【特別企画】
「FF」ファンの皆さんお待たせしました! 「FFXIV: 漆黒のヴィランズ」総復習
ストーリー、世界観、そして新たな敵! 新ジョブ、新種族などもまとめてお届け
2019年6月26日 00:00
- 【FFXIV: 漆黒のヴィランズ】
- 6月28日アーリーアクセス開始
- 7月2日正式サービス開始
- 利用料金:1,280円(30日、税別)より
スクウェア・エニックスのプレイステーション4/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の3つ目となる拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」がいよいよ7月2日に発売される。昨年11月にラスベガスで開催されたファンフェスティバルで発表されて以来、約7カ月間の間に様々な情報が公開され、そのたびに多くのファンが期待を膨らませてきたはずだ。
発売を直前に控え、今回は「漆黒のヴィランズ」に関して、これまでに発表されてきた新要素の総まとめをお送りしたい。情報は世界中のイベントで発表されてきたため、早朝や深夜に発表されたものは見落としているかもしれない。これから始まる冒険に備えて、今一度、「漆黒のヴィランズ」の全容を感じて欲しい。
新たな冒険の舞台となる「第一世界」
「漆黒のヴィランズ」では、光の戦士はこれまでの冒険の舞台だった原初世界を離れて、“14の鏡像世界”の1つ「第一世界」へと旅立つ。第一世界でもかつては光と闇の対立が続いていたが、光の勢力が闇を圧倒した結果、光の氾濫が起こってしまう。世界からは夜が消え、罪喰いという異形のモンスターが人間の生活圏を脅かしている。残された人々は、ある者は諦めずに抵抗を続け、ある者は残された日を享楽にふけっている。光の戦士は、最後の抵抗拠点であるクリスタリウムという都市に降り立ち、そこから第一世界を救うための戦いに赴くことになる。
【ストーリー】
アラミゴとドマをガレマール帝国の支配から解放し、ハイデリン全土に名を轟かせる英雄となった光の戦士。しかし、その一方で英雄を支える"暁"の賢人たちは、謎の呼び声によって次々と倒れてゆく。
ついに激突する帝国軍と反帝国連合軍。その戦いの最中、光の戦士は呼び声によって、新たな世界へと旅立つのであった……。そこに待つのは、破滅の運命か、それとも漆黒の希望か――。
光の戦士の冒険は、ついに次元の狭間を飛び越え、光の氾濫によって滅びゆこうとしている第一世界「ノルヴラント」へと至る。そこは、これまでの冒険世界と似て非なる災厄の根源となる土地だった。光の戦士は闇の戦士となり、世界に夜の闇を取り戻す戦いに挑む。
多数追加される新エリア
ノルブラント
「光の氾濫」によって滅びつつある第一世界において、唯一、生命の存在が許された残存領域。共通の祖を持つ原初世界の「エオルゼア」とは、よく似た地形や環境を有しているが、異なる時を刻んできただけに、歴史や文化は大いに異なる。
クリスタリウム
ノルヴラントの中央部「レイクランド」に築かれた、反抗都市。「クリスタルタワー」と呼ばれる不可思議な水晶の塔の下に、多種多様な種族の人々が身を寄せ合って暮らしている。この街こそ、人類の脅威「罪喰い」との戦いを続ける、最後の砦なのだ。
レイクランド
大いなる「始まりの湖」の周囲に広がる雄大な湖水地方。古の時代より、エーテルの濃い土地とされ、先住民エルフ族の聖地とされてきた。今では反抗都市「クリスタリウム」の統治地域として、罪喰いとの闘いにおける最重要地域となる。
ユールモア
コルシア島の大半を領有する、快楽都市。強力な軍隊を保有し、かつては罪喰いとの戦いの先頭に立っていたが、近年、代替わりした元首が方針を大胆に転換。その上層では、滅びゆく世界から目を背けた富豪たちが、享楽に溺れながら過ごしている。
ラケティカ大森林
樹齢千年を超える大樹が、そこかしこに林立する大森林地帯。はるか昔、優れた魔法文明を誇った古代ロンカ帝国が、首都を置いた土地であり、鬱蒼とした木々に隠れ、石造の遺跡が今も残されている。
イル・メグ
山岳部に広がる高原地帯であり、以前はフッブートと呼ばれる王国が栄えていた。しかし、「光の氾濫」を境に、人々が他地域へと去ったことで、今ではピクシー族に代表される妖精たちの郷となっている。
アム・アレーン
ノルブラント南部に広がる荒涼とした砂漠地帯。ただでさえ人が暮らすには過酷な環境であることに加え、その南端において「光の氾濫」が食い止められたことで、生命が存在し得る限界点となってしまった。
コルシア島
ノルブラントにおいて最大面積を誇る島であり、その大半を快楽都市「ユールモア」が領有している。比較的、罪喰いの被害が少ない地として知られ、身の安全を求めて多くの難民たちが押し寄せているという。
新種族として、ピクシー族、ン・モウ族、ドワーフ族が登場
ドワーフ族
コルシア島のグルグ火山を根拠地とする小柄な種族。採掘と冶金の技に優れ、精巧なカラクリを製造する。保守的で掟にうるさく、めったに領地から離れることはない。実はこの世界でのララフェル族。
エリア攻略要素と「F.A.T.E」の位置付け見直し
「漆黒のヴィランズ」ではスタート当初のエリアは全て光の氾濫によって夜や天候の変化が失われた状態になっている。メインストーリーの中でそのエリアの大罪喰いを倒すと夜や天候を取り戻すことができる。プレーヤーごとの進行度に合わせて環境が変わるので、それぞれのプレーヤーが自分のペースに合わせてストーリーを楽しむことができる。
またこれまではフィールドのレベリング要素という位置付けだったF.A.T.E.が、そのエリアの世界観を知ることができるコンテンツへと変化する。これに合わせて、これまであった「攻略手帳」の「F.A.T.E.:地域制覇」と「F.A.T.E.:攻略種類数」が削除される。
新ジョブ「ガンブレイカー」と「踊り子」
「漆黒のヴィランズ」ではタンクジョブの「ガンブレイカー」と、遠隔DPSの「踊り子」が新ジョブとして実装される。
ガンブレイカーはガンブレイドを武器に戦う。ガンブレイドは帝国兵も武器として使用するが、ガンブレイカーの使うガンブレイドはより「FFVIII」の設定に近いものになっている。
踊り子は、投擲武器を使った遠隔攻撃の他に、ダンスによってパーティの技能を底上げするバッファーとしての能力を持つ。今回、全体的にシナジーが引き下げられている中、大きなシナジー能力を有する唯一のジョブだ。
ガンブレイカー
北州イルサバード大陸南部のはずれに位置する辺境の地。当地で暮らすロスガル族は、剣のような刀身に、銃のようなグリップを併せ持つ、奇妙な武器を継承してきた。特殊なシリンダーに魔力を込め、引き金を引くことで一気に解放して、刀身より魔法的効果を発揮する。古の女王「グンヒルド」の親衛隊が用いたというその武器を、彼らは「グンヒルドの剣」――すなわち「ガンブレード」と呼ぶ。ガレマール帝国軍が用いる同名の武器とは、ルーツも構造も異なる存在なのだ。
新種族「ヴィエラ」と「ロスガル」
新種族として「FFXII」にも登場する「ヴィエラ族」と、獣面の「ロスガル族」が実装される。今回はヴィエラ族は女性のみ、ロスガル族は男性のみの実装だが、出てこないだけでそれぞれの男性と女性もいるようだ。
「ヴィエラ族」には「ラヴァ・ヴィエラ」と「ヴィナ・ヴィエラ」、「ロスガル族」には「ヘリオン」と「ロスト」という部族が存在する。
ヴィエラ
オサード小大陸の少数民族で、その名は「森の民」を意味する。古来より、森の奥深くで独自の共同体を築いて暮らしてきた歴史を持ち、近年まで多種族の生活圏に姿を現すことさえ少なかった。特に成人男性は単独での放浪生活を送るしきたりのため、目撃例すら稀である。なお、外見はヒューランやエレゼンに近しいが、耳が大きく発達しているのが特徴的。
ラヴァ・ヴィエラ
森の暗がりに溶け込む褐色の肌を有するヴィエラの部族。自らを聖地たるゴルモア大密林を守る「森の護人」と定め、許可なく立ち入る者には、容赦なく槍と矢を以て応じる。旧ダルマスカ王国の支配下にあっても、自治領を認められ、旧来の暮らしを保っていたが、外界へと進出した者もいたようだ。
ヴィナ・ヴィエラ
山を彩る冠雪のような白色の肌を有するヴィエラの部族。スカテイ山脈南側の山腹周辺を根拠地として、外界との接触を断ち、今も古くからの狩猟採集生活を続けている。そんな古来からの生活を捨て、山を降りた者もおり、戦乱の余波を受けて、一部がエオルゼアへと旅立ったという。
ロスガル族
イルサバード大陸に由来する民族。発達した筋肉に鋭い爪や牙を持ち、その顔つきは獅子や豹を思わせる。その容姿ゆえに古代においては野蛮な民と見られ、多種族との争いが絶えなかったが、共通語が浸透するにつれ相互理解が進み、次第に交流が増えていった。なお、男女の出生比率に極端な偏りがあり、女性を見かけることはほとんどない。
ヘリオン
暖色の毛並みを有するロスガルの部族。イルサバード大陸南部のボズヤ地方にて、女王を中心に暮らしていた。彼ら自身の言葉では部族を表す語は存在していなかったが、ひとりの女性指導者を中心に、多くの男性が行動する社会構造を、太陽を中心にめぐる彗星に喩え、共通語では「ヘリオン」と呼ぶ。
レベルキャップ解放とバランス調整
拡張では恒例のレベルキャップの解放が行なわれる。今回はレベル80まで引き上げられ、新たなアクションが追加される。新たなトームストーンとして「魔典」と「幻想」が追加され、新たなギャザラー&クラフタースクリップとして「白貨」が追加される。
また、これに合わせて既存のアクションの大規模な整理やバランス調整も行なわれる。バトルバランス調整では、タンクの攻撃スタンスやヘイトコンボが削除されるなど、特にタンクロールには大きな変更が入っている。また、メインパラメーターのマテリアが廃止され、現在ささっているものは「漆黒のヴィランズ」スタートと同時に無効となる。
ロールクエストとジョブクエスト
これまでジョブごとにあったジョブクエストに変わってタンク、ヒーラー、ファイター系DPS、ソーサラー系DPSという4種類のロールに対応したクエストが用意される。ロールクエストは、かつて第一世界を救おうとエオルゼアにやってきた闇の戦士たちの足跡を追うストーリーとなっており、メインストーリーをクリアするために、いずれか1種のクエストを必ずクリアする必要がある。すべてのロールクエストを1人のキャラでこなすことも可能なので、それぞれの角度から第一世界の英雄だった彼らの物語を味わうことができる。
なおジョブクエストはレベル80になってからのサブストーリーとして全ジョブに実装される。
「強くてニューゲーム」実装
現在のクエストの進行状況やジョブレベルはそのままに、コンプリート済みのクエストをもう一度遊べる「強くてニューゲーム」が実装される。ジャンプポーションで飛ばしたメインクエストを後からゆっくり追いかけたり、ストーリー中でしか遊べない特別なバトルコンテンツをもう一度遊ぶことができるようになる。
フェイスシステム
「漆黒のヴィランズ」のメインストーリーに登場するダンジョンで、「暁の血盟」のメンバーらNPCと一緒にダンジョンを攻略することができる新システム。NPCにはダンジョン専用のAIが組まれており、それぞれの性格にあった個性的な動きを見せてくれる。ストーリーに関するセリフを口にすることもあり、メインストーリーの世界観を楽しむため、また慣れていないロールの練習用と様々に活用できる。
入場は初回はダンジョン入り口にいるNPCに話しかけることで、それ以降はメニューの中から専用のUIを呼び出してそこで入るメンバーを選んで入場する。即入場できる利点があるが、中での効率はプレーヤー同士のパーティよりも若干時間がかかるようバランス調整が行なわれている。
調度品レビュー実装、ミラージュドレッサーとプレートの数が増加
購入前の家具や庭具を実際に配置して見ることができるようになる。家具のサイズの確認に仕えるほか、染色ののプレビューもできる。
ミラージュドレッサーの収納数は200から400に増加する。ミラージュプレートの枚数も10枚から15枚へと増加する。
8人用レイド「希望の園エデン」
8人用の新コンテンツ。まだ詳細は不明だが「次元の狭間オメガ」の時のようにコンテンツ内にロビーが用意されていることが判明している。また、野村哲也氏デザインの「ガイア」という女性キャラクターがキーマンとして登場する。パッケージ発売から2週間後にノーマルが解放され、さらにその2週間後に零式が解放される。
「光の氾濫」によって浄化された領域「無の大地」。莫大な光の力によって生命の源たるエーテルが変異した結果、全ての属性が失われ、ただ白化した荒野が続く。そんな死の世界に、属性の力と希望を取り戻すため、今、エデンが覚醒する。
24人用カジュアルレイド「YoRHa:dark Apocalypse(ヨルハ:ダークアポカリプス)」
「NieR」シリーズを生み出したヨコオタロウ氏と斎藤陽介氏をゲストクリエイターに迎える24人向け「アライアンスレイド」の新シリーズ。まだタイトル以外の詳細はほとんど判明していない。実装は5.1アップデートの予定。
クラフター&ギャザラー向け新コンテンツ「イシュガルド復興」
ギャザラーとクラフター向けのエンドコンテンツとして、イシュガルドを復興させるというストーリー仕立てのコンテンツが実装される。ストーリーの中には、懐かしい人物も登場する予定だ。
【ストーリー】
千年にわたって続いた竜詩戦争は、宗教都市「イシュガルド」に、あまりに深い傷跡を遺した。しかし、それでもなお、人々は竜との融和という変革を戸惑いながらも受け入れ、明日に向かって動き出す。復興の象徴として、新区画「蒼天街」の開発が発表されたのはそんな時だった――。
新トレジャーハント「宝物庫 リェー・ギア・ダンジョン」
トレジャーハントの宝箱から入れる新たなダンジョン。詳細などは不明。「希望の園エデン」と同時期に実装される予定だ。
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