Windows 10 ゲームマラソン
「メイプルストーリー」 広大な世界と多数の主人公が織りなすMMORPG
昔ながらの純粋な2Dアクションで操作もラクラク!
(2015/8/19 12:00)
ネクソンが開発、運営する「メイプルストーリー」は、2003年12月の正式サービス開始から10年以上続くアクションMMORPGだ。頭身の低いデフォルメキャラクターを操作してクエストをクリアしたり、ステージ内のモンスターを狩ったりする様子はほのぼのとした雰囲気ながら、多くの職業やアイテムなどが用意されており、やりこみ要素も十分の奥深さも感じられる。本日の「Windows 10ゲームマラソン」はそんな「メイプルストーリー」を紹介しよう。
Windows 10への対応状況(7月29日現在) | |
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動作状況 | ★★★★★(正式対応) |
メーカー対応 | 動作確認済み |
Windows 10独自機能 | Xbox App(ランチャー登録)、Game Bar、GameDVR(ウィンドウモード時) |
不具合報告 | 特になし |
サポート情報 | Windows 10環境の動作に関するお願い |
SFから時代劇まで多様な世界観を用意。職業は30種類以上も選択可能
「メイプルストーリー」の必要環境は、Pentium4以降のCPUと2GB以上のメインメモリ、VRAM128MB以上のビデオカードとなっているため、ここ数年の間に発売されたノートPCやタブレットPCならいずれも問題なく動作する。筆者が所有している初代Core i7搭載で内蔵GPUのノートPCでも快適にプレイできたのでWindows 10へのアップデートが可能なPCならいずれも問題はないと思われる。
画面表示はフルスクリーンモードもウィンドウモードも用意されているが、ゲームの最大解像度自体が1,366×768なので、1,920×1,080以上の高解像度ディスプレイでプレイする場合は、ウィンドウモードで画面の片隅に表示しながらのプレイが気楽に遊べておススメだ。
Windows 10の機能についてはウィンドウモードでのみ動作し、フルスクリーンモードではいずれの機能も利用できなかった。Xbox Appへの登録は「メイプルストーリー」の起動ランチャーのみ可能だ。なお、ウィンドウモードの場合も、Game BarやGameDVRについてはXboxコントローラ接続時のXboxボタン押下時の動作は問題なかったが、ゲームプレイ中のWinキー+Gキーのショートカットだと動作しなかった。
「メイプルストーリー」の魅力の1つはとにかくどれを選べばいいのか迷ってしまうくらい膨大な職業の数だ。キャラクター作成時には30種類以上の職業から選択が可能で、さらに職業ごとに序盤のストーリーとそこに挿入されるアニメーションがそれぞれ用意されている。
ジャンルもファンタジーだけでなく、ロボットや改造人間が登場するようなSFチックな要素を持つワールドや、日本の戦国時代から次元を越えて「メイプルストーリー」の世界にやってきたといった異質な世界観など、職業ごとに独特のストーリー展開が楽しめる。
今回はこれら豊富な職業の中から、戦国時代からやってきたハヤトとカンナ、見た目がカッコよかったカイザー、改造人間のゼノンの4種類をそれぞれプレイしてみた。いずれのキャラクターもオープニング時にはいきなり最強の状態から開始するが、異世界にやってきたことで本来の力が失われたり、転生することで能力を失うなど、ストーリーごとの諸事情を経て、再度弱体化し、ゲーム開始という流れなので、弱体化した主人公たちの情けない姿を見ていると、早く鍛えて再度強くし直してやりたいという気分になる。
サーバーは全部で5つ用意されており、それぞれのサーバーに最大8キャラクターが作成できるので、最大で合計40キャラクターを作成し、利用することができる。どんなストーリーがあるのか一通りキャラクターを作成して序盤のみをプレイし、最終的にどのキャラクターを育てるか決めるのもいいし、好みの職業をいきなりやりこむのも面白い。
ファミコン世代直撃のシンプル操作でお気楽プレイ
ゲームの進め方はシンプルで、街などにいるNPCと会話し、クエストを受け、クリアすることで経験値やお金、アイテムを獲得、それによりレベルを上げたり、装備を強化していく。操作もシンプルで、カーソルで左右に移動し、Cキーでジャンプ、Xキーで攻撃、Zキーで敵が落としたアイテムを拾える。キー割り当ての設定をすることで、Xboxコントローラも利用できる。
画面構成は上下左右にスクロールするマップ内を動き回る、昔ながらのアクションゲームの感覚だ。上の方に目的地がある場合は、基本的にはジャンプで段差を登っていったり、ハシゴやツルなどを使って上に登っていく。別のマップに移動するには画面内に点在する光の柱、ポータルを使う。
フィールドでの戦闘は、敵の数は多く、倒しても次々と湧いてくるが、序盤はあまり強い敵が出てこないので、クエストで向かうマップであれば放置でもしない限り、やられることは少ない。
あまり考えなくても、気楽にかわいらしい敵モンスターをぺちぺちと倒せるこの感覚は、ファミコンなどで昔遊んでいたアクションゲームを思い出す。選択した職業によっては、特別な操作などなくても攻撃ボタンの連打やカーソル操作と合わせることで強い技が簡単に出せるので、アクションゲームが苦手な人でも、弱い敵を次々と倒していく爽快感も味わえる。
単に簡単なゲームというだけではなく、今でも頻繁にアップデートが入り、新たなクエストなどが追加されている。7月29日のアップデートでは、レベル60以上のキャラクター向けクエスト「降魔の十字旅団」シリーズの続編が追加になったほか、8月5日からはレベル33以上のキャラクター向けクエスト「フレンズストーリー」の続編が追加になった。「フレンズストーリー」は学園物とのことで、主人公がギタリストになったり、バンドを結成するといったストーリーが展開する。
その他にも髪型の追加などのカスタマイズ項目も追加されるなど、ガッツリとゲームを遊びたい層が継続して遊べるように、作りこみもしっかりしている。今回のWindows 10へのアップデートを契機に、まだ遊んだことがない人には一度プレイしてみるのをおススメしたい。
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