」では様々なミッションが結いされているが、「ヒーローミッション」は1人1人にフォーカスを当てたミッション。今回紹介されたソーのゲームプレイはソーの「ヒーローミッション」とのこと。
開発者のお気に入りのソーの技は「マニュアルターゲット」。複数の敵をロックオンし、ムジョルニアを投げつけ攻撃することができる。また地面をたたきつけて衝撃波を発生させるコンボにも繋げられる。「マニュアルターゲット」は遠隔攻撃だが、ソーには接近戦用の「ハンマースピン」や「ムジョルニアサイクロン」といった技も用意されている。
ヒーローは「アサルト」、「アルティメット」、「サポート」という3種のアビリティを持っている。これらはヒーローメーターが貯まることで使える。ブラックウィドウことナターシャのアサルトヒーローアビリティは「ウィドウズバイト」。電気ショックを放つ技だ。ソーのサポートアビリティ「戦士の怒り」は自身とチームメンバーを一時的に無敵にさせる。
アルティメットヒーローアビリティは最もチャージ弐時間がかかるだけに威力も大きい。ソーの「ビフレスト」はソーが持つ“九つの世界”の力を解放、周囲の敵を一掃するだけでなく、通常は破れないシールドを貫通し、強力なダメージを与える。
「Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)」の大きな特徴がヒーローのカスタマイズだ。ヒーローのレベルを上げることで様々なスキルが案ロックされ、プレーヤーの選択肢が増える。プレーヤーによって遠距離攻撃が得意、近接が強いなど成長に特色を出せるようになる。他の人とは違うソー、違うハルクを育てることができるのだ。
スキルだけでなく、ギアでも違いが出せる。ギアを装備することで攻撃に効果が加えられる。アイアンマンのレーザーが赤から緑に変わったりと視覚的変化も加わることも。これは「ガンマギア」を装備したためだ。それぞれのヒーローには10種以上のコスチュームが用意されており、これらはキャンペーンのクリアや、「パターンの解読」と言った要素、装備アイテムを販売している「チャスティティ・マクブライド」から入手できる。
オンラインプレイでヒーローチームを結成! 「ウォーゾーン」
今回の大きな魅力となる「ウォーゾーン」。「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」は「メインミッション」でシングルプレイによるストーリーを楽しめるだけでなく、「ウォーゾーン」で世界中にヒーローを派遣し、他のヒーローと力を合わせて様々なミッションに挑むことができる。
「ウォーゾーン」の大きな楽しさは「メインミッション」で育てたヒーローをさらにやりこみ自分の思い通りの奉公へ育てることができることだ。また発売後もミッションやキャラクターが追加される。「ウォーゾーン」は「Marvel's Avengers(アベンジャーズ)」の"真のメインコンテンツ"ともいえるだろう。ヒーローミッションをクリアした後も、さらなる戦い、さらなる舞台が待っているのだ。
「ウォーゾーン」はシングルプレイも可能だが、最大4人でのオンラインマルチプレイも楽しめる。メンバーにAIキャラクターを入れられるので、少人数またはソロでのオンラインプレイも楽しめる。
「ウォーゾーン」でもAIMと戦うのは同様だがその舞台は世界中となる。ジャーヴィスやハンク・ピム、マリア・ヒルといったキャラクターがミッションを提示してくれ、ヘリキャリアからクインジェットで目的地へ向かう。ミッションではオープンスペースから室内、ボス戦など様々な目標がある。
「ウォーゾーン」を進めていくことで拠点となるヘリキャリア「キメラ」をアップグレードでき、「ファクション評価」を得ることができる。この評価を上げることで新しいチャレンジやベンダーがアンロックされ、強力なアイテムも入手可能となる。これらでヒーローをカスタマイズし、自分だけのヒーローを作り上げるのだ。
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