「The Elder Scrolls Online」大満喫連載 アカヴィルたちの集い
「The Elder Scrolls Online」大満喫連載 アカヴィルたちの集い
俺達の冒険の始まり! 旅の仲間、共に戦う戦士を大募集
2016年8月2日 00:00
「The Elder Scrolls Online(ESO)」の6月の日本語版サービス開始から1カ月が経過した。「ESO」は、日本でも大ヒットしたRPG「The Elder Scrolls IV: Oblivion」、「The Elder Scrolls V: Skyrim」と同じ世界「タムリエル」を舞台とした壮大なMMORPG。“メガサーバー”で日本全国、そして米国を中心とした世界中のプレーヤーと、一緒に冒険が楽しめるんだ。
しかし、世界中のプレーヤーと遊べるとはいっても、やはり日本語で話し合いたい。日本人プレーヤーとして集まり、情報交換や、くだらない雑談をして、時には協力プレイをしたい。そして近い未来、戦場に俺達のギルドの名前をとどろかせたい! そこで、俺達は「アカヴィルたちの集い」という連載を開始することにした。
“アカヴィル”とはタムリエル大陸から海を越えた東にある伝説の世界で、そこにはカタナを使う人々が住んでいたという。しかし今やその人達は蛇人などに追われ、少しの人々がタムリエルまで逃れたらしい。それなら俺達は“日本人プレーヤー”として、アカヴィルの血を引くものとして集まり、ギルドを結成していこうじゃないか!
俺達はこの連載でギルドを結成し、その活動を記していきたい。そこで連載第1回目では、みんなにこの「ESO」の世界に来てもらうために、この世界の魅力と、俺達が目指すギルドでやってみたい“夢”を語り、さらに俺自身がこれまでの冒険の中でつかんだちょっとしたコツを教えたい。
ちなみに、「ESO」は3つの勢力にわかれている。俺達のギルドに所属するにはキャラクター作成時に、「アルドメリ・ドミニオン(Aldmeri Dominion)」にしておかなくてはならない。俺達自身まだ駆け出しなので、この連載で初めてくれる人はもちろん、サブキャラクターでもオッケーだ。まずは@norihikoikeか、@Lian66にメッセージとフレンド登録をしてみてくれ! ギルドの名前も考え中なので、ぜひアイディアをいただきたい!
ダークファンタジーがたっぷり楽しめる「ESO」。ソロでもしっかり遊べる!
俺は6月の発売から、ほぼ毎日「ESO」の世界に入り浸っている。「ESO」のタムリエルの世界は俺にとっては実に居心地がいい場所なんだよなぁ。過去作「The Elder Scrolls V: Skyrim」を楽しんだ俺にはこの独特の“暗さ”がある魅力的な雰囲気の世界を歩き回るだけで、テンションが上がってくるんだ。ゲームの基本的な要素は「エルダー・スクロールズ・オンラインレビュー」でまとめてあるので、こちらも見てくれ!
世界観の魅力はもちろん、ゲーム部分もプレイしやすく、ドンドンのめり込む魅力を持っている。「ESO」の場合、RPGとしては純粋でシンプルなシステムながら、雰囲気の良さと成長要素、そして奥深いクラフトがある。この世界の住人として、自分の目指す方向性をたっぷり模索できるコンテンツ量がある。長時間プレイすることを前提としたMMORPGとしては理想的な形だと思う。
メインストーリーやサブクエストをプレイしている限り、「ESO」の難易度はまるでオフラインのゲームか? と思うくらいサクサク進められるのもうれしいところだな。そのため、1人でプレイすることが多くなるんだが、街を歩いたり草原を走っていると、何人かのプレーヤーたちは、俺と同じ方向に進んでいることに気が付く。そう、同じクエストを進めている仲間たちなんだ。彼らと言葉を交わすことはないけど、不思議と連帯感が生まれるのが楽しい。
敵と戦っている時などに、他のプレーヤーと一時的に共闘状態になることもある。通常のMMORPGだと「横取り」と呼ばれるあまり勧められる行動ではないが、「ESO」の場合、戦闘に参加した全てのプレーヤーに、倒した敵のドロップや経験値が平等に入る仕組みのため、きちんと協力行動になっているのが面白い。この世界には膨大なクエストがあって、皆が自分のクエストを進めている。敵を共に倒しても、次の瞬間にはそれぞれの目的に向かって進んでいく。こうしたほどよい距離感は、俺にとってとても居心地がいい。気ままに進められるけど、皆がいるから心強いんだ。
もちろん、友達と一緒にパーティを組んで楽しむこともできる。その場合、クエストも1人の時よりずっと楽に進められるし、パーティ前提の難易度高めのクエストも用意されていて、楽しさは格段に増える。プレーヤーのスタイルに応じて、いろんな楽しみ方が用意されている間口の広さがあるんだ。
メインストーリーの構成も面白い。今回の「ESO」での最終目標は、不死の超常者、デイドラ王の1人、“モラグ・バル”の世界征服の野望を阻止することなんだが、このメインのストーリーは2本の話が並行して進むんだ。
1本は自身が所属する地域で成り上がっていき、人間界(ニルン)でのモラグ・バルの進行を阻止しつつ、自身も成長し、強くなっていくという、いわゆる日本のRPGのような王道のストーリー展開だ。もう1本はすごい力を持っているが、謎の人物「預言者」の指示のもと、英雄たちとともにデイドラたちの住む「オブリビオン」を行き来し、高次元の問題を解決していくストーリー。
現時点ではこれらのストーリーは並行して進行している。人間界でのストーリーは色んなNPCと会うことで、物語が展開し、時には殺人事件を暴くミステリーのような展開、時にはしょうもないお使いのサブクエストが出てきたりと、数多くのエピソードが紡がれて数珠つなぎのように物語が完成していくのに対して、「預言者」のストーリーはそれぞれ単発の大きな目的を達成するといった1本道のストーリーだ。こちらについては1本クリアすると、しばらく放置され、一定のレベルに達すると唐突に「預言者」からの呼び出しがかかる形で進行していく。
これら2本のストーリーがどこかで合流する日がくるのか、最終的にどのような結末に向かうのか、まだ先は見えていないが、今から楽しみで仕方ない。
特に「預言者」のストーリーのような、いきなり世界の運命を左右するトップレベルの連中と肩を並べて戦うような話に、低レベルの脆弱なうちから違和感なく参加できるというのもスゴい。「The Elder Scrolls」という長いシリーズの歴史の中で構築されていった世界観をプレーヤーがある程度知った上で入ってくることを前提としているからこそできる芸当だ。
過去のシリーズを知るプレーヤーであれば、たとえ自分が低レベルの状態であっても、壮大な世界の歯車の一部になっている感覚を受け入れやすいだろうし、それを見越して、世界の命運のかかったスケールのでかい全体像を見せつつ、従来のRPGのようなレベル上げのための多くのクエストをこなすような流れを、違和感なく両方取り込んでまとめるストーリーの構成には感心させられる。
そういう意味では、全く「The Elder Scrolls」のシリーズをプレイしたことがない人がいきなり本作からプレイする場合は、ネットで調べて簡単に世界観や宗教観、特に物語に深く関わってくる“デイドラ”や、更にその上位の九大神“エドラ”の名前を頭の片隅に置いておくだけで、NPCのセリフなどをより理解できるのでお勧めだ。特にセリフの頭で「アカトシュの髭にかけて! 」みたいに、唐突に神様の名前が出てくる表現は海外ファンタジー独特の表現方法なので、知っておけば「ESO」の雰囲気がより楽しめること間違いなしだ。
いつかは砦に俺達の名を! ギルドメンバー大募集
そして俺達は「アカヴィルたちの集い」というタイトルの通り、日本人プレーヤーを集めたギルドを立ち上げたいと思っている。冒頭でも触れたが、“アカヴィル”とは本編では登場しないが、日本の文化を持った「The Elder Scrolls」の世界に存在した国の名前だ。今は滅びてしまったが、アカヴィルの血を受け継いだ俺たち日本人がギルドを立ち上げるのには最適なタイトルだと思ったんだ。
「ESO」のメインストーリーはひたすらソロでも進められる。しかしこのゲームの魅力はそれだけじゃない。そして、オンラインゲームとしての楽しさももっともっと味わいたい。だからこそ、ゲーム内での仲間を募集したい。
俺のギルド結成の1番の目的は、「戦争に参加したい」からだ。そしてできれば戦局に影響を与えられるような一大勢力になりたいと思っている。シロディールで常時開催されている戦争キャンペーンは個人でも参戦できるし、戦争時のみ他のプレーヤーと即席でパーティを組んで挑むことも可能だ。だが低レベルのうちは頭数としては役に立てても、あまり活躍できないし、戦場で生き残るのも至難の業だ。
そこで、ギルドを結成して、チームで一丸になって挑めたら面白そうだなと思ったんだ。具体的な目標としては、ギルドで挑んで敵陣営の拠点を奪還してみたいという野望もあるんだ。拠点奪還に成功すると、拠点には制圧したギルド名が刻まれる。この砦を自分たちのギルドの名を刻みたいと思うんだ! もちろん、正直まだレベル50にも満たない1プレーヤーの考えるようなことじゃないかもしれないし、今はそれがどれだけ難しいかもわかっていないが、こういう時の野望は大きい方がいいからな!
戦争については、せっかく攻城兵器のチュートリアルをクリアして、操作もなんとなく覚えたし、効果がスゴイのも体感できたので、是非こうした兵器を駆使して、戦争に挑んでみたいというのもあるな。以前友人と2人で参戦した時は、あまり大規模な戦闘に参加できなかったこともあり、この辺りを本格的に楽しんでみたいという想いも、俺のギルド立ち上げの意思が強まった要因の1つだ。
また、パーティ専用ダンジョンをどんどんクリアしたいというささやかな願いもある。以前たまたまその場にいた人らと3人で即席パーティを組んで初期のパーティ専用ダンジョンに挑んでみたこともあったが、ボスクラスには歯が立たずあえなく玉砕してしまった。そこで最大人数の5人でパーティを組んで挑んだら、どのくらい頑張れるのか、というのはぜひ試してみたいところだ。同レベルのプレーヤーが5人も集まったら楽勝で勝てそうな気もするけどな。そんな時はさらに高難度のダンジョンに挑めるし、夢が広がるぜ!
他にも多くの仲間と色んな遊びを追及していきたい。現時点では馬で世界のあちこちを旅してまわるくらいしか思いついていないが、もっと他に面白い遊び方があるはずだ。また、日本語版から開始した俺にはまだまだ知らないことが多い。日々ストーリーを進めつつ、機能面についても勉強の日々だが、詳しい仲間にアドバイスがもらえるとありがたい。もちろん同じように日本語版から始めたばかりの人たちも大歓迎なので、一緒に強くなろうぜ! ぶっちゃけ本末転倒なことを言うと、趣旨を理解してくれるんならどの国の方でもWelcomeだ。
なお、ギルド名は現在鋭意検討中だが、「アルドメリ・ドミニオン」陣営で集える仲間を募集中だ。平日は原則23時~翌2時までがプレイ時間で、土日は割と長めに時間を取ってプレイする予定。アカウント“@norihikoike”、または“@Lian66”にフレンド申請してもらって、一緒に拠点奪還を目指そうぜ。
スキル選びは試行錯誤。自分に最適なスキルを探そうぜ!
「ESO」ではキャラクターは戦士系、魔法系、盗賊系のスキルを持っている。俺は魔法で、回復系のスキルを集中的に上げている。これが決定版って言うわけではないが、「ESO」のスキル選択の楽しさ、自由度の高さを知ってもらいたいので、俺が得たコツを書いておこう。これからのキャラ育成の参考にして欲しいし、もっと良い方法なども相談したいぜ。
まずはスキルの取捨選択についてだ。本作のスキルはクラス固有のスキルが非常に強力なので、基本的にはこれらを伸ばしていく方がゲームは進めやすい。そして、スキルポイントに余裕がある時に是非取っておきたいのが、「パッシブアビリティ」だ。
「パッシブアビリティ」は消費マジカやスタミナもなく、永続で効果が得られるというスキルの中でも特殊な能力だ。例えば「闇魔法」なら全てのスキルのマジカやスタミナなどの使用量を3%減らせる「不浄なる知識」などがある。単体で数字だけ見ると効果はあまり高くないように見えるが、付呪効果のように、装備に依存するようなものと比べて、常にベースが強化されるのは長い目で見ると大事なところだ。
他のクラススキルやアルティメットスキルについても、説明を読んだだけだとピンとこないスキルが多いので、プレイで煮詰まった時などは、今まで試したことのないスキルを取得して、実際に使ってみる方が手っ取り早い。
例えば俺は当初、「闇魔法」のアルティメットスキル「抑制フィールド」を選択していた。説明を見ると、球体を設置し、球体内の敵を気絶させたり、敵の魔法効果を無力化できると書いてあったので、クエストのボス戦で有効に使えると考えたからだ。
ところがいざ実戦で使ってみると、ボスは移動しながら戦ってくるので、せっかく出現した球体からはあっさりと脱出され、放置されたままとなってしまう。しかも消費アルティメットポイントが高く、複数の球体を設置できないため、ほとんど役に立たなかったのだ。
そこで、「嵐の召喚」のアルティメットスキル「オーバーロード」に変更してみた。説明を読む限りは単にダメージを与えるだけなので面白みがないと思っていたが、実際に使ってみると、腕にだけ雷が宿り光り輝く、カッコいいビジュアルだ。しかも通常攻撃をするだけで、見た目も派手な雷撃弾が、腕から直接発射されるというなかなか豪快な技だったんだ。しかもダメージ量も高い上に消費アルティメットポイントが低いため、長期間使い続けることができるので、複数の敵に囲まれた時でも効果を発揮し、かなり冒険が楽になった。
クラススキルも色々試してみたぜ。今まではダメージを与える魔法ばかりを割り当ててひたすら攻撃、攻撃のスタイルだったんだが、ここに防御強化も期待できそうな「嵐の召喚」クラスのスキル「無限の嵐」を取得してみたんだ。実際に使ってみると、これが俺のスタイルにドンピシャ。体が薄青の半透明の白い電気を帯びたような見た目となり、敵からの物理ダメージがかなり軽減されるようになったんだ。そのため、複数の敵に囲まれた時でも、連続でダメージを食らって即死することなく、戦えるようになった。
装備については、今のところ杖しか使っていないが、本来「ロードス島戦記」の“ディードリッド”をイメージしてキャラクターメイキングをしたので、今後は弓矢を使い続けて強化してみるのも面白いかもしれないな。これについては近日挑戦してみようと思っているので、ナイスな結果が出てきたらここで報告させてもらうぜ。
以上、今回はソロプレイの話を中心に語ってみた。正直、このストーリーの行きつく先を見るまでは、やめるわけにはいかなくなっちまったので、今後もガンガンレベルを上げて、色んなスキルを使ってレベル50を目指したいな。次回はソロで戦争参加した結果について報告するから、楽しみにしててくれ。
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