【特別企画】
【特別企画】最高の環境でプレイできる「エースコンバット7」を楽しんでみた
フルHDでは200fpsオーバー、4Kでも最低90fps! より美しい青空で空戦を楽しめた!
2019年5月20日 12:00
バンダイナムコエンターテインメントから発売されているフライトシューティングゲーム「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」(以下、ACE7)。GAME Watchの読者ならばご存じの通り、12年ぶりに登場したナンバリングタイトルだ。プレイステーション 4とXbox One版は1月に、PC版はおくれて2月に発売されたわけだが、もうすでにクリアしている、いやいや2周目をやってますなんていう人も多いに違いない。
そんなあなたにお届けするのが、「究極のマシンで『ACE7』を体験したらどうなる?」ということ。家庭用ゲーム機ではフレームレートで遊べるのは60fpsなのが不満な人はPC版でのプレイも考えているに違いない。ということで用意してみました究極のマシンを! それはマウスコンピューターから発売されているG-Tuneシリーズの最高位モデル「MASTERPIECE i1640PA2-SP2」(以下、G-Tune)だ。
このマシンは、CPUにCore i9シリーズ、ビデオカードにはGeForce RTX 2080 Tiを搭載しており、今の世代では最高峰とも言えるスペックだ。フルHD環境ならヌルヌルとしたプレイを約束されているとも言える。では果たしてそれは可能なのだろうか? まずはハードウェアのスペックから見ていくことにしよう。
ハイグレードで最高級スペックのマシンを用意してみた
先ほども述べたが、G-Tuneは現状購入できる最高級レベルのスペックとなっている。詳細は以下の通りだ。
【G-Tune「MASTERPIECE i1640PA2-SP2」】
CPU:インテル Core i9-9900K(3.60GHz/8コア/16MBキャッシュ)
チップセット:インテル Z390
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti 11GB
メインメモリ:32GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/16GB×2/2チャンネル)
ストレージ:512MB NVMe SSD(M.2 2280、読込速度 3,000MB/s、書込速度 1,800MB/s)、3TB 3.5インチHDD
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
電源:800W(80PLUS TITANIUM)
OS:Windows 10 Home 64ビット
サイズ:約215×490×501mm(幅×奥行き×高さ)
価格:359,800円(税別)
https://www.g-tune.jp/desktop/mp_iz/
CPUはCore i9-9900K。これより上のシリーズはなく、現状販売されているCPUの中では最新で最強だ。第9世代のCore iシリーズである「Coffee Lake」の世代で、「K」が付いていることからもわかるようにオーバークロックが可能だ。ベースクロックは3.6GHzだが、全コア動作時のブーストクロックは5.0GHzで動作するので、高速な処理をすることができる。
GPUはGeForce RTX 2080 Ti。この上位にはTITAN RTXがあるとはいうものの、これは別格なので、普通に購入するビデオカードとしては最上位のモデルとなる。最新のTuringアーキテクチャベースのGPUで、「バトルフィールドV」などに用いられているリアルタイムレイトレーシングとDLSS(Deep Learning Super-Sampling)にも対応する。リアルタイムレイトレーシングは光の反射加減などの表現をする手法なので、対応していればより現実味あふれるグラフィックスでのプレイが可能だ。
メモリは16GBのDDR4 SDRAMが2つ差されており、32GBが利用できる。これだけのメモリ量があればたいていのゲームでスムーズなプレイが可能だろう。ストレージだが、すでに取り付けられているM.2 SSD以外にもう1つのスロットがマザーボード側に用意されており、合わせて2つが利用できる。
PCケースは大きめのミドルタワーで、サイズが約215×490×501mmとちょっと座高が高い。その分内部は余裕を持って作られていて、熱がこもる心配はないだろう。ファンは背面に12cmのものが1つだけ取り付けられている。ケースにはこのほか底面に14cmのファンが3つ取り付けられるようになっているので、熱対策が気になる場合は自分で追加しておくとよいだろう(BTOメニューには用意されていない)。搭載されている電源は800Wで、80PLUS TITANIUMのグレードとなっている。なおケースだが、BTOで左サイドパネルを専用ガラスパネルに指定することができる。
「ACE7」を高設定でプレイしてみる
ではここからはG-Tuneで「ACE7」をプレイして、テストした結果について述べていこう。テストプレイは「MISSION05 444『懲罰部隊』」で行なった。このミッションは離陸から帰還の際の着陸まで楽しめるほか、味方基地を空爆するためにかなりの敵が登場するので、そこそこの重さも期待できる。またマルチプレイについても1ゲーム10分程度のプレイをし、その際にフレームレートを測定した。
テストだが、4K環境とフルHD環境それぞれにHIGH(高画質)、MIDDLE(中画質)、LOW(低画質)でMISSION05をプレイした際のフレームレートを3回測定してその平均値を求めた。フレームレートは「Fraps」により計測している。なおフルHD環境については4K画質との比較のため、描画スケールを最大値の200にしたパターンも測定している。これはスケールがあがったことでHD環境でも4Kの解像度で出力されるというものだ。またマルチプレイについてはフルHD高画質環境で2回測定している。
比較に使ったディスプレイは、BenQの「XL2546」と、アイ・オー・データ機器の「LCD-M4K282XB」だ。XL2546はフルHD対応のみで4K非対応だが、リフレッシュレートの最高値が補完なしの240Hzなので、ハイスペックなPCを使うことでとてもなめらかなプレイが期待できる。4K環境で利用したのはLCD-M4K282XBだ。
フルHDでは200fpsオーバー、4Kでも最低90fps
結果については下のようなグラフとなる。見てもわかるように、4K高画質であっても最低94fpsとなり、テストした4Kディスプレイの出力上限である60fpsを上回っており、なめらかなプレイが可能だ。4K環境で実際にプレイしている場合でも、引っかかりといったものは全くなく、とてもきれいななめらかな映像でゲームを楽しめた。そしてフルHD環境に至っては最低でも220fpsを越えており、GAME Watchで基準としている120fpsは優に上回った形となった。
ところで描画スケールを200にした場合での測定結果は、ほぼ4K環境での測定結果と同じと言える。XL2546のような、リアルに240Hzでの描画が可能なディスプレイを持っているなら、G-Tuneでプレイすれば4Kとほぼ同じ美しい映像でのゲームを楽しめると言える。
なおマルチプレイについては、最大値においてシングルプレイと差が出てしまっているが、これはプレイしたマップの違いとも言え、平均ではあまり変わっていないので、それぞれの機体が接近した状態での描画についても問題がないと言えよう。
グラフィックスの設定をHIGHからMIDDLE、LOWにして比較した画像が以下のものだ。機体の影や車輪軸を見るとその差がよくわかる。LOWでは描画スケールが70となり、3D描画の解像度が7割程度の描かれ方しかしない上に、オブジェクトの境界をなめらかにするためのアンチエイリアスが切られてしまう。そのほかテクスチャなどの品質も落ちるので、とてもカクカクした絵にしかならない。G-Tuneであればこういったことを気にせずに高画質でプレイできるのがよいところだ。
やっぱヌルヌルで遊んじゃうならPCで! しかも究極のスペックで!
ここまでG-Tuneでの「ACE7」プレイ体験を見てきたわけだが、搭載されているパーツはとにかく最強で、「ACE7」をプレイするのであれば十分すぎるほどのスペックを持つマシンだ。フルHD、HIGH環境での平均フレームレートも相当高い数字を記録しており、ハイグレードな液晶ディスプレイのスペックなんて軽く越えちゃうくらいだ。実際筆者もPS4版でもプレイしていたが、やっぱりPC版のほうがなめらかな映像で気持ちがいい。
それにCPUとGPUはいずれも最新鋭なので、今後数年にわたっても遜色ないスペックとしてゲームを楽しめるのは間違いない。確かに現在は金額的には高価だが、このあと使い続けることを考えれば、悪い投資ではないと思う。
昨年から今年にかけゲーミングPCは大きな進化を遂げている。ゲーム好きなら、よりゲームを楽しむために、よりハイスペックなPCに投資する良い機会では無いだろうか?
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