インタビュー

NCSOFT「護縁(ごえん)」ジニー役、高野麻里佳さんインタビュー

「耳を生やしてみたい」高野さんのオフショットも

【護縁】

8月28日 配信予定

料金:基本プレイ無料(アイテム課金制)

 NCSOFTから、よりキャラクターにフォーカスしたRPGとして8月28日に配信予定の「護縁(ごえん)」。アクションRPGと、ターン制バトルのRPGの双方の楽しさを1タイトルで楽しめるという点が特徴の、新たなタイトルだ。PC用オンラインゲーム「ブレイドアンドソウル」の3年後が舞台、という世界設定にも特徴がある。

 本作では60人以上の様々なキャラクターが登場しており、多くの人気声優さんたちが起用されている。本作で「ジニー」役を演じている、高野麻里佳さんもそのひとりだ。

 「ジニー」は、「ホン門派の紅一点」の異名を持つ16歳の拳闘士。ホン門派の末弟子「ユウ」と仲良しで、彼のイタズラに世話を焼かされる日々。またリン族の召喚士である「毒草博士」を老師として崇めているキャラクターだ。

 今回弊誌では、高野麻里佳さんに「ジニー」役収録時の感想などを直接お聞きすることができた。インタビュー後のオフショットも多数掲載しているので、ぜひお楽しみに!

ジニー
高野麻里佳さん
【【護縁】英雄紹介:ホン門派の紅一点「ジニー」(CV:高野麻里佳)】

自分がもしこの世界に行くなら耳を生やしたい

――「護縁 (ごえん) 」の出演オファーが来たときに、どのような作品イメージを持たれましたか?

高野さん:実は私「ブレイドアンドソウル」のファンで、結構プレイしていたんですよ。オリジナルキャラクターがメチャメチャ可愛いくて大好きなんです。キャラクター一人ひとりに個性があるので、思い入れを強く演じられそうだなと思いました。ですので、これも何かご縁かなと(笑)。

――「ブレイドアンドソウル」でお気に入りのキャラはいましたか?

高野さん:特定のキャラというよりも、私は耳が付いているリン族(小柄で動物的な容姿の種族)が気になりますね。もちろん、等身大サイズの人間も魅力的です。ですが、私は獣系のキャラクターを演じることが多いので、その影響からか自分がもしこの世界に行くなら耳は生やしてみたいです!


――イメージボードなどでジニーを初めて見た時の印象をお聞かせください

高野さん:快活で性格の良さそうな子だなと思いました。実際、台本を読んで見ると、姉弟子として弟弟子のユウを怒ったりする時もあるんですが、怒っているというよりも「面倒見がいい」なって思えます。また、博士に対しても身近にいるおじいちゃんを労っている感じがするんです。だから、ジニーと関わる人はきっとハッピーになっていくだろうなって思いました。

――実際にジニーの動きをみて、どういう魅力を感じましたか?

高野さん:攻撃モーションがメチャメチャ格好良いって思いました。「ブレイドアンドソウル」の時も同じですが、凄く派手で武闘系なんですけど、魔法っぽいエフェクトがハマっていて、よく作り込まれているなぁと感じました。空中で舞うようなモーションが素晴らしいので、ジニーのバトルシーンの見せ場になるんじゃないかなと。

――ジニーを演じるうえで注意したことはありますか?

高野さん:ジニーは活力もあって性格的にハッキリしている子なので、演じやすかったです。ただ、剣闘士なので、日頃から訓練されているんだろうなと感じる、覇気のある発声を心がけました。武術は習ったことがありませんが、呼吸の仕方もちゃんと息の歯切れを良くしています。喋り方も姉弟子らしく、ちょっとカッコイイ感じで、たくましく聞こえるように演じています。

――ジニーを演じて難しいと思うことはありましたか?

高野さん:収録されているオリジナルの言語が韓国語なので、韓国語と日本語の尺を併せて話す必要がありました。そこが少し難しかったですね。ニュアンスは聞き取りやすいんですが、韓国語の方はすごく速い。なので日本語ならではの難しさもあったのかもしれませんね。ですが、韓国語での発声の仕方などが凄く演技プランの参考になりました。例えばジニーが可愛い見た目でも「意外とたくましい太い声が出ているな」って思ったら、ちょっと太い音に寄せてみようかとか、そういう部分を意識して収録に臨みました。

――ほかのキャラクターとの関係的にはいかがですか?

高野さん:ユウとどれくらいの関係値なのかっていうのがちょっと迷ったところではありますね。ジニーはユウに対して怒ったりしますが、怒るっていうのはある程度時間を共にしてないと「優しさ」から「怒る」ことはできません。だから、優しく怒ってるのか、仲がいいからこそ厳しく怒ってるのか、細かくディレクションいただきながら演じました。

――ユウ役が井上麻里奈さんだというのは気になりましたか?

高野さん:配役を聞いたとき「メチャメチャ先輩じゃん!」とビックリしました。これまで演じられたキャラクターを考えても、キャストが逆になってもおかしくないように思いました。でも、井上麻里奈さんがユウを演じるなら、意気揚々と冒険に出ていくような、凄くヤンチャな感じだとイメージできたので、自分の中で想像しながら演じることができました。


高野さんとジニーは似ていない?

――ジニーを演じていて、高野さんと似ているなと思った部分はございますか?

高野さん:実は全然似ていなくて、ジニーのようになれたら良かったのにって思いますね(笑)。

 でも、たまにユウがいたずらをしてジニーが巻き込まれて「ホントにもう」みたいな顔をする時があるんですけど、そういう真面目なところが「私に似てるかな」と思いました。

――ジニーは拳闘士ということですが、高野さん自身は興味のある武術やスポーツとかはありますか?

高野さん:家族がダンス一家なので、私もちっちゃい頃からダンスをしていました。ただ、姉と妹がとてもダンスが上手くて。なので、私が気後れしてダンスを一時期止めていたんです。

 ですが、この業界に入ってからはむしろダンスをやる機会が増えました。それで、改めてダンスを学ぼうってなった時に、ステップやリズムの取り方を姉が教えてくれました。今では、ダンスが家族の絆を深めるコミュニケーション手段になっていますね。

――ジニーは、辛い食べ物が苦手とのことですが、高野さん自身は辛いものはお好きですか?

高野さん:私は辛いもの大好きなんですよ。なのでジニーの気持ちは分かってあげられないのですが、ぜひオススメしたいですね。例えば、辛みそなどをキュウリに付けて食べてくれれば、鍛錬した後の水分補給にもなるかなと。私の苦手な食べ物としては、パクチーですね。これ、日本人の中では二極化すると思いますが、パクチーの上にパクチードレッシングかけるみたいなお店もあると聞いて、ビックリしました。

――ジニーの趣味は、庭園の世話とのことですが、高野さんは観葉植物などに興味はありますか?

高野さん:あります! 家に観葉植物があるんですよ。ただ猫を飼っているので、猫が苦手な種類を避けて、問題のないサンスベリアを育てています。サンスベリアは空気を清浄してくれる効果があるらしいので、部屋に緑も増えて一石二鳥かなと思いました。サボテンと同じようにあまり水分を必要としない種類なので、お世話らしいお世話をしていませんが、ちゃんと育ってくれています。


「令嬢もの」に出てみたい!

――今後チャレンジしてみたい役や作品はありますか?

高野さん:最近流行っている「令嬢もの」の漫画が気になります。とある漫画アプリで現在二位とのことで、アニメ化待ったなしだと個人的には思っています。主役らしい主役というよりは、ちょっとダークサイドからやってきた主役みたいな感じなので、面白いんじゃないかなって思ってチャレンジしたくなりました。

――プロデューサーさん、この記事を見てたらよろしくお願いいたします! ほかには何かありますか?

高野さん:チャレンジというよりは憧れなのですが、私は大谷育江さんに憧れておりまして。そのきっかけが、今は国民的と言える“あの”キャラクターです。ですから、私がおばあちゃんになった時でも、みんなが知っているような、国民的キャラクターのポジションを演じられたら、と思っています。

――何か今後、プライベートを含めて実現したいことはありますか?

高野さん:北海道や大阪に行きたいですね。特に私はゲームが大好きなので、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」で、ピョンピョンしたり、カートに乗ったり、グッズもいっぱい買いたいです! あとは、大阪をとてもよくご存じの方と一緒に、大阪を見て回りたいですね。

――最後にファンへの方へのメッセージを、お願いします

高野さん:色々喋ってきましたけれども、ジニーちゃんは快活で面倒見が良くて、一緒に行動していると、とても頼もしいキャラクターだと思います。「護縁」は、関係の深い「ブレイドアンドソウル」の息吹も感じられるような作品になっていると思いますので、ゲーム好きの私ももちろん注目しております。ぜひ、これからプレイしたいなという方は、事前登録などしてお待ちください!

――ありがとうございました。