【特別企画】

転職やレアドロップなどまだまだ続く「ゆめいろファンタジー ラテール」

不思議な世界「エリシオン」には何があるのか? やる事盛りだくさんのゆめかわRPG

10月16日 サービス開始

基本料金:無料(アイテム課金制)

 グラビティゲームアライズのスマートフォン用MMORPG、ゆめかわRPG「ゆめいろファンタジー ラテール」(ゆめラテ)が配信開始してから1カ月が過ぎた。配信開始直後からプレイ開始しているプレーヤーはレベル40前後に到達し、ストーリーも佳境に入っている事だろう。

 前回は正式サービス開始後の話や最初の壁についての話などに触れてきたが、今回はレベル40以降で新たに利用可能になる新要素、待ってましたの“転職”システムについて触れていこう。また、レベル41以上が推奨とされる本作のエンドコンテンツ、謎の世界「エリシオン」についてもザックリと紹介していきたい。

 MMORPGあるあるとして、メインのストーリーがある程度落ち着いてくると、何をやればいいのかが見えにくくなることがある。「ゆめラテ」の場合、転職の解放がレベル40からと、後半になってからの上位職への切り替えとなり、転職をどうするかという新たな課題が登場することで、心機一転、新鮮な気分で「ゆめラテ」に取り組める。

 また、謎の異世界「エリシオン」など高レベルプレーヤー向けのコンテンツも充実しているので、デイリークエストなどの日課をこなしつつ、新しい挑戦もできるようになっており、まだまだ奥が深いのが「ゆめラテ」の恐ろしいところだ。

 さらに「ゆめラテ」では1アカウントにつき最大3体のキャラクターを作成することができる。「ゆめラテ」は何の気なしに街道や森、砂漠などのフィールドを歩いていると、色んな職業の人たちと無意識で共闘する事が多い。そこで、ド派手な魔法や特殊攻撃を見かける事があるので、何の職業でどんなスキルを選べばあの技が使えるのか、といった事が気になってきたら、その職業を目指したり、同じ基本職ならそちらに転職したりといったこともできる。レベル40くらいまで基本職を続けてきて、ちょっと違うテイストにキャラクターを成長させたいなら、転職で新たな戦いに挑戦するのも面白そうだ。

 今回はレベルが上がっても色んな楽しみ方がある「ゆめラテ」の魅力をさらに語っていきたいと思う。

通常のストーリーや追加コンテンツとは別に期間限定の季節イベントも開催されている。10月24日~11月7日までは「ハロウィンイベント」が開催され、フィールド上にイベント限定のカボチャボスが出現し、限定素材を集める事で、限定衣装などが獲得できた

上位職に転職! 装備を取るか、新たな体験を取るか!?

 レベル40に到達したところで、挑戦メニューのガイドに新たに「転職をしよう」が追加された。ついにこの日がやってきたのだ! 筆者は本作をプレイ開始した当初から、上級職のモンクをプレイしたいと思って「ゆめラテ」をプレイし続けてきた。そのために基本職は防御重視のシールダーを選択し続けたのだ。理由はシンプルで、近接格闘系のキャラクターが好みだという事と、モンクの見た目のかわいさだ。

 本作の場合、コスチュームや見た目の変更はいくらでも行なえるため、デフォルトの職業のかわいさは正直、あまり意味がないという見方もある。実際、プレイするほど、色んな衣装や表情、髪の色などのカスタムを行なえる事が多く、筆者自身もかなりカスタムしてきた結果、当初のシールダーの見た目とはかなり別物になってしまっていたが、それはともかく転職だ。

 シールダーの場合、転職でテンプルナイトかモンクのいずれかの上位職が選択できる。転職の方法はガイドにも書かれているが、ベロスの街で最初に話をした教官アネスに話しかけるだけだ。すると選択肢の中に「転職」ボタンが新たに追加されているのでそれを選ぶだけ。すると転職選択画面が表示されるので、あとは変更したい上位職のボタンを押すだけで完了だ。

 ここまでモンクを目指してきた筆者は、そのまま勢いで転職しようとしたが、ポチッとする前に転職選択画面をよく見てみると、気になる赤文字のワードが目に入ってきた。テンプルナイトは「装備可能武器:鈍器、片手剣」、モンクは「装備可能武器:ナックル」。シールダーの装備可能武器は鈍器と片手剣だったはずだが……あれ? 転職すると武器が変わるの?

ベロスの教官アネスは最初の頃はよくお世話になったが、レベル40になってから再度お世話になるとは思わなかった。会話メニューの中に、転職ボタンが追加になっている
転職ボタンを押すといきなり転職選択画面が表示される。大事な注意事項は2つ。1つは装備可能武器でもう1つは、「転職するとキャラクターはもとに戻せなくなる」のメッセージ

 「ゆめラテ」の転職で選べる上位職はどの基本職を選んだ場合も2種類選択できるようになっているが、そのうち1つは基本職と同じ武器を引き続き装備できる。こうした基本職の装備をそのまま引き継げる上位職は人気だが、もう片方の上位職は装備可能な武器が変更になるのだ。

 装備可能な武器が変わる以外にも、ちょっと気になるユニークな職業が多いのもポイントだ。例えばシールダーの場合、テンプルナイトなら従来と同じ武器及び、武器に合わせる形で選択するペットがそのまま流用できるが、モンクを選ぶと新たな武器としてナックルを入手して強化したり、ナックルに合うペットを見つけてきて、強化しなおす必要が出てくるのだ。本作の場合、防具は全職共通で同じ物を装備できるが、武器に関しては職業に合わせた物しか装備できない。他にもレンジャーの上位職が銃を使えるガンスリンガーだったり、マジシャンの上位職が、楽器を使って歌って踊るアーティストだったりと、装備変更が必要な上位職はどれも試してみたくなるような、気になる上位職ばかりなのが悩ましいポイントだ。

 筆者のように最初から職業決め打ちでプレイしている場合は、武器とペットについては諦めるしかないだろう。また、基本職の時に最高レア度の武器や星3ペットが手に入らなかった人であれば、好みに応じて選べばいいと思う。一方で、基本職の時に、装備可能な最高レア度の武器やそれにマッチする星3ペットが手に入れている人は迷わず装備変更しない上位職を選ぶべきだ。

 ということで数分の迷いはあったものの、最初からモンクを使いたいと決め打ちしていた事と、最高レア度の鈍器や片手剣を入手出来ていなかった事も後押しとなり、えいやっとモンクに転職した。ボタンを押すとキャラクターの特性がリセットされる旨の最後の警告メッセージが表示されるのでここで確認を押す事で転職は完了だ。

 転職後は、スキルツリーが全てリセットされるため、最初のうちにスキルツリーをセットしなおす必要がある。また転職後はモンク用の衣装と武器チケットがプレゼントされるので、装備なしで戦闘に駆り出される事はない。

 転職後の戦いについてだが、ペットと装備がリセットされる新職業については、一時的に戦闘力が大きく下がる点は注意が必要だ。スキルについてはポイントなどがリセットされるだけのため、最初のうちにスキルをきちんと再取得しておけばさほどの問題はない。問題となるのはやはり装備とペットだ。

 ダイヤにゆとりがある場合や、この日のために10連ガチャチケットを保存している場合は、新たな冒険に出る前に迷わずガチャを回して装備の新調を狙っておきたい。いずれにせよ武器については、手元にあるとりあえずの装備を強化しながら冒険を続け、ガチャを回して、より高性能な武器が出るのを祈りたい。また、素材にゆとりがある場合はメニューの「製作」で武器を自作するという手もある。レア度2の武器までなら素材から製作も可能なので、レア度1の最弱装備よりはかなりマシな環境で戦える。

モンクに転職! 早速コスチュームを変更。ヘソ出しルックがかわいいし、ニット帽も好みだ
モンクらしい躍動感あるスキルが多いのが見ていて楽しい。サマーソルトキックは見た目も派手だが、ダメージもかなり大きい。ちなみにナックル装備と連携するペット、ブラックタイガー装備時に取得できるスキルだ

 そしてペットだ。ペットについてはメニューの「図鑑」からペット図鑑を開き、星1、星2のペットの中から自分の新しい武器に対応するペットを探して、そこへ狩りにいくのがいいだろう。個人的な感覚では、2~3時間ほどオートで狩りを続けていれば、1匹くらいはペットがゲットできる。ペットのいる場所については、図鑑内の「獲得場所」を開けば、そこに出現場所が書かれているだけではなく「移動する」ボタンも付いているので、これを押す事で自動で目的の場所までダッシュしてくれるため、方向オンチの筆者としてはありがたい。

 新たな職業に合わせた新装備やペットが揃わないうちは、あえて1つか2つ前のエリアにまで戻って、カードを稼いだり、ペット狩りを先にやるというのも有効な方法だ。本作では転職してもレベルリセットは行なわれない。また、防具については、殆どがこれまでと同じものを引き続き利用できるため、全体の戦闘力は低下すると言っても、レベル1に戻るわけではないので、ちょっと前のエリアなら問題なく戦える状態を維持している。

 そんなわけでモンクをチョイスしてしばらく使ってみたが、とにかく繰り出すスキルがどれも自身の体を激しく動かす躍動的なスキルが多いので見ていて楽しい。サマーソルトキックやジャンプしながら繰り出すアッパーカット(昇竜拳かな?)、クルクルと回転しながら敵を蹴り倒し続ける技(竜巻旋風脚?)、または溜め撃ちのようなモーションでかなり遠くの敵まで攻撃できる気功の技(波動拳のように気弾が飛ぶわけではない)など、モンクらしいスキルが用意されている。3頭身くらいのかわいらしい「ゆめラテ」キャラが小気味よく動いてこうした技を繰り出すのは見ているだけで癒される。

 なお、「ゆめラテ」世界の全プレーヤーの総合戦闘力ランキングを見ていると、シールダー系については割とモンクよりも武器が継続利用できるテンプルナイトを選ぶ人が多い印象だ。ランキング上位にくるようなプレーヤーの多くは武器も最高レア度の物を持っていたり、星3ペットがマッチングしていたりと、装備変更がネックになる事が多そうだから仕方ないところだろう。一方であえて転職せずにシールダーのままの人も少数ながらいるようなので、ゲームの世界でも転職は計画的に、ということだ。

マルチダンジョンで戦えるボスキャラたちはいずれも倒すと低確率でペットとしてドロップできる。図鑑で確認すると、ナックル装備に対応するのはスフィンクスだった。結構な回数を戦っているが1度もドロップした事がないのは運が悪いのか、回数が足らないのか……
目の前の敵に気をまとった拳で大ダメージを与える「豪烈手」。見た目も派手でカッコいいし、ダメージもかなり高い

謎の世界「エリシオン」とは? 小人の暮らす異世界での戦い

 レベル40で転職を終え、レベル41になると挑戦メニューのガイドには新たに「エリシオンへ行こう」という項目が追加される。ガイドをたどると、ベロスの街にある「時空間の連結の輪」という意味深なポータルがアクセス可能になっており、レベル41以上になるとここから「エリシオン」に行くことが可能になっている。なお、同じような形状の建造物は各都市に存在しているが、実際にエリシオンに行けるのはベロスの街の物だけのようだ。

 エリシオンは、時空間の連結の輪、の名前の通り、主人公とイリスたちが冒険してきた現在の場所とは異なる別の世界だ。ポータルにアクセスすると、そこには1人の女性「シオン」がおり、彼女に話しかけることで、エリシオン世界での不思議な旅が幕を開ける事となる。

ベロスの街にある「時空間の連結の輪」。ここがエリシオンの入口になっている
時空間の連結の輪の空間は大小の歯車だけで構成された狭いフロアがあり、ただ1人、シオンが佇む
オッドアイの瞳が美しいシオン。エリシオンの住人であり、管理者と名乗っている

 初めてエリシオンを訪れた筆者はその不思議な空間が持つ雰囲気に魅了された。最初のエリアである、時空間の連結の輪、は文字通り、こことは違うどこかに繋がっていそうなポータルと、大小様々な歯車で構成された不思議なエリアであった。大小さまざまな歯車で構築されたビジュアルがシンプルにカッコいい。

 そこに1人佇む「シオン」という女性キャラクターに声をかけると、彼女自身も明らかに普通の世界とは違う次元にいるような雰囲気を醸し出す不思議な謎の女性だ。話の内容もなんとなくわかるようなわからないような不思議な言葉をこちらに投げかけてくる。その言葉は時に丁寧であり、時に残虐な印象もあり、キャラクターが掴みきれない。

 こうした不思議な会話を挟みつつ、リリパットの都市に行くと、そこには全体的に小さな建物が立ち並ぶ不思議なエリアが広がる。最初のうちは遠くの街が小さく見えているだけなのかな? とも思ったが、よくよくシオンの話を聞いていると、このエリアに住む人々は全て小人だというのだ。そんな小人たちを相手に何をするのかは、その場にいる「シオン」に再度声をかけることで、多くのクエストが受けられるようになる。

 現時点では最初にやってくる「リリパット都市」のほか、都市の奥からさらに移動できる「迷夢の祭壇:海」と「迷夢の祭壇:森」でそれぞれ不思議なクエストが受けられる。必要レベルはレベル41以上だが、「迷夢の祭壇:森」のみレベル50以上が必要となり、かなりハードなクエストが用意されている。

 実際の小人たちの世界に入ってみると、小人たちが群れになって攻めてくるといった様子は目に入ってこないが、小人たちが操る帆船や気球、砲台などが出現し、プレーヤーと激しく争う事になる。針のようなサイズの弓矢が飛び交い、ボーリングの弾くらいのサイズの小型の大砲の弾が飛び交う中、これら小人たちの操る乗り物たちを撃破していく様子は正に「ガリヴァー旅行記」の第一篇、「リリパット国渡航記」そのものだ。こちらが負けたらこの小人たちに縛られてしまうのかもしれない。また、ガリヴァーでは見かけなかったが、小人たちが組体操のようにそれぞれの肩に乗って巨大な「小人壁」を構築して攻撃してくるのはユニークなアイデアで面白い。

 現時点ではエリシオンで依頼される全てのクエストをクリアしても、特にボスが出現するなどの展開はなく、説明を聞いていてもこのエリシオンでの冒険がまだまだ終わる様子がないのがわかる。そもそも現時点ではどの世界もリリパットであり、出てくるのは小人たちばかりなので、今後は、小人とは反対の巨人ばかりの国や、更に異なる不思議な国に行くことができるようになるのかもしれない、などと想像を膨らませるのが楽しい。

リリパットの街はどの建物もちょっと小さい。ここにいるシオンに声をかけることで、リリパット都市のエリシオンクエストが受けられる
小人の操る帆船とバトル! 小人たちの繰り出す矢をかわして帆船を撃破だ!
後半になると大砲で攻撃する砲撃隊や気球で飛び回る飛行隊も登場する

 エリシオンの世界ではクエストをクリアしてもElyやダイヤなどの現世のおカネはもらえない。代わりに「シオンの種子」と呼ばれる謎の種が入手でき、この種子を使ってエリシオン内の「シオンの商店」で各種アイテムと交換が行なえる。

 現時点でシオンの商店で交換可能なアイテムは現世でも利用できる既存のアイテムばかりだ。ただし1つだけ「ソムニアトル称号の巻物」という布の素材があり、これは他では手に入らない貴重な素材アイテムだ。これを100個集める事で「ソムニアトル」称号を得るのに必要な「ソムニアトル称号の巻物」が製作できるようになる。他にもペット強化素材や、色々な物と交換できる「Lコイン」などもシオンの種子の交換対象なので、不足する資金調達などにも役に立つ。

 シオンの種子は一定の期間が経つと全てリセットされてしまう。そのため、期間が過ぎる前に貯めた種子は全て何かしらのアイテムに交換した方がいい。筆者は実際に交換するのを忘れており、最初に集めた大量の種子をなくしてしまった。

 また前述の行けるエリアについても、必要レベルに到達すると何の前触れもなく出現している。筆者が最初にエリシオンを訪れたのはレベル45の時だったが、その時は2つしか存在していなかったポータルが、レベル50を過ぎてからやってくると、1つ増えているのが確認できたが、それについてのアナウンスなどは特になかったからだ。

 エリシオンの難易度自体は必要レベルに到達していれば戦えるくらいのものなので、さほど心配する事はないと思うが、必要レベルと自身のレベル差が少ないほどポーションの消費量が激しくなる。また、クエストの達成条件も特定の敵を100体以上退治する必要があるなど、全てのクエストをクリアするにはかなり長い滞在時間が必要になる。デイリークエストやデイリーミッション、素材ダンジョンなど、その日のうちにクリアしておきたいところは一通りクリアしてから、1日の残り時間を使ってゆったり攻略していくのがいいだろう。

 エリシオンは不思議な空間だ。そのため、この先どのような世界が展開するのか想像がつかないし、通常の世界のストーリー更新に伴って、さらに行ける場所が追加されたり、何の前触れもなく新しい世界が開く可能性も十分に考えられる。エンドコンテンツと言われるエルシオンは、「ゆめラテ」をプレイし続ける上ではこまめにチェックしておきたい謎の空間だ。

エリシオンのクエスト報酬は全てシオンの種子だ
シオンの種子は、シオンの商店でのみ利用できる。パズルなどの普通のショップで購入できるアイテムのほか、称号を獲得するためのソムニアトル称号の巻物素材も交換できる。この巻物を製作するには100個の素材が必要になるので、1回だけでは集めきれない。期限がすぎるとリセットされるので、こまめな交換が必要だ
リリパット曲芸隊や特攻隊はよく見ると、9人の小人たちが組体操のように組んで大きく見せているようだ。リリパット国の敵たちもレイド化で巨大化するので、こうなると小人なんだか普通のサイズなんだかよくわからない

レアペットやレアアイテム探しなどやる事尽きない「ゆめラテ」ワールド

 今回はレベル40以降で利用できる転職システムについての話と、レベル41以降に参加できる「エリシオン」という不思議な世界について紹介してきた。だが、本作は基本的にはMMORPGだ。やはり追求すべきは自身の更なる強化が主な目的になっていくだろう。

 「ゆめラテ」では職業毎などの戦闘力のランキングをメニューから常時確認することができる。モンクである筆者の現在の「シールダー系」内のランキングは331位で、全体を通してみると2,370位とまだまだ上を見上げるときりがない状態だ。そのトップランカーたちの状態を見てみると、背景が赤色の最高ランクのコスチュームで全身が覆われていたり、星3ペットが2匹など、通常のプレイだけでは及ばない領域のプレーヤーたちがそこにいる。

 ちなみにコスチュームは強化する手段が「合成」しかないため、背景が白の1等級のコスチュームを3つ集めて合成する事で、背景が緑色の2等級に、それを3つ集めて合成すると青色の3等級、さらに3つ合成で紫色の4等級となり、それを3つ合成してようやく5等級の赤色コスチュームが誕生する。コーデショップで販売されているコスチュームについてはいきなり3等級の物が販売されているので、これらを購入して合成すれば比較的容易に赤色コスチュームをそろえる事も可能だ。

 しかもこれら合成の工程で得られるコスチュームは、同じ等級の同じコスチュームを3つ合成する場合のみ、同じコスチュームの等級を1つ上げられるが、等級は同じで異なるコスチューム同士で合成するとランダムでコスチュームが生成される。等級の異なるコスチュームは一緒に合成できない。そのため、お気に入りの赤色コスチュームを手にするには、製作で大量の1等級コスチュームを作成し、それをガンガン合成して仕上げていくか、コーデショップで3等級のコスチュームをダイヤで購入し、それを合成するなどする必要があり、かなり手間がかかるし、素材やダイヤなどもガンガンと吹っ飛ぶ。

 筆者は試しに1等級のコスチュームを大量に作成して合成してみたが、4等級の紫コスチュームを作成するので精一杯だった。どのくらいの強化に繋がるのか興味があったので、コーデショップにてダイヤで購入したコスチュームを合成するなどして、1つだけ赤色コスチュームを作成してみた。同じコスチュームを3つずつ揃えられるほど多くの素材は用意できなかったため、3つとも異なる素材を合成するランダム合成だが、新たに登場した赤背景の5等級パジャマズボンは、通常の1等級、2等級コスチュームにはステータス変化がないのに対して、この5等級パジャマズボンを1つ装備するだけで、戦闘力が4,200も増加したのだ。

 コスチュームについては、素材を集めまくる事で、地道にやれば5等級のアイテムを「製作」のみで仕上げる事も可能なので、フィールドでひたすら素材を持っているモンスターを倒して稼ぎまくるというのもアリな挑戦だ。

先日のハロウィンイベントでは限定衣装が作成できた。このようにダイヤを使わなくてもコスチュームが手に入るイベントがあるので、今後も「ゆめラテ」からは目が離せない。今回のイベント限定コスチュームについては、筆者は全部作成できたが、今回赤コスチュームを作る際に全部合成してしまってちょっと後悔しているところ
ダイヤで購入する場合、1着で1,000ダイヤかかるが各部位セットで購入する場合、割引が適用されてお得だ
ということで、ついカッとなって赤コスチューム作ってみた。1等級のコスチュームを大量に作成して合成を繰り返してみたが、全部合成しても4等級までしか上げられなかったので、足らない分はダイヤで買った衣装で補った。その結果、装備すると4,200も戦闘力がアップした! これは集めたくなるなぁ

 他にもベースのステータスは、前回も話題にしたカード集めなどである程度底上げする事ができる。また、装備については、最高レア度の武器や防具を最大レベルに上げて、パズルも大量に装備し、そこから研磨を行なって強化しているようだ。昇級というさらに強化する手段もあるが、最高レア度の装備の昇級には、同じ装備がもう1つ必要になる上に、戦闘してもめったにドロップしない超激レア素材が昇級で必要になるため、これを手に入れるのにもかなりの苦労が伴う。ちなみに筆者はまだ1度もお目にかかった事がない。

 他にもドロップで入手できるレアペットとして、マルチダンジョンで登場するボスたちがいる。マルチダンジョンに登場するボスキャラたちはいずれも低確率ドロップでペットとして入手できるのだ。いずれも星2ペットのため、フィールドで手に入る星1ペットよりも強力な上に、マルチダンジョンを毎日回る事で、手に入る可能性があるので、これは毎日挑戦していきたい。これも筆者は自分の手元には一匹もいない。以前他のプレーヤーと一緒にマルチダンジョンを回っている時にドロップしたのを見かけた事がある程度だ。割と毎日回っているので、引きが悪い可能性が高い。

 MMO RPGに終わりはない。だが、果てしないバトルの繰り返しと素材集めの先にはさらに強くなった自分の愛しいマイキャラが待っている。こうした日々のバトルや素材集めなどを継続して楽しむためには、孤高のまま1人で強くなる自分を見つめながら楽しむというやり方もアリだと思うが、チャットでフレンドを増やしたり、会話が弾むようなギルドに顔を出して、そこの仲間たちと話をしたりといった選択肢もある。どちらが正解、どちらが楽しい、という話ではなく、色んな楽しみ方があるからこそ、色んなプレーヤーが集うのだ。MMO RPGである、ゆめかわRPG「ゆめいろファンタジー ラテール」にはそんなみんなの楽しめる居場所になるべく、今後もイベント更新など、楽しい仕掛けを次々と展開していってほしい。

前回も紹介したカード集め。筆者は現時点で最終エリアのエルバ以外の全ての都市のカードをコンプリートできた。ポーションをほとんど使わずに素材やカードが貯まるので稼ぎに数日かけるというのも悪くない印象だ
武器や防具はレベルMAXにした後、昇級でさらに強化できる。星1~3までの装備はElyを払うだけで昇級できるが、最高レア度のURのみ、同じ装備がもう1つ必要な上に、マルチダンジョンでしかドロップしないレアアイテムやエリシオンでしか手に入らないレアアイテムが必要となる。そのため、これら防具を昇級しているプレーヤーはあまりいないようだ
「アントクイーン」など、曜日ミッションでしか登場しない巨大ボスも多く存在する。