【特別企画】
アジア圏で大人気の三国志アプリがいよいよ日本上陸!! 「三国烈覇」ファーストインプレッション
2019年6月28日 00:00
- 2019年夏 配信予定
- 利用料金:無料(アイテム課金制)
三国志を題材としたスマホアプリにはさまざまなタイトルがあるが、GAEが2019年に配信予定のAndroid/iOS用シミュレーションRPG「三国烈覇」も、そんな三国志系アプリの1つだ。実はこの「三国烈覇」、中国、シンガポール、マレーシアなどではすでにリリース済みとなっているのだが、それが今回、ローカライズを経ていよいよ日本でも新タイトルとして登場するというわけだ。
本作の面白さは「三国志に登場する好きな武将を集めて育て、最強の軍団を作る」という、いわば三国志ドリームチームを作れる部分にあると言える。また、戦闘がリアルタイムSLG形式になっていることで戦略的な要素も楽しめつつ、戦闘の時間は短いのでゲームテンポの良さも抜群だ。今回は、そんな「三国烈覇」を先行プレイする機会を得られたので、さっそくその感触をお伝えしていきたい。
乱世を生き抜く主君となり、武将を集めて天下を取ろう
まさに三国志系ゲームの王道を行く「三国烈覇」だが、まずはその世界観から紹介していこう。こちらは言わずもがな、三国志の時代をゲームに反映させたものであり、プレーヤーは群雄割拠の時代の君主となって、大まかな部分で三国志の物語をなぞりつつオリジナルのストーリーが展開していく。
そんな「三国烈覇」のをプレイして最初に驚かされるのがプレイフィールドの作り込み具合だ。その世界はMMORPGかと見紛うばかりで、主人公のキャラクターのみならず、街の施設やNPCまでもが3Dモデルで表現されているのである。とくに、街については最初のうちはどこに何があるのかわからないほど広い、気合の入った作り込みようだ。メインコンテンツが戦闘にあるシミュレーションRPGなだけに街などは2Dベースで表現してもよさそうなものだが、そこは世界観をリアルに表現するため妥協なく作品を仕上げた結果、ということなのだろう。
三国志は登場するキャラクターの多さが魅力の1つだが、本作でも数多の武将をプレーヤーキャラクターの配下として扱うことができる。すべての武将はカード化されていて、もちろん各武将のビジュアルもチェックすることが可能だ。なお、現時点ではリアル志向のグラフィックスで描かれた美男美女や豪傑タイプの武将が多いが、今後、ビジュアルにはさらに力を入れていきたいということで、日本のプレーヤー向けに描き下ろしを行なっていくようだ。こちらもどのようになるのか期待したい。
各武将の成長要素としては「昇級(レベル)」、「兵装(武具)」、「昇格(アクティブスキル開放)」、「魂使(パッシブスキル開放)」といったものが存在し、それぞれに強化用の素材が必要となるなど、じっくりとしたキャラクター育成を楽しめるようになっているのが特徴。武将が強くなるほどレアな素材を要求されるため、どれだけ素材を効率よく集められるかがカギになりそうだ。
そうして成長させた武将は、プレーヤーの軍を支える兵士となる。最大5人の武将(5部隊)までを同時に出陣させることができ、各部隊のリーダーたる武将にはそれぞれ軍師、副将といった従者を武将のレベルに応じて4人まで配置可能だ。しかも、リーダーとストーリー上重要な位置づけにある武将を配置すると無関係の武将を配置するよりも効果的に軍を強化できる、という三国志マニアにはたまらない要素も用意されている。
そんな武将たちは「ステージ」という、ストーリーに沿って話が進むモードをクリアしたり、ガチャを回したりすることで手に入る。ご多分にもれず「強い」、「かわいい」、「かっこいい」タイプの武将は大半がガチャから出現することになるが、1日5回まで無料でガチャを回せるほか、ゲームをプレイしていると入手できるアイテムでもガチャが利用できたりするので、うまく活用して好みの武将を集めていきたい。
ちなみに、武将たちのキャラクターボイスについては緑川光さん、福山潤さん、花澤香菜さん、日野聡さんなどの豪華声優陣が担当しているとのこと。どの武将にどんなボイスが当てられているかは聞いてみてのお楽しみだ。
ステージでは敵対する軍隊と戦うことになる。このときの戦闘はリアルタイムシミュレーションのような形で行なわれるが、プレーヤーが行なうのは戦闘前の陣形や戦法を決めることと、任意のタイミングでスキルを発動することだけ。部隊は自動的に敵を攻撃してくれるし、あらかじめ設定をしておけばスキルもオートで発動するので、見ているだけでも戦闘は進んでいくラクラク仕様だ。
プレーヤーキャラクターたる主君についても少し解説しておくと、この主君は武将とは別の扱いになっており、戦闘に出たりすることはないようだ。ただし、独自のパラメータとしてレベルが用意されていて、このレベルは武将の強さの限界ともなっている。例えば最大レベルが80の武将をガチャで手に入れたとしても、主君のレベルが10であれば、その強力な武将もレベル10までしか成長させられない、というわけだ。そのため、強い軍隊を作るならまずは主君のレベルを上げることが何よりも優先されることになる。
主君のレベルの役割はもう1つある。それは、各種コンテンツのアンロックするためのカギだ。本作のコンテンツのほとんどは、主君が特定のレベルになるか、ステージ(ストーリーを進めるためのコンテンツ)をクリアすることで開放されていく。そうしてプレイできるようになった新コンテンツが「三国烈覇」をさらに効率よくプレイするための要素となるのである。
今回、筆者はレベル20、第5章の終わりまでプレイしてみたが、そこまでにアンロックされた主なコンテンツには箱庭的要素がある「領地」、ストラテジーゲーム的な趣のある「世界地図」、仲間と一緒に天下を狙える「ギルド」、他のプレーヤーデータと対戦ができる「競技場」といったものが開放された。
とくに「領地」と「世界地図」は、合わせて見るとストラテジーゲームを想起させる作りであり、これにしっかりしたPvPの要素が用意されているのであればメインコンテンツたるシミュレーションRPGとは別の、もう1つの「三国烈覇」と言えるようなボリュームで楽しめるコンテンツだろう……という印象を受けたのだが、さてどうなることか。
ざっと説明してきたが、ここまででも「三国烈覇」が従来の三国志ものと比較してもユニークなシステムを備えていることがおわかりいただけたかと思う。今回プレイした範囲だけでもかなり楽しめたので、あとはリリースされたときにどのぐらいのクオリティに仕上がっているかが人気の分かれ目となりそうだ。本稿を読んで本作のことが気になったのであれば、迷わず事前登録をしておくことをオススメしておきたい1本である。
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