「マフィア III」大暴れ連載 奏でろ! 復讐のブルース
「マフィア III」大暴れ連載 奏でろ! 復讐のブルース
連載第2回:極意はステルス戦法にあり! 復讐の刃で敵をえぐれ!
2016年11月4日 14:00
俺の連載“「マフィア III」大暴れ連載 奏でろ! 復讐のブルース”第2回は「戦闘」にフォーカスしていきたい。プレイしていて「マフィア III」は戦闘にかなり注力したゲームだと感じた。主人公リンカーンはマフィア達を武器を使って排除し、エリアを支配するボスのところに武器を持って乗り込んでいく。マルカーノの支配を銃火器とナイフを使って切り開いていくわけだ。
リンカーンはベトナム戦争で特殊部隊に所属していた兵士だ。映画「ランボー」がそうであったように、リンカーンは物陰に隠れ大型のサバイバルナイフで敵を音もなく殺すという技に長けている。このためか、「マフィア III」では、通常の銃撃戦よりもステルスアクションの色が濃くなっている。ステルスによる戦いは、多数の敵を相手にする本作では必要不可欠なテクニックだ。
しかし、実を言えば俺はこれまで「ステルスアクション」をやっていなかった。最初のうちは死にまくっていたが、「死んで慣れる」ことで見えてきた俺なりの戦い方や俺の好みの銃器の選択、戦闘のコツについても把握できてきた。そこで今回は「俺の戦闘スタイル」について語っていこう!
スナイパーライフルをフル活用! 接近戦はハンドガンで確実に
「マフィア III」における戦い方はステルスアクションが有利だ。そしてステルスに失敗したら銃撃戦に切り替えるという流れになる。ステルスアクションが得意な人ならもっとステルスのみで戦闘を進められるのかもしれないが、ステルスアクションに不慣れな俺はどうしても途中で敵に見つかってしまい、銃撃戦に突入することになってしまうんだな。
「マフィア III」では、「ハンドガン」、「ショットガン」、「マシンガン」、「ライフル」、「特殊武器」という5つのカテゴリーがある。リンカーンはこの中から2つの武器を持ち歩く。俺のチョイスはハンドガンとスナイパーライフル。ほどよい距離の敵はハンドガンがあれば十分で、それ以上の距離の相手にはスナイパーライフルを使うようにしている。
ハンドガンの魅力はとにかく的確に敵に弾が当てられるという点だ。反動が少なく、的確に弾が当てられる。ハンドガンは弾数は少ないが、命中精度も高く、的確にダメージが与えられた。ハンドガンでも弾数が多いオートマチックがお気に入りだ。弾数に惹かれてマシンガンを使ってみたこともあるのだが、連射すると照準がブレブレになるので、敵にうまく当てられずいたずらに弾数を消耗してしまい、肝心なボス戦では弾が切れることがあり、これに懲りて俺はオートマチックを使っている。
スナイパーライフルは元々狙撃するのが好きというのもあるが、R3ボタンを押すことでスコープ視点に切り替えられるのがポイントだ。敵地に潜入する前にスナイパーライフルのスコープを使ってちょっとした望遠鏡代わりに使用することで、遠方から敵地の情報が確認できる。場所によっては敵地の中に最初からスナイパーライフルで狙撃するのに最適なポイントが指示されている場合もあるので、こうした場所から敵を狙撃しまくるのも面白い。
スコープ視点に切り替えている場合、近場の敵に気が付きにくいという難点もある。敵の動きが速く、すぐに近寄ってくる場合などは、通常視点のままで直接スナイパーライフルを撃つというのも1つのやり方だ。スナイパーライフルは一撃のダメージも大きいので、ハンドガンよりも効率的に敵が倒せるし、そのまま撃っても命中精度はそれほど悪くない。
銃は銃声が大きいため使った瞬間に察知され、全ての敵が警戒態勢になってしまう。そのため、スナイパーライフルを使う場合は、最初の1人は問題ないが、銃声が響き渡ってからは敵の動きが活発になり、接近されることが多くなるため、スナイパーライフルの扱いには注意が必要だ。ストーリーを進めていけば、サイレンサー付きの銃なども手に入るので、これらを早く手に入れて使ってみたいところだ。
こちらに気が付き、攻撃を仕掛けてくる敵の中には、無鉄砲にガンガン近付いてくる奴も多い。こういった敵は下手に銃で応戦するよりも、肉弾戦で近接攻撃を仕掛けるやり方もある。通常のステルスアクションとは異なり、何度か攻撃する必要があるが、弾数を節約できるので、可能な範囲で使いたい。また、相手も肉弾戦で挑んでくる場合、タイミングが合えばカウンターを仕掛けることもできる。カウンターで使用するボタンは、ステルスアクションや肉弾戦で使うボタンと異なるため、うまく合わせるのが難しいが、決まると気持ちがいいので試してみてほしい。
なお、敵地への潜入箇所は1カ所ではないことが多いのも本作の面白いところだ。そもそも、こちらは歓迎されて遊びに来ているわけじゃないから、何も正面の入り口から入る必要はない。建物に侵入する場合は、大抵裏口が用意されている。こうした裏口は正面と比べると、敵の数が少なかったり、遮蔽物が多くてステルスで行動するのに向く場所も多いので、戦闘がスムーズに進めやすい。
慎重かつ大胆に。ステルスアクションのコツは知恵と度胸だ!
銃撃戦も面白いが、やはり「マフィア III」の肝となるのは、ステルスアクションだ。本作におけるステルスアクションは一撃必殺の最強の攻撃手段だ。うまく決まれば敵を瞬殺できる。
俺自身は元々ステルスアクションが苦手だったので、現時点では未だにミッション内のすべての敵をステルスアクションでしとめるところまでは到達していない。でも何度もプレイしているうちに見えてきたステルスアクションのポイントを語ろう。
ステルスアクションのポイントは何といっても敵に気が付かれる前に敵に接近することだ。遮蔽物があるような場所で、さらに敵との距離が近い場合は、口笛を吹いて敵の注意を向けて呼び寄せるのが有効だ。近付いてきた敵を範囲内に入ったところで音を立てずに始末する。この近付いてくるまでの緊張感と、殺し終えた時の高揚感こそステルスアクションの醍醐味といえるだろう。
しかし、身を隠せない場所の時はどうすれば良いか? 実は「素早く近づく」のが有効なんだ。かなり大胆なやり方だが、1番効率がいい。この際に敵の視点が気になると思うが、ぶっちゃけると遮蔽物がないような場所であっても、敵がこちらに向いておらず、こちらが屈みながら進んでいればかなりの距離まで気づかれずに近寄れる。敵が1人しかいないような場合はこれで十分対処できる。
複数の敵を相手にする場合はいくつかの選択肢が迫られることになる。例えば2人の敵が立ち話をしているような状況下では、かがみながら忍び寄って一気に2人ともステルスアクションで仕留めるのがシンプルかつ、確実な対処方法だ。逆に2人の距離が離れている場合には、1人ずつ物陰におびき寄せてから個別に仕留める方が確実だ。こうしたステルスアクションで気をつけたいのは殺しの現場を他の敵に見つかりかねないことだ。敵の死角で殺すこと、先に離れた敵を殺してから手前の敵を殺すといった“殺す順序を考える”ということも大事だ。
他にも、敵にわざと気が付かせつつ、待ち伏せして近付く敵を次々とステルスアクションで撃退するという思い切りのいい作戦も試してみた。うまくはまると面白いくらいに敵をバタバタと倒せるぜ。ただし、これをやるには、背後から敵が寄ってくることのないところで、広範囲から囲まれて狙い撃ちされない場所といった感じで、かなり限定されるのが難点だ。
ステルスで戦う場合は“侵入経路”も重要だ。敵の建物に近づいた場合、目標に素早く到達できる入り口があるかもしれない。目の前の入り口にこだわらず建物の周りを回り、ターゲットのみを始末して逃げるということが可能な場合もある。敵地に着いたらまずは周辺の下見をして、最適な侵入経路を考えるのも面白い。
もう1つ気をつけたいのは「見張り役」の存在だ。こいつに姿を見られると見張り役は電話に駆け寄り、増援を呼んでしまう。増援が来るとあっという間に囲まれて大ピンチになる。侵入する場合は見張りは最優先で排除しておきたい。できることなら電話の位置を把握して、そこに近づこうとする敵をしとめるようにしたい。有効なステルス戦法はこれからも模索していきたいぜ。
ユニークな投擲武器「スクリーミングゼミ」を使いこなせ
銃器の他にも本作では投擲用の武器が多く用意されている。序盤から使えるのが「火炎瓶」で、その後、ミッションをクリアすることで「スクリーミングゼミ」や「手榴弾」、「C4爆弾」などが使用できるようになる。C4はゲーム中盤以降にゲットできる武器なので、今回は手榴弾までを紹介したい。
火炎瓶は、直接当たれば敵を燃え死にさせることが可能なので威力はかなり強力だ。周りの人に燃え移るので、敵が固まってるところに投げ込めばかなり強いが、携行数が少ないのが玉に瑕だ。
スクリーミングゼミは、投げると奇妙な呻き声を発するユニークな投擲物。その声は昔流行った「笑い袋」のようなアイテムだ。これ自体は何のダメージももたらさないが、敵の注意をかなり長い時間引き付けることができる。遮蔽物の少ない場所では、スクリーミングゼミに近付いてくる場合もあるので、敵を集めるのにも利用できる。
スクリーミングゼミの真の恐ろしさは、集めた敵を他の武器で一網打尽にできるところ。火炎瓶で燃やすのも強かったが、それ以上に手榴弾での効果が高かった。敵が集まったところに手榴弾を投げ込むことで多くの敵を一気になぎ倒せたぜ。
また、ステルスアクションとも相性が良い。離れた敵の注意をスクリーミングゼミに引き付けておいて、その隙に手前の敵をステルスアクションでしとめる、といった使い方も有効だ。これにより遠くの敵に気が付かれずに手前の敵をステルスで仕留めることが可能になる。
投擲火器の中でも強力なのが手榴弾だ。これは3幹部の内の1人トーマス・バークを仲間にすると使えるようになる。ただし、彼が仲間になった直後ではまだ購入できず補充できない。購入可能にするためにはメインミッションをクリアしてから、さらにバークの好感度を上げる必要があるため、バークのサブミッションを積極的にやってみるのがいいだろう。
俺の場合、手榴弾の威力はスクリーミングゼミとの併用で痛感した。多くの敵を1度に葬り去ることができるのはかなり爽快だった。さらにバークのミッションではトラックを破壊するのに有効だった。この時は手榴弾を補充できなかった上、火炎瓶でも銃でもトラックを破壊させられなかったから手こずった。後でトラックを運転し川に飛び込むことでトラックを破壊できることがわかった。これから挑戦する人は、ぜひ試して欲しいな。
以上、一通り戦闘について語ってみた。簡単そうに書いてみたが、本作の戦闘バランスは結構ハードだと感じた。特に敵の攻撃のダメージが大きく、攻撃もかなり激しいので、最初のうちはあっさり死んでしまうことも多い。
特に敵に囲まれてショットガンを乱射されるとかなり厳しい。死なないコツは、とにかくヤバいと思ったら、なるべく距離を取って遮蔽物に身を隠すこと。戦線を離脱するくらいに逃げてもいい。敵の注意が届かないところまで逃げ切れば体制を立て直して再戦もできる。俺の座右の銘になってる「死んで慣れろ」の精神で自分なりの戦い方を見つけて欲しいぜ。
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