【特別企画】
超軽量ゲーミングマウス「Xtrfy M4」インプレッション
わずか69gという軽さでマウスの使用感はどこまで変わる?
2019年11月15日 00:00
Xtrfyは、ゲーミングマウス「Xtrfy M4」を11月15日に発売する。価格はブラックが7,670円(税別)でレトロが8,970円(税別)、その他のカラーは8,450円(税別)。
「Xtrfy M4」は、ここ最近で流行りをみせている軽量マウスのひとつ。本体に穴だらけの肉抜きデザインを採用することで、わずか69gという圧倒的な軽さを実現している。
今回、発売に先立ち「Xtrfy M4」を使用することができた。筆者が69gともなる軽量マウスをさわるのは「Xtrfy M4」が初めてのことだ。平均的な重量のマウスから軽量マウスへ移ると、使用感がどれほど違うのかインプレッションをお伝えしたい。
トップクラスの軽さ! 「Xtrfy M4」のスペック・形状
まずは「Xtrfy M4」のスペックをみてみよう。
「Xtrfy M4」の主要スペック | |
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形状 | 右手用・エルゴノミクス |
カラー | ブラック、ホワイト、レトロ、マイアミブルー、ピンク |
重量 | 69g (ケーブル除く) |
CPI設定 | 400/800/1,200/1,600/3,200/4,000/7,200/16,000 |
ポーリングレート設定 | 125/500/1,000 Hz |
IPS | 400 |
最大加速度 | 50G |
接続 | USB |
対応OS | Win XP以降、 Mac OSX 10.1 以降 |
「Xtrfy M4」は有線接続で、CPIは400より16,000まで、ポーリングレートは125Hzより1,000Hzまでと、ここまでは標準的なスペック。やはり目を引くのは、重量69gと非常に軽量なことだ。69gという軽さは、軽量マウスと呼ばれるマウスの中でもトップクラス。ちなみに、筆者が普段使っているロジクールの「G502」は重量124gなので、「Xtrfy M4」との差は55gにもなる。これは、おおよそタマゴ1個分の重量に相当する。
「Xtrfy M4」のデザインだが、左右非対称で右手用の形状となっている。マウスを右手で使う人には違和感なくフィットするだろう。また、軽量化のために穴だらけの肉抜きデザインとなっている。使用中は気にならないとはいえ、穴ぼこ模様が苦手だという人も一定数いる。筆者もそのひとりではあるが、実物を見るとさほど嫌悪感はない。とはいえここは個人差があるだろう。
ちなみに、「Xtrfy M4」はマウス本体に備えられたボタンでCPIとポーリングレート、LED設定を行なうことができる。ただし専用ドライバは提供されないので、キーの割り当て変更やゲームごとにプロファイルを作成する、といった細かい設定を行なえないのは少々残念だ。
使用感には違和感なし。にぎってすぐ馴染む「Xtrfy M4」
「Xtrfy M4」を使用してみて驚いたのは、やはりその軽さだ。今回使用感を確かめるためにプレイしたゲームはMOBAとFPSの2ジャンルだったが、どちらも違和感がなく、すぐに馴染んだ。とにかく動作が軽いので、とっさのエイミングにもマウスがすんなりついてきてくれる。「Xtrfy M4」を使ってからというもの、普段使っているマウスを重く感じるようになってしまったほどだ。
ホイール部分は、コロコロコロッという感じでやや柔らかめの印象。あまり力を入れずとも操作できる柔らかさでありながら、ホイールボタンを押す際に誤って操作してしまうことはなかった。
ひとつ欠点をあげるとすれば、サイドボタンの少なさだろう。サイドボタンに目いっぱいキーを割り当ててプレイする筆者にとって、サイドボタンが2つだけなのは少なく感じてしまう。
それでも「Xtrfy M4」は、筆者にとって衝撃的なマウスであったことは間違いない。実は「Xtrfy M4」を使用するまで、マウスが軽くなることでどれほど使用感に影響があるのか疑問だった。今までマウスを重いと感じたことはないし、動かす力加減を意識したこともなかったからだ。しかしながら、「Xtrfy M4」を使うとその考えは間違いだったことがわかった。普段使っているマウスに違和感を覚えるほど、「Xtrfy M4」は手に馴染むのだ。軽量マウスを購入しようと思っている人は、「Xtrfy M4」を1度手にとってみることをおすすめする。