インタビュー

「ECO」、「なんでもECO!ザ・ワールド」を期間限定オープン

最強キャラクターで家具や衣装を自由に使える“夏祭り”開催

7月25日~8月22日まで実装

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントはMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン(ECO)」において、特別なワールド「なんでもECO!ザ・ワールド」を7月25日から8月22日までの期間限定でオープンする。

 「なんでもECO!ザ・ワールド」では現在の最高レベルである「LV110の三次職クロニクルジョブ・DEM」のキャラクターを作ることができ、アバターや武器、飛空庭のパーツを入手できるうえに自由にカスタマイズできる。さらにこのワールドだけの特別なコンテンツに挑戦できるのだ。

 今回実装に先がけて、「ECO」のプロデューサーを務めるガンホーオンライン本部第2パブリッシング部第1プランニング課課長の寺田美絵氏と、マーケティング担当のオンライン本部第2パブリッシング部第1プランニング課主任の榊田毅氏にワールドの概要を聞き、実際にコンテンツを体験した。「なんでもECO!ザ・ワールド」の特徴と感触をレポートしたい。

レア装備も思う存分使える! 大サービスの特別ワールド

「ECO」のプロデューサーを務めるガンホーオンライン本部第2パブリッシング部第1プランニング課課長の寺田美絵氏
マーケティング担当のオンライン本部第2パブリッシング部第1プランニング課主任の榊田毅氏
家具や装備など、レアアイテムも含め様々なものが入手可能

 「ECO」は2005年からサービスを行ない、今年12月で8周年を迎える。8年目の「ECO」であるが、ここ数カ月あえて大型アップデートを行なわず、アバターの追加やイベントなどを中心として準備を進めていたという。そして夏以降年末に向けて様々なアップデートを行なっていく。

 このアップデートに向け運営側は“3つの柱”を考えた。1つめが「キャラクタープロモーション」。「ECO」はキャラクターを着飾らせ、自分の空間を飾り付けられる「飛空庭」を持っている。さらに様々なスキルによるキャラクターカスタマイズがある。プレーヤーキャラクターへの思い入れにこだわった要素こそが「ECO」の魅力の根幹だ。

 2つめの柱が「コンテンツの最大化」。7年の間に追加されたコンテンツの中には、遊ばれなくなったもの、バランスなどの問題であまり活用されなかったものもある。今後こういったコンテンツを見直していく。そして3つめの柱としているのが「非日常であり特別な体験」。“お祭り”ということで、普段のプレイから少し離れた、お祭りならではの体験を提供していく。今後、年末にかけての追加コンテンツはこの3つの柱を重視したものになるという。

 そして「なんでもECO!ザ・ワールド」も、「キャラクタープロモーション」、「コンテンツの最大化」、「非日常であり特別な体験」をテーマにした特別なワールドとなっている。このワールドは現在実装されている4つのワールドとは別なものとなり、プレーヤーは1からキャラクターを作る。この時作れるキャラクターは、現在の最高レベルであるLV110の三次職クロニクルジョブ、および機械種族であるDEMで、スキルやステータスも自由にカスタマイズできる。最大で4キャラクターまで作成可能だ。

 キャラクタープロモーションに関してはまず、2011年、2012年に販売された「ECOくじ」のアイテムを全て(コラボアイテムはのぞく)入手できるようになっている。有料アイテムである「ECOくじ」のレアアイテムを自由に装備できるのだ。通常ワールドではなかなかできなかった服の組み合わせのチェックも楽しめる。また、強力な装備も用意されているため戦うモンスターに合わせた装備のチョイスもできる。

 さらに、「飛空庭」の家具アイテムもほぼ全て購入できる。通常ワールドとは異なる組み合わせを試すなど、特に既存ユーザーに楽しい要素だろう。飛空庭は“ロープ”を下ろしておけば他の人が自由に見ることができる。制限が外れた状態で、ユーザー達がどんな飛空庭を作るかは注目したい要素だ。

 これらはスタート地点であるアクロポリスシティのアップタウンにNPCが並んでおり、ここから購入できる。全てのアイテムの販売額は1ゴールドとなっている。プレーヤーキャラクターは作成と同時に限界値までお金を与えられており、どのアイテムも自由に購入できるようになっている。

 寺田氏は「飛空庭は通常ワールドだと例えば“山”、“森”などテーマを決めて作っていると、そこから変更しにくかったりします。今回のワールドでは何でも買えますので、通常のワールドとは全くちがったテーマで作って貰いたいです」と語った。いきなりなんでも手に入ってしまうというのは、ユーザーのアイテムへの想いをスポイルしてしまいかねないかと悩んだ部分であったのだが、あえて別ワールドならば、ということで決断したという。

 ちなみに「なんでもECO!ザ・ワールド」ではアクロポリスシティ周辺以外はダンジョンとイベントに係るフィールドしか用意されていない。自由に移動できる通常のワールドとは異なり、限られたフィールドのみの実装となっている。思う存分アイテムを組み合わせることの他、用意されたコンテンツに挑戦することができるという割り切ったデザインになっているのだ。

【スクリーンショット】
最高の能力を持つキャラクターとしてフィールドに降り立つ。スキルやステータスなどを設定するには、ゲームの知識が求められる。服の染色も可能だ
家具も自由に買える。自分が設定したテーマに合わせた作成が可能
通常ワールドではできなかった衣装を入手し、着飾るのは大きな楽しみとなるだろう

(勝田哲也)