インタビュー

北米の老舗オーディオメーカー・Polk AudioのEd Johnson氏へインタビュー

Xbox One & Xbox 360用ヘッドセット「4 shot」、「melee」を試す!

Xbox One & Xbox 360用ヘッドセット「4 shot」、「melee」を試す!
どんな組み合わせでも最高の音を聴かせてくれる高音質が魅力

Xbox One用の「4 shot」。写真のカラーはブルー
Xbox 360用の「melee」。写真ようにDSPアンプを経由させてXbox 360本体と接続して使用する。こちらのヘッドセットのカラーはグリーン

 Polk AudioのヘッドセットXbox One用の「4 shot」、Xbox 360用の「melee」も、実機をお借りしたので、使用感をお伝えしよう。付属のケーブルが異なるだけで、ヘッドセット本体は共通のものだ。

 どちらのタイプもコントローラーの手前側にアタッチメントを装着し、そこへステレオミニプラグタイプのケーブルで接続するという仕組み(Xbox One用のアタッチメントはMicrosoftが別売する「Xbox One ヘッドセットアダプター」と同じものが付属する)。Xbox 360用の「melee」ではそれに加え、DSPアンプをUSBケーブルとオプティカルケーブルでXbox 360本体と繋いで、サウンドをヘッドセット側に流す仕組みが取られている。

 実際にゲームプレイや音楽視聴に使ってみたが、これはもう「さすが」の一言だ。まず音質については、中~低音に迫力のある芯の太い音だが、長時間でも聴き疲れしない。ノイズ感が全くないのもポイントで、遠くまで空間が広がっているかのような静寂感からスッと音が入ってくる。ゲームプレイでも音楽視聴でも、音の魅力を最大限に楽しめるヘッドセットではないだろうか。

 フィット感も良好で、ヘッドレストとイヤークッションには合皮が使われている。本格的な高級ヘッドフォンと比較すると全体にコンパクトなサイズのヘッドセットではあるが、イヤークッションの中は約6cmの余裕があり、耳をすっぽり包んでくれる大きさだ。

 頭への締め付けはというと、比較的コンパクトなサイズのヘッドセットではあるが、密着感はあっても窮屈さはなく、長時間の使用でも痛くならない。ヘッドレストとイヤーカップとの固定のバランスも良く、頭頂部が痛くなったり、逆に耳周りが痛くなったりということもなかった。聴き疲れないしっとりとした音と、締め付け過ぎない装着感で、長時間のゲームプレイも問題なく楽しめた。

 マイクの性能も充分。これについてはプレイステーション 4のDUALSHOCK 4に繋げ、「マイクレベル設定」の項目でボリュームゲインや音質を聞いてみたのだが、調整の必要もなく、声を適正なボリュームで拾ってくれていた。音質も、ノイズ感がなく、滑らか。スマートフォンなどでの通話利用も充分以上にこなせるものとなっていた。

 いろいろと試してみたのだが、弱点の見当たらない、まさに高品質なヘッドセットだ。ゲームだけでなく、音楽視聴や通話など、どんなシーンで使っても高いパフォーマンスを発揮してくれた。こうした何にでも活用できる高品質なヘッドセットをひとつ持っておくと、いろいろと重宝するところもありがたい。ヘッドフォンスタイルでより良い音を楽しみたいという人は、こちらも要チェックだ。

左はXbox One用「4 shot」に付属する「Xbox One ヘッドセットアダプター」、右はXbox 360用「melee」付属の専用アダプター。手元でボリュームやマイクのコントロールが行なえる

(山村智美)