インタビュー

「FFXIV: 黄金のレガシー」パッチ7.3「明日への道標」インタビュー

新たな旅路では再び冒険者が物語の中央に。開発の考える遊びへのこだわりを聞いた

【ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー】
パッチ7.3「明日への道標」
8月5日実装
プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏

 スクウェア・エニックスは、プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Windows/Mac/Steam用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」のメジャーアップデートパッチ7.3「明日への道標」を8月5日に実装する。

  「黄金のレガシー」でトラル大陸を舞台に展開してきた物語の完結編であり、次の拡張パッケージに続いていくストーリーの序章にもあたる。また、アライアンスレイド「エコーズ オブ ヴァナ・ディール」の新章「サンドリア:ザ・セカンドウォーク」や、ディープダンジョン「ピルグリム・トラバース」、「コスモエクスプローラー」の新エリア「ガラスの星 パエンナ」など様々なコンテンツも同時に実装される。

 今回は、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏にパッチの見どころや今後の「FFXIV」について話を聞くことができた。

【FINAL FANTASY XIV パッチ7.3トレーラー 「明日への道標」】

スフェーンの物語が結末、再び冒険者が主人公の物語が始まる?

――最初にメインストーリー「明日への道標」についてお伺いします。今回は完結編であり、かつ新たな展開に向けての始まりということで、どういうストーリーが展開していくのか、ヒントとか注目ポイントを教えてもらえますか?

吉田氏: 「黄金のレガシー」の7.0までは、ウクラマトたちそれぞれのキャラクターが自らの進むべき方向を決めるということが物語の結末になっていました。この“進むべき路”という言葉は7.Xシリーズを通してのテーマでもあります。今回はその「黄金編」の最終的な方向性が明確になります。

「黄金編」の物語が結末を迎える

 「黄金のレガシー」7.0の中では、光の戦士は進むべき方向を探している若い世代に対して、時にはメンターのように手を貸し、時には叱咤してきました。そうして見守ってきた旅路は今回綺麗に完結します。

 これまで、英雄の夏休みという言い方をしてきましたが、一旦英雄を一休みした後、また新たに光の戦士自身の物語へと進んでいくことになります。その先に何があるのか、今回の終盤ではその片鱗や予感が少し見えてくるのではないかと思います。

 プリザベーションの正体は何なのか、カリュクスというキャラクターがどう着地するのかというところはもちろんきちんと描かれていますし、クライマックス感はしっかり作ったつもりです。いま最終調整をやっているところで、クオリティも限界ギリギリまでこだわり抜いてお届けしようと思っています。

カリュクスが望む人類の進化にも答えがでるのだろうか

 スフェーンがどうなるのかに関しても今回綺麗に決着を付けています。本人の意志とは関係なく数百年眠り続けさせられていたスフェーンと、逆にそのスフェーンの記憶から数百年歩み続けてきた先代スフェーンは、同じ人格から発生しているとはいえ、違う路を歩んできてしまっています。その2人の想いがどう一つになるのか……といった部分にもご注目していただけると嬉しいです。

――さきほどメンターと言われましたが、確かに「黄金のレガシー」では、冒険者がウクラマトたちを背後から見守るシチュエーションが何度かありました。これが、自分が主人公ではなく傍観者になってしまったような印象を受けるプレイヤーがいて、コミュニティにも賛否があったかと思います。ここで一度物語が完結して、次の物語が始まることになりますが、次の物語では冒険者はまた主人公になるのでしょうか?

それぞれのキャラクターの進むべき路が明らかになる

吉田氏: 今も主人公である、という部分は崩しておらず、その局面に対して「自身にどこまで戦う理由があるのか」というアプローチについて、敢えて以前とは変えていた部分になります。以前のインタビューでもお話していますが、短いスパンで考えると確かに「世界の危機に立ち向