インタビュー
「ライフアフター」と「バイオ」が衝撃のコラボ! 「ライフアフター」プロデューサーにその経緯を聞く
「コラボ開発に100%の情熱を注ぎ込んだ」
2020年8月24日 17:00
- 【コラボ開催期間】
- 8月27日~9月10日まで
NetEase GamesのAndroid/iOS用終末サバイバル「ライフアフター」にて、カプコンのサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズとのコラボレーションイベントが8月27日より9月10日まで開催される。
「ライフアフター」は終末世界で生き残りを図る、TPSシューターとサバイバル系ゲームを組み合わせたようなプレイ感が楽しめるタイトルだ。世界には凶暴化した人や獣が跋扈しており、場合によっては同じ生き残りのプレーヤーたちとも争うことになる。
こうした世界観は確かに「バイオハザード」と親和性が高く、コラボイベントでは「タイラント」はじめ計4体のボスキャラクターが登場するほか、「R.P.D.」を舞台にしたダンジョンなども展開される。さらにおなじみ、「アンブレラ社」、「ラクーンシティ」と言ったキーワードも登場する。
では、国をまたいで実現された本コラボレーションはそもそもどのような経緯で決定され、どのような形で制作が進められたのだろうか?
早速弊誌ではNetEase Gamesにメールインタビューを行ない、「ライフアフター」のプロデューサーを務める李哲氏より回答を得た。インタビューではNetEaseスタッフが「バイオハザード」の大ファンであり、カプコンにも「ライフアフター」のプレーヤーが居て、互いにガッチリとした協力関係を築いていることや、コラボにかける熱量の高さが伺えた。早速インタビューの内容をご紹介する。
「バイオハザード」の要素を新たな形で再現する「ライフアフター」×「バイオ」コラボ
――まず、コラボレーションが決まった経緯から教えてください。
李氏:今回、皆様に「ライフアフター」が世界的に有名なゲームタイトル「バイオハザード」とコラボを実施することをお知らせできて、大変うれしく思っております。「ライフアフター」はこれまでゾンビだらけの終末世界において、人類が助け合い、頑張って共に生き延びる姿を描き続けてきました。
ユーザーの皆様に、より新鮮で、刺激的かつリアリティのある終末体験を提供するために、我々は常に他タイトルとのコラボレーションの機会を探していました。有名かつユーザーから長く愛され続けてきた「バイオハザード」シリーズが我々のコラボ第一候補となり、1年前、我々がカプコンにコラボを依頼したところ、幸運なことに快諾いただき、今回のコラボが決まりました。
――プロデューサーさんと開発チームは「バイオハザード」ファンなのでしょうか?
李氏:私を含め、「ライフアフター」開発チームの大多数のメンバーは“サバイバル”、“ホラー”をテーマとする作品をこよなく愛し、同時に「バイオハザード」シリーズの熱心なファンでもあります。多くのメンバーの心の中では、「バイオハザード」シリーズは間違いなく“終末”“ゾンビ”をテーマとする作品の中の代表作の一つです。
それ故に、他のゲームタイトルとのコラボについて考え始めたころ、「バイオハザード」が一番に挙げられたタイトルでした。コラボが決まった後、「ライフアフター」の開発の皆がとても興奮してモチベーションが上がり、今回のコラボ開発に100%の情熱を注ぎ込むことができました。
――コラボではどんなコンテンツが実装されますか。
李氏:今回のコラボの目玉は新ダンジョン「R.P.D.」での極秘ミッションとなります。ユーザーは新しいコラボダンジョンの中で、「バイオハザード」の有名キャラクター「タイラント」に出合い、緊張感溢れる追跡と戦闘を繰り広げるでしょう。また、タイラントのほか、バイオハザードシリーズの有名なBOSS3体もダンジョンに登場します。ここでは詳しく話せませんが、8月27日のコラボ開始後に、皆様ぜひチャレンジして、ご自分の目で確かめてみてください。
今回は新しいダンジョンのほか、コラボ限定の衣装、家具、乗り物もたくさん制作しました。「バイオハザード」の定番要素を最大限に再現することで、双方のファンにご満足いただけるとうれしいです。
――コンテンツの開発にあたり、どんなことに注力しましたか。
李氏:今回の「バイオハザード」コラボについて、私たちはとても重要なものだと思っています。アイテムとダンジョンの再現のほか、「バイオハザード」の要素を新たな形で「ライフアフター」のゲーム内で表現したいと考えています。
例えば警察署の極秘ミッションにおいて、「バイオハザード」原作の「R.P.D」の再現やBOSSの追加以外に、「ライフアフター」色のある謎解きコンテンツを制作することで、原作中の「女神像」などのシンボル的な要素を今回の「R.P.D」ダンジョンの極秘ミッションとうまく融合させることができました。ユーザーはBOSSと戦いながら、警察署を探索し、メダルを見つけて脱出する必要があります。どちらの作品のファンにとっても、新しいサバイバル体験になるでしょう。
――コラボの打診をしたとき、カプコンからはどんなリアクションが返ってきましたか?
李氏:我々がカプコンにコラボを申し出た時、先方は前向きに今回のコラボに同意してくださいました。カプコンのチームの中に、「ライフアフター」のユーザーもいらっしゃいます。彼らと「ライフアフター」のコンテンツや「バイオハザード」コラボで出来る内容について、たくさん議論を交わしました。双方の努力のおかげで、今回の素晴らしいコラボが実現できたと言えるでしょう。
――カプコンはコラボに対してどんな形で協力していますか。
李氏:双方の開発に必要な開発資料の共有以外にも、カプコンから多大なご助力をいただきました。例えば、「バイオハザード」スタッフの方が弊社所在地の広州にいらっしゃって我々と交流を行ない、我々と共に両作品の美術のスタイルの相違点を分析し、コラボの美術の方向性について議論しました。
また、両タイトルのいいところを、いかにより良く融合するかについて、ありがたいアドバイスをたくさんいただきました。そのおかげで、我々は今回のコラボのクオリティについて、かなりの自信作ができたと思います。
――ユーザーさんの反応はどのようなものになると思いますか?
李氏:実は公式によるコラボアナウンスの前に、我々はゲーム内にいくつか小さな仕掛けを設定し、アンブレラ社の侵入を示唆しました。一部のユーザーがこれらのポイントに気付き、議論と推測が大変盛り上がりました。ユーザーから非常に熱い反応が見られたことも、我々にとって大変喜ばしく思っております。コラボが正式に開催された後、ゲーム内の新コンテンツはきっとユーザーの皆様にご満足していただけると思います。我々も最大の努力を尽くして、ユーザーの期待に応えていきたいと考えております。
――日本の「ライフアフター」、「バイオハザード」ファンにメッセージをお願いします。
李氏:今回のコラボを通じて、両作品のファンに2つのゾンビ終末世界が重ね合うサプライズをもたらしたいのはもちろん、終末のテーマが好きな方にも「ライフアフター」の終末世界についての魅力をアピールしたいと考えています。
「ライフアフター」と「バイオハザード」の世界観はとても近しいものです。お互い“ゾンビ”、“生存”など共通の要素を持っています。同時に、荒廃した景色の背後にあるものも表現したいと考えています。例えば終末世界の中、人間同士の助け合いと感情、邪悪や恐怖にも屈しない固い信念。我々は「ライフアフター」にやってくる全てのユーザーに、没入感のある終末サバイバルを体験していただきたいです。ゼロから始め、自分のサバイバルスタイルでこの終末世界に影響を与え、この世界で自分だけの楽園を作っていただきたいです。
また、皆様の「ライフアフター」へのご愛顧に感謝しております。皆様の存在により、この終末世界が賑やかで暖かくなることができました。今回のコラボによって「ライフアフター」を知った皆様にも、ぜひこれを機に、自分だけのサバイバルの旅を始めてみてください。我々は今後ユーザーの皆様により一層楽しんでいただけるように、「バイオハザード」コラボのようなサプライズをさらに提供して参りたいと思っております。ぜひご期待ください!
――ありがとうございました。
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