「秋葉原PCゲームフェスタ」4日目はライブとコスプレ満載の「ガマニアデー」
「Web恋姫†夢想」、「ルーセントハート」、「DIVINA」で美少女づくし!


12月28日開催

会場:ベルサール秋葉原

入場料:無料


 パソコンショップ「ドスパラ」を運営する株式会社サードウェーブが主催の日本最大のPCゲームフェスタ「第2回秋葉原PCゲームフェスタ」が開催されている。28日は「ガマニアデー」と銘打って、ガマニアデジタルエンターテインメントがサービスしているゲームの様々なイベントやプロモーションが行なわれた。

 地下のステージでは、サービスが始まったばかりのブラウザゲーム「Web 恋姫†夢想」と、Windows用の人気MMORPG「ルーセントハート」と「DIVINA」の3タイトルを冠したイベントが開催され、数多くのゲストとアトラクションで盛り上がった。


イベント開始前には1回のミニステージにコスプレ姿の出演者が一堂に会してガマニアをアピールした




■ 「Web恋姫†夢想」のステージにはリアル乙女武将3人が登場

アニメやコンシューマゲームでも人気の「恋姫†夢想」がブラウザゲームになった
左からリアル乙女武将「関羽」、「卑弥呼」、「趙雲」。中央の人は、心が乙女というキャラクターだ
今後のアップデートで、「Web恋姫†夢想」だけの書き下ろしイベント絵も登場する予定だ

 「Web恋姫†夢想」は、オフラインゲームやアニメで人気の「恋姫†夢想」をブラウザで遊べるオンラインゲーム版。乙女武将を配下に加えて、他のプレーヤーとともに三国の覇権を争うブラウザゲームだ。12月10日に正式サービスが開始されたばかりだが、現在は5サーバーがオープンしており、今後も新サーバーが追加されそうな勢いだ。

 ステージイベントでは、このゲームの大きなウリとして、ある条件を達成するとみられる「イベント絵」、いわゆる“ご褒美イラスト”があるが、今後のアップデートで書き下ろしのイベント絵が登場する予定があるというビッグな発表があった。

 メインイベントは乙女武将「関羽」、「趙雲」、「卑弥呼」の3人がリアル乙女武将として登場してゲームのポスターが当たるクイズ「巨乳風船が割れる前に答えろ!リアル武将達のドキドキクイズ大会」。

 クイズは、3人のリアル乙女武将が風船を持って椅子に座って、自分の背後に掲げられた正解を当てるというもの。あらかじめ3つのチームに分かれた来場者は、ステージの乙女武将にヒントを与えることができる。風船は、クイズの進行中どんどん膨らんでいくので、早く答えて隣の人に渡さなければ爆発してしまう。

 クイズの回答は「パソコン」、「ゾウ」など簡単なもので、会場から飛ぶヒントの声で次々に答えていく。中央の卑弥呼は、左右から風船が回ってくる上に外国人と言うハンデがあって苦戦。しかし声援の多さは1番で「お年玉」や「たこ焼き」、「ふんどし」などなど難易度の高そうな問題にも答えていた。

 白熱しすぎて途中で問題がなくなってしまうというアクシデントもあったが、スタッフが急きょ作った問題で3回戦を戦った結果、関羽と趙雲が勝利。応援していた来場者はポスターをもらった。

 関羽、趙雲、卑弥呼の3名は、秋葉原の街を練り歩いて写真を撮ってもらう「アキバ練り歩き」というイベントにも参加。1階のステージで出陣式を終えた後、冬の寒さをものともせずにカメラに向かって微笑んでいた。撮影をするとスタッフからもらえる特製カードは、GASHアカウントを作成してシリアルを登録すれば、ゲーム内アイテムや特製トランプがもらえる。


どんどん膨らんでいく巨乳風船に戦々恐々としながらのクイズ大会。割れた時の音は、遠くにいてもびくっと体が震えるほど
ステージイベント終了後に、ミニステージで出陣式を済ませてアキバの練り歩きに出発。入口からさっそくカメラに囲まれていた




■ ライブにクイズに、アップデート情報にと盛りだくさんの「ルーセントハート」ステージ

可愛いダンスを披露したC*Loverの3人
スタイリッシュな楽曲が特徴のStarving Trancer feat. Mayumi Morinaga
短時間の登場ながらも、ステージが大いに盛り上がった小桃音まいさん

 「ルーセントハート」のイベントは、歌とダンス満載のライブと、プロデューサーの廣田一億氏による最新アップデート報告、○×形式のクイズ大会など、単独のオフラインイベントにも負けない盛りだくさんの内容で行なわれた。ゲーム内アイテムが当たるガチャの引換券も全員が1枚ずつもらえて、イベント終了後にステージ後方で景品の交換が行なわれていた。

 廣田氏からのアップデート情報では、近々実装予定の新コンテンツ「ペットレース」の動画が初公開された。ペットレースは騎乗できるペットに乗って専用のコースでプレーヤー同士が競い合うレースゲーム。途中にあるキラキラ光る箱の中にはおじゃまアイテムが入っていて、使うことで相手の視界を悪くしたりといった妨害ができる。

 「今までのMMORPGではレースゲームはあまりなかったと思います」と廣田氏。レースゲームとしての駆け引きを楽しむ要素として「スパート機能」がある。これはターボブーストのように一時的にペットのスピードを上げるもので「誰かにぶつかられるとスピードが落ちるので、そんな時に使ったり、スタートダッシュを決めたり、ラストスパートに使ったりと、使いどころが重要になってきます」(廣田氏)。ペットごとに能力値が違っているので「実装されたら、ぜひお手持ちのペットで確かめてみてください」(廣田氏)とのことだ。

 そのほかの要素はという質問に廣田氏は「2010年は新職業や強いボスが入ったりと主に冒険部分を強化してきました。2011年にはコミュニティ部分を強化していきたい。ルーセントハートの売りである『ほしとも』を改良して、進化させていきたいです」と回答。

 また現在、「テイア」と「カデナ」のどちらかを信仰するといいことがあるようなシステムを、開発と煮詰めているところなのだそうだ。ただ、プレーヤーは基本的に「テイア」サイドとしてプレイしているので、そこに対しては「カデナを信仰したいというご意見をいただければ、それによって詰めていきます」(廣田氏)とのことなので、「カデナ」信者は意見を送ってみてはどうだろう。


ステージでは初公開となる「ペットレース」のムービーが流された。スパートをかけている様子や、お邪魔アイテムで視界が遮られる様子を観ることができた

 クイズ大会「リアル De ウィズダム」は「ルーセントハート」内で定期的に開催されているクイズコンテンツ「ウィズダム」のリアル版。ゲーム内のウィズダムは4択だが、こちらは○×形式だ。「テイア」と「カデナ」、MCの2名が問題を出して、来場者が手で○×を作って答えた。

 問題は「ルーセントハート」の知識を問うものと、やや難しい一般問題。かなりの難問も混じっていたのか、2回戦行なって、勝ったのはどちらもβテストからずっとゲームをプレイしているという猛者だった。勝者にはゲーム内の好きなアイテムが1つプレゼントされた。

 「ルーセントハート」には、プレーヤーが振付を組み合わせてオリジナルのダンスを作る「ダンスシステム」があり、ゲーム内でオリジナルソングを歌うバーチャルアイドルがいる。イベントではこのバーチャルアイドル「ぷりますてら」の「恋ごころ」と、「シューティングスター」の「We are in lucency」に乗って、アイドルグループC*Loverの3人がダンスを披露した。

 他にも過去に「SW-」という曲でタイアップしたStarving Trancer feat. Mayumi Morinagaの2人が、「SW-」に加えて、ライブではこれが初めてのお披露目となるという新曲「ホワイトガーデン」の2曲を歌った。「ホワイトガーデン」は森永真由美さんが歌詞を手掛けた、冬らしい曲。「ルーセントハートをきっかけに皆さんとお会いできてよかったです。これからもお願いします」と森永さん。明日のコミックマーケットEXIT TUNESブースでは、売り子もするそうだ。

 最後のゲストは、現在ダンスシステム向けの新曲を作成中だというタレントの小桃音まいさん。披露したのは「コズミック☆UNIVERSE」と「Dreamscape☆」の2曲。会場到着が遅れて、あわただしいステージとなったが、登場と同時に巧みなステージングで会場を大いに沸かせた。


クイズ大会は、「テイア」、「カデナ」の2人の女神が出題者として登場した来場者は「ルーセントハート」に詳しく、最後はじゃんけんで勝者を決めることに衣装の印象を聞かれ、「カデナの衣装は刺激的で恥ずかしいです」とコメント
「ダンスシステム」のヒットナンバー「We are in lucency」に合わせてダンス。2カ月前から練習したそうだ高い歌唱力で、雰囲気たっぷりのステージを見せたStarving Trancer feat. Mayumi Morinaga小桃音まいさんのステージは、ひときわ大きなファンの声援が彩りを添えた




■ 「DIVINA」ステージでは、人気声優堀江さんが玉入れに挑戦!

「DIVINA」の2人の女神クラリスとクラリアが玉入れに挑戦
堀江由衣さんのトークショーでは収録の裏話が聞けた

 2010年最高のオンラインゲームを決定する「WebMoney Award 2010」で「BEST GAME賞」を受賞した「DIVINA」のステージは、来場者も参加しての玉入れ競争と、「DIVINA」内でもキャラクターボイスを担当している人気声優の堀江由衣さんのトークショーで盛り上がった。

 「クラリスとクラリアと一緒に玉入れ大会!」では、小学校の玉入れ競技のような紅白のカゴがステージに登場。来場者の中から各10名ずつがクラリスとクラリアのチームに分かれて1分間で入った玉の数を競うというもの。

 ステージの上と下に分かれたチームが、合図とともに玉入れを開始した。当初の想定よりも頑張る人が多かったようで、カゴは1分を待たずに玉がこぼれそうになるほどいっぱいになった。そのため2回目は試合時間を20秒に縮めてのスタートになったが、それでもみるみるうちに玉が詰っていった。結局2回とも大量に玉をいれたクラリアチームが勝利して、ゲーム内アイテムがもらえるカードを獲得していた。

 その後登場した堀江さんは、直近のイベントでも玉入れをして入らなかったというエピソードを話し、急きょ1人玉入れに挑戦することに。30秒で3個入れば何かプレゼントという条件で始めたが、結果は1個。堀江さんの玉入れ道はなかなか険しそうだ。

 その後のトークショーでは堀江さんが「DIVINA」のテーマソング「True truly Love」やゲームの感想について話をした。「True truly Love」については、「DIVINAの世界観に合う可愛くて元気のある曲だと思います。一筋縄でいかない部分があって、ラップやファンタジックな間奏など、楽曲としての展開が面白い曲ですね」と堀江さん。ラップような曲調には、この歌が初めての挑戦だったとか。

 収録中のエピソードとしては、「ディレクターが、今のいいですよ、いいですね~。じゃあもう1回お願いします! みたいなやり取りが多いのです。日本一だよ、みたいなことを言った後で、じゃあ世界一を目指そうかみたいな感じですね」と苦労話を語った。この「True truly Love」は、2月2日に発売する堀江さんのニューシングル「インモラリスト」のカップリング曲として収録される。

 ゲームの印象を聞かれると「色合いやキャラクターが可愛くて、女の子が見て可愛いと思えるゲーム」と答えて、MCの広報担当者を喜ばせていた。堀江さんはゲーム内の声を4種類ほど担当しているが、収録する時にはどれを最初にするかと自分の中で、声の高さなどの順番を決めてから臨むのだそうだ。だから自分の中で3番目と決めていたキャラクターから収録ということになると、どのくらいの高さにしていいかわからず困るので、変えてもらうこともあるのだそうだ。

 プライベートに関する質問には、最近ハマっているものとしてイタリアの郷土料理「バーニャカウダ」を上げた。2010年を振り返っては、夏にロサンゼルスに行ったことが1番大きな出来事で、「海外のファンとじかに触れ合う機会があって、日本人と変わらないくらいに皆さん良くご存じで面白かったです」(堀江さん)。現地で小さな女の子から、堀江さんが声を演じたキャラクターのイラストをもらって嬉しかったそうだ。

 2011年の抱負は「バラ色の人生」。具体的な目標としてはハワイに行ってみたいとのこと。会場からしきりに上がっていた「掃除」という声には「本当にやろうと思ってます」と答えていた。最後に「2010年もお仕事は非常に充実していました。イベントは少なかったのですが、最後に皆さんの顔を近くで見られて嬉しいです。2011年も最初から飛ばしていく年になりそうです。よいお年を」と会場に向かってメッセージを送った。


観客も参加しての玉入れ競争。勝利したのはクラリアチーム
堀江さんも玉入れに挑戦。結果は残念ながら1個


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(2010年 12月 28日)

[Reported by 石井聡]