「The Elder Scrolls Online」大満喫連載 アカヴィルたちの集い
「The Elder Scrolls Online」大満喫連載 アカヴィルたちの集い
一段上の冒険者に! “生産”を覚えれば冒険はさらに楽しく
2016年8月16日 00:00
みんな「ESO」は楽しんでいるかい? DMMより日本語で楽しめるようになった「ESO」。クエストがフルローカライズされてとても快適になった本作だが、今回はその冒険をさらに快適にしてくれる生産要素を紹介していこう。……俺はこれまで生産をおろそかにしていた、しかし実は生産を知ることで楽しい冒険の輝きが増すのだ! これから冒険を始める人にもぜひ知ってもらいたいんだよ!
「ESO」では自分の手で武器や防具など色んなアイテムを製作することができる。それはもちろんわかっていたし、一応素材も集めたりはしていた。だが……実際にプレイしているとクエストの報酬などでそこそこ使えるマジックアイテムが入手できるもんだから、ついつい“生産”はおろそかになっていたんだ。そう、俺はこれまで知らなかったんだ。生産の真の魅力について……。
「そんなことはない、生産を覚えていれば、冒険はずっと楽になるんだ。しかも自分に合った装備を追求できるんだよ!」。今回、相棒のGlainにこう言われて、改めて色々生産要素を調べ、実際に体験してみた。ちょっとしたコツや基礎的な部分のアドバイスも受けて、色々やってみて、その手軽さ、便利さ、奥深さに改めて感心させられたんだ。
そして俺は改めて思った。この生産要素ゲーム序盤から覚えていて、冒険に役立てていたらずっと冒険が楽になる! そこで今回は生産要素の基礎を紹介したい。集めた素材を消化しつつ、自身の武器や防具の強化や、さらに役に立つ消費アイテムの生成にも使えるなんて、これ言うことなしじゃないか! 今から始める人にこそおススメしたいぜ! 今回は俺が知った生産の基礎を紹介していこう。
俺達はこの連載にあたり、「ギルド」を立ち上げる事となった。俺達のギルドに参加するには、3つの勢力の内の1つ、「アルドメリ・ドミニオン」に所属していなくてはならない。まずは@norihikoikeか、@Lian66にメッセージとフレンド登録をしてみてくれ! 最初の呼びかけですでに数人の方からメッセージもいただいている。まだまだ募集しているので、ぜひ参加して欲しい!
良い冒険者は自分の装備も自前で準備!
「ESO」には様々な装備品がある。防具は「軽鎧」、「中鎧」、「重鎧」と重さごとにわかれており、さらに頭、体、腕、足など各部位にそれぞれの防具が装着できる。こうした防具は装備するほど防御力が上がるので、なるべく多く装備していきたい。また、武器も剣や斧、メイス、弓など種類も豊富に用意されているほか、杖も「攻撃の杖」と「回復の杖」の2種類、さらに攻撃の杖には炎と氷と雷の3つの属性が用意されていて、とにかく種類が豊富なんだ。
こうした装備品の数々はクエストをクリアしたり、敵のドロップ、ラックや武器庫などから入手できる。特にメインのクエストではかなり強力な付呪効果のついた装備が得られる。だから俺は、ずっとクエストの報酬や敵のドロップするアイテムを使っていた。正直、俺がこれまでプレイしていたオフラインのRPGの感覚では、「アイテムはクエストで手に入れる物」だと思い込んでいた。
だからゲームを進めながら装備で「全然いらないものばかりが増えてくる」ことに困っていたんだ。特に俺は回復の杖のスキルを上げていきたいのに、いいものが手に入らないのは困った。それに、魔法使いとしてマジカ(MP)消費が減る軽鎧のスキルを上げていきたいのに中鎧や重鎧とのつぎはぎだらけの装備になっていくのも悩んでいた。スキルは装備によって上がっていくので、俺はしばらくの間、冒険の序盤で手に入った装備を使い続けていた。自分の目指すキャラクター育成がしにくいなと思っていたんだ。
「elulazy、そうじゃないんだよ。『ESO』は自分の装備は自分で準備していくものなんだ」。俺が悩みを打ち明けると、相棒のGlianからこう言われた。この一言が俺の「ESO」での生産ライフのスタートとなった。そして奥深く楽しい生産要素を知ることになったんだ。
まず実際にやってみて驚いたのは、各装備の生産はスキルがない状態でも素材さえ集めれば簡単に生産できるんだ。しかも装備の製作で失敗することは全くないので、ガンガン遠慮なく作成できる。他のゲームでは生産スキルというのは冒険とは全く別で上げなくてはならないし、時間をかけなければ役に立たないものも多いが、「ESO」では材料さえあれば、レベル15の装備まで、初期のスキルで、しかも失敗なしで作れる。
クエストで手に入る高性能なアイテムは活用しながら、それ以外のアイテムは自前で揃えていく、それこそが「ESO」の冒険者のプレイスタイルなんだと、この時気づかされたんだ! 「『ESO』初心者が快適に冒険を進める極意は、生産だ」と思ったね。
そして生産系のスキルは生産するほどスキルが上がっていく。スキルが上がるほどより上質な素材が使えるようになる。そしてスキルポイントを使うことでより上質な素材を使えるようになり、高レベルのアイテムが作れるようになる。好循環のスパイラルが発生するんだ。生産は今回改めて色々試してみたんだが、序盤からやっておくんだったと、つくづく思い知らされた。「ESO」の生産は、知っておいて損がない要素だ。
実際俺が生産で上げていった要素を紹介しよう。俺が欲しい装備はローブなどの軽装備と杖だ。ローブなどの軽装備は麻などの布類と動物などの皮とかを集めて作る。使用するスキルは「裁縫スキル」で、作成を開始するとどんどんレベルが上がっていくようになる。裁縫スキルのレベルが上がってくると、布類の材料を見つけやすくするスキルや、謎の助手がオフラインの間に材料を集めてくれるスキルなどを習得できるんだ。
杖や弓の作成には、とにかく木が必要だ。これはとにかくフィールドを歩き回ってガンガン集めるのが基本だ。使用スキルは「木工スキル」で、レベルが上がるとフィールド上で収穫可能な木材が近くにあるとほんわか光が湯気のように立ち上るスキルなどが習得できる。他の生産スキルについても基本は同じで上質な素材が使えるようになるスキル、「フィールド上の素材を見つけやすくするスキル」、「謎の助手がオフラインの間に材料を集めてくれるスキル」など、各生産スキルはほぼ共通の効果のものが用意されているのでわかりやすい。
アイテムの製作は街にある専用の施設で行なう。皮を扱う作業台、木を扱う作業台、鍛冶を行なう金床などもある。装備を作るには種族用の素材も必要なので、これは作業台近くのNPCから購入する。フィールドで集めた植物や皮を使える素材に変えるのも作業台だ。高レベル向けの装備を作るには材料も多く必要になるので、材料はこまめに集めていきたい。
そして作業台では装備品の「分解」もできる。クエストや敵の装備品で自分が使いたいアイテムが出てきたら装備して使わない物はガンガン分解していく。分解も生産スキルを上げてくれる大事な要素の上、分解することで、アイテム製作に必要な素材が手に入る。さらにレアアイテムとして、アイテムの強化に使う宝石なども入手できるんだ。これらの宝石は将来的に装備の更なる強化を行なう際に必要となる。装備の更なる強化とは「研究」と「付呪」だが、これらについては次項で詳しく説明しよう。
俺の場合、木工と裁縫で装備の製作を行なったが、Glainは戦士なので「鍛冶」スキルで鎧から剣まで自前でまかなっていると言っていた。鍛冶についても木工や裁縫と同様にスキルを上げることで、より上質な鉄などが扱えるようになっていく点は同じだ。
冒険しているときにこまめに素材を集め、装備を作っていく。生産そのものも楽しく、のめり込める要素だ。生産専門でのプレイというのも楽しいと思うが、「ESO」では冒険の片手間でもそこそこ役に立つのがありがたい。覚えておくとかなり便利で、冒険の幅が広がる楽しい要素だ。初心者もぜひ挑戦して欲しい。
ルーンを組み合わせて作る「付呪」で、マジックアイテムすら楽々作成!
「ESO」では様々なマジックアイテムが存在する。追加で属性ダメージを与えたり、マジカや体力、スタミナを増やしてくれる。なんと「ESO」ではこれらのマジックアイテムも初期スキルで作れるのである。それが「付呪」のスキルだ。
付呪とは、3種類のルーンストーンと呼ばれる素材を組み合わせて「グリフ」と呼ばれるアイテムを作成するスキル。グリフは付呪させたいアイテムを選択してコマンドから「付呪」を選択するだけだ。既に何かしらの付呪の効果が付与されたアイテムに別の付呪の効果を載せようとすると上書きになる点には注意が必要だ。実は俺はこの付呪をやっていなかった。これを使えばもっと簡単に特性を持った装備が作れていたんだ。皆はぜひ覚えて欲しい。
ルーンストーンはフィールドに点在する石碑のようなオブジェクトから削り取ることで入手できる。ルーンストーンは様々な種類があるが、3つの形にわかれている。付呪ではこの3つを組み合わせることでグリフを作ることができる。ルーンによってグリフは全く性格が異なり、「炎のダメージを与える」、「体力を増やす」など様々な特性を持たせられる。
付呪が便利なのは一度付呪で使用することで“解析”でき、組み合わせを変えることである程度目指すグリフが作れることだ。「この組み合わせで体力が増やせるグリフが作れたから、ここのルーンを入れ替えたらマジカが増やせるルーンが作れるな」という感じで、自分自身のスキルも上がっていく感じが楽しい。ルーンの一部は街で販売もされているので、これを使うことで自分の目指すルーンを量産できる。またグリフを“分解”しても一部のルーンストーンが入手できる。
付呪は生産と同じように手軽で、奥深い要素だ。生産で適正レベルの装備を作り、付呪で自分の望んだ特性を付与することで冒険の序盤からかなり充実した装備を身につけることができる。ホントにこの要素を最初から知っておけばなあと思ったよ。
「ESO」にはさらに「錬金術」で毒や薬の製作をしたり、「料理」もある。毒は敵に攻撃した際に追加ダメージを与えたりできるし、薬も一時的にステータスを上げたりできるものが作れたりと、ガンガン作れたらどれもかなり便利そうなんだが……これがなかなか厳しい。というのも「ESO」では毒や薬、そして料理の素材がものすごい種類が多くて、すぐバックパックがパンパンになってしまうんだ。しかも、木工の素材や裁縫の素材、さらにルーンストーンも……と手を広げるほどアイテムの最大所持数の制限が厳しくなってくるんだ。
アイテムの最大所持数の増加はゲーム内通貨でも購入できるが、増やすほど金がかかるので、そう簡単には増やせなくなってくる。特にクエストなどを進めていて、商人と接触できない状態が長く続くと、回収しまくった各種素材が手元の最大所持数を圧迫し、せっかくのアイテムを敵から回収できなくなるジレンマに陥り、結局手に入れた素材を処分せざるを得なくなることが多々あった。アイテムの最大所持数にゆとりが出るまでは、手広く色んな製作に手を出すよりも、必要最小限に絞って製作する方がいいと感じた。
俺自身は今まで他のゲームでほとんど生産をやってこなかったから、こんだけ豊富な生産スキルを前にかなり面食らっているのは確かだ。今回も改めてGlainに教えてもらったことが多い。コレは奥深いわ。自分のペースでじっくり覚えていこうと思う。Glainは料理もいくつか覚えて冒険に活用しているらしい。ギルドでの情報交換もやっていきたいところだ。
1粒で2度おいしい! 生産クエストでアイテム取得とスキル上げの効率化
大きな街では生産クエストを受けることもできる。生産クエストは実にシンプルで、指定されたアイテムを作るだけだ。もちろん生産の際に必要な素材は事前に用意する必要がある。
ただ、各種アイテムを製作することで生産スキルを上げられるし、スキルクリア時に報酬も得られるので正に一石二鳥だ。しかも生産クエストではたまに、レアな素材も得られるようなので、生産をガッツリやってる時は積極的に受けるのがいいだろう。
さて、一通り生産について語ってみたが、「ESO」の生産スキルは非常に奥が深くて面白いが、生産はあくまで冒険を助けるサブ要素という印象を持った。スキルのポイントについても、生産系のスキルにガンガン振りすぎると、魔法スキルや攻撃系のスキルがおろそかになってしまっては本末転倒になってしまう。他のゲームだと生産専門のキャラクターを育てるというのも楽しさだが、「ESO」はやはり冒険がメインじゃないかと思う。各種クエストの合間に集めた素材を使って軽く生産する、くらいの“気分転換”にやるのがいいと思う。
とはいえ、生産はとても奥が深い。実際にちょっとやりだすと、色々集めてもっと強いアイテムが作りたくなる。俺も実際に自分で色々製作してみて、調べれば調べるほど、まだ見ぬ「最高最強の武器」を目指して、もっと手をかけたくなってしまった。この辺の成長のバランスをどう取っていくかも「ESO」の楽しみ方の1つだな。
今回俺は正直「生産の道」の入り口をのぞいたばかりだ。今後生産スキルのバランスを考えると全ての生産スキルを上げていくよりも、Glainに鍛冶を任せて、俺は裁縫に特化して、他の人に付呪や錬金術を……というようなギルドによる役割分担をしていくような予感もある。「ESO」では「ギルドショップ」があって、ギルド内のメンバーに製作したアイテムを売る、といったこともできる。同じギルド内で「毒を扱わせたらこの人」、みたいな“キャラ立ち”も楽しそうだよなあ。
今回の連載をきっかけに、早速連絡をくれたプレーヤーの方がいる。次の回からいよいよ俺達のギルドを立ち上げていきたいと思う。まずはとにかく初期メンバーとなってくれる人達と顔を合わせるぜ。とても楽しみだ!
Published by DMM GAMES c 2016 ZeniMax Media Inc. The Elder ScrollsR Online developed by ZeniMax Online Studios LLC, a ZeniMax Media company. ZeniMax, The Elder Scrolls, ESO, ESO Plus, Tamriel Unlimited, Bethesda, Bethesda Softworks and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the US and/or other countries. All Rights Reserved.