■ 2009年4月第4週分 ■
プラット フォーム | タイトル | メーカー | ジャンル | 価格 | その他 |
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4月1日 | |||||
DSiウェア | ニンテンドーDSi時計 ファミコンマリオタイプ/どうぶつの森タイプ | 任天堂 | 時計 | 各200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | ちょっとマジック大全 スキ・キライ発見器 | 任天堂 | マジック実演ソフト | 200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | 囲んで消して ワクグミの時間 | 任天堂 | パズル | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | がんばる私のおさいふ応援団 | 任天堂 | ちょっと家計簿 | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | くるくるアクション くるパチ6 | 任天堂 | アクションパズル | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | フォトスタンド付き バンブラDXラジオ | 任天堂 | 音楽ソフト | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | The Dishwasher: Dead Samurai | マイクロソフト | アクション | 800 マイクロソフトポイント | オリジナル |
4月7日 | |||||
Wiiウェア | 危険空域 | トライファースト | スペースアクション | 1,000 Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | 高橋名人の冒険島Wii | ハドソン | アクション | 1,000 Wiiポイント | 移植 |
Wiiウェア | PUZZLE BOBBLE Wii | タイトー | パズル | 800 Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | みんなで対戦パズル 上海Wii | タイトー | パズル | 800 Wiiポイント | オリジナル |
VC | ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 | 任天堂 | アクションRPG | 1,200 Wiiポイント | 移植[N64] |
VC | コズモギャング・ザ・パズル | バンダイナムコゲームス | パズル | 800 Wiiポイント | 移植[VCA] |
VC | SPACE INVADERS(スペースインベーダー) | タイトー | シューティング | 500 Wiiポイント | 移植[VCA] |
4月8日 | |||||
XBLA | Puzzle Quest: Galactrix | D3 Publisher of America, Inc. | パズル | 1,600 マイクロソフトポイント | オリジナル |
4月10日 | |||||
PSP/PS3 | ファイナルファンタジーVII インターナショナル | スクウェア・エニックス | RPG | 1,500 円 | 移植[PS] |
4月14日 | |||||
Wiiウェア | Out of Galaxy 銀のコーシカ ~松本零士~ | サンソフトブックス | デジタルコミック | 500(初回配信) 200(追加配信) Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | オニトレ~教官は鬼軍曹~ | HI Games & Publishing | 頭を使ったパーティゲーム | 800 Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | つっぱり大相撲 Wii部屋 | テクモ | コミカル相撲アクション | 1,000 Wiiポイント | オリジナル |
VC | デア ラングリッサー | ハドソン | シミュレーションRPG | 800 Wiiポイント | 移植[SFC] |
VC | マッピー | バンダイナムコゲームス | アクション | 800 Wiiポイント | 移植[VCA] |
4月15日 | |||||
DSiウェア | イラストロジック | ハドソン | パズル | 500 DSiポイント | オリジナル |
4月16日 | |||||
PS3 | ラグドールカンフー | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ゴム人形アクション | 800 円 | オリジナル |
4月21日 | |||||
Wiiウェア | グーの惑星 | 任天堂 | パズルゲーム | 1,500 Wiiポイント | 移植 |
Wiiウェア | はじいて!ブロックラッシュ | アジェンダ | 360°ねらい撃ち 攻める!ブロック崩し | 500 Wiiポイント | オリジナル |
VC | 悪魔城伝説 | コナミデジタルエンタテインメント | アクション | 500 Wiiポイント | 移植[FC] |
VC | ファンタシースター | セガ | RPG | 600 Wiiポイント | 移植[MS] |
VC | 忍者龍剣伝 | テクモ | アクション | 600 Wiiポイント | 移植[PCE] |
VC | スターブレード | バンダイナムコゲームス | シューティング | 800 Wiiポイント | 移植[AC] |
4月22日 | |||||
DSiウェア | ちょっとマジック大全 | 任天堂 | マジック実演ソフト | 各200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | あつめる笑顔帳 | 任天堂 | お顔コレクション | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | いつでもプリクラ☆キラデコプレミアム | 任天堂 | 写真デコレーションソフト | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 数独編 | 任天堂 | 脳活性化ソフト | 500 DSiポイント | オリジナル |
XBLA | ロードランナー | マイクロソフト | アクション パズル | 1,200 マイクロソフトポイント | 移植+オリジナル |
4月28日 | |||||
Wiiウェア | 牧場物語シリーズ まきばのおみせ | マーベラスエンターテイメント | ドキドキお店ゲーム | 1,500 Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | BIT.TRIP BEAT | アークシステムワークス | リズムアクション | 500 Wiiポイント | オリジナル |
4月29日 | |||||
Wiiウェア | 遊ぶメイドイン俺 | 任天堂 | あそぶ瞬間アクション | 800 Wiiポイント | オリジナル |
XBLA | 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66 | セガ | 3Dロボットアクション・シューティング | 1,200 マイクロソフトポイント | 移植[AC] |
XBLA | バンジョーとカズーイの大冒険2 | マイクロソフト | アクション アドベンチャー | 1,200 マイクロソフトポイント | 移植 |
4月予定 | |||||
VC | 星のカービィ3 | 任天堂 | アクション | 800 Wiiポイント | 移植[SFC] |
※表中の「VC」はバーチャルコンソール、「FC」はファミコン、「SFC」はスーパーファミコン、「MS」はマスターシステム、「MD」はメガドライブ、「PCE」はPCエンジン、「AC」はアーケードを指します。
この表は毎週、配信タイトルを追加し、月単位で更新していきます。配信タイトルは当日まで配信が明らかにならないこともあるため、過去に遡って更新することもあります。
DS「メイドイン俺」との連動やゲームショップにんてんからのダウンロードに対応したWiiウェア「遊ぶメイドイン俺」が4月29日に配信決定 (C) 2009 Nintendo Co-developed by INTELLIGENT SYSTEMS |
今週は、DSiウェアでは、4月22日に「ちょっとマジック大全」(各200DSiポイント)、「あつめる笑顔帳」(500DSiポイント)、「いつでもプリクラ☆キラデコプレミアム」(500DSiポイント)、「ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 数独編」(500DSiポイント)の4タイトルが配信される。「あつめる笑顔帳」は、DSiのカメラ機能を使って、顔写真を集めることで、モテ度やできる度を測ったり、相性度などを見ることができるソフト。また、同じニンテンドーDSi本体で「うつすメイドインワリオ」と「あつめる笑顔帳」をプレイすると、「うつすメイドインワリオ」の一部のミニゲームにちょっとした変化が起きるようだ。「いつでもプリクラ☆キラデコプレミアム」は、プリクラの登録商標を持つアトラス開発の写真デコレーションソフト。このように、今後もDSiのカメラ機能を使ったタイトルがリリースされそうだ。
Wiiウェアでは、パズルゲームの「グーの惑星」(1,500Wiiポイント)、ニンテンドーWi-Fiコネクションでのランキングに対応したブロック崩し「はじいて! ブロックラッシュ」(500Wiiポイント)が4月21日に配信された。28日には、「牧場物語シリーズ まきばのおみせ(1,500Wiiポイント)」、「BIT.TRIP BEAT(500Wiiポイント)」が配信予定。VCでは、「悪魔城伝説」(500Wiiポイント)」、「ファンタシスター」(600Wiiポイント)」、「忍者龍剣伝」(600Wiiポイント)」、「スターブレード」(800Wiiポイント)」が4月21日に配信を開始。「グーの惑星」は、グーと呼ばれる不思議なキャラクターをWiiリモコンで掴んで繋げて道を作り、規定数のグーをパイプへ導くパズルゲーム。かわいらしいキャラクターとオリジナリティの高いゲーム性で人気が出そうだ。
PS3では、4月16日に「PixelJunk Eden」の拡張パック「PixelJunk Eden Encore」(600円)、「WWE2009 SmackDown vs Raw」の追加コンテンツ「Roster Update 2」(500円)と「Roster Update 3」(無料)、「リトルビッグプラネット」の「アジアンコスチュームコンテスト優勝作品」(無料)、「Mr.PAIN」の追加キャラクター「ヨーニィ」と「タティ」(各100円)が配信された。4月17日には「Midnight Club: Los Angeles」の追加アイテム「サウスセントラル・マシンパック1」(300円)が、4月20日には「NARUTO ナルティメットストーム」の追加コンテンツとして「ストームパック4」(無料)が配信された。なお、「ストームパック5」は5月18日に配信が予定されている。
PSPでは、4月16日に「真・三國無双 MULTI RAID」の「追加コンテンツ Version 8」(無料)が、4月17日に「己の信ずる道を征け」の無料体験版「オレイケ 体験版」に配信された。「己の信ずる道を征け」は、過去の自分のアクションを分身として出現させ、分身と自分の行動を組み合わせながら、からくりを解いて進んでいくパズルアクションゲーム。興味があれば、体験版をプレイしてみてはいかがだろうか。さらに、21日にシステムソフトウェア バージョン5.50がリリースされ、PSPで直接ゲームアーカイブスなどのデータをダウンロードする際の必要空き容量が減少する改善が行なわれている。
4月21日に発表会を開催したXbox 360では、4月22日に「ロードランナー」、4月29日に「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66」と「バンジョーとカズーイの大冒険2」が配信を開始予定だ。また、スクウェア・エニックスの「0 Day Attack on Earth」をはじめ、今春~来年予定で配信されるタイトルが一挙に公開された。詳しくは弊誌記事を参照していただきたい。
PS3/Xbox 360共通の話題として、「ストリートファイターIV」の無料アップデートが4月24日に決定した。共通の内容としては、ネットワークを介してトーナメント戦がプレイできる「チャンピオンシップモード」、チャンピオンシップモードで優勝したプレーヤーの試合を対戦リプレイとして鑑賞できる「対戦リプレイ鑑賞」の2つ。PS3版のみの機能では、気に入ったリプレイに投票できる「リプレイ投票」。Xbox 360版のみの機能では、リプレイリストにある対戦リプレイをHDDやメモリーカードなどに保存できる「リプレイダウンロード」、対戦リプレイでのコマンド入力情報が画面内に表示される「キーディスプレイ」を実装。バランス調整やキャラクター追加などはないようだ。
●今週の注目タイトル | |
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「グーの惑星」は、WiiウェアやPCで発売され、海外で人気となった「World of Goo」の日本語版。不思議なキャラクター「グー」をWiiリモコンで掴んで繋げて道を作り、規定数のグーをパイプへ導くパズルゲーム。バランスよく道を作っていかないと、重さで崩れてしまう。最大4人までのプレイが可能。メインとなるのは、様々なステージで構成されたチャプターを巡り、クリアしていくモード。ボーナスゲームとして、どれだけ高いグーのタワーを作れるかチャレンジするモードを収録。ニンテンドーWi-Fiコネクションで作ったタワーの高さを世界中のプレーヤーの記録と比べることができる。 ●(C)2009 2D BOY |
■ ダウンロードソフトウェアレビュー
各ライターが独断と偏見でピックアップしたダウンロードソフトウェアを紹介するコーナー。最新のタイトルから配信済みのタイトルまで、気になるタイトルを紹介していきたい。
「時の継承者 ファンタシースターIII」
●セガ●1990年●配信中(2008年4月30日)●価格:700Wiiポイント(700円相当)
●対応コントローラ:Wiiリモコン/クラシックコントローラ/ゲームキューブコントローラ
● 親子三代に渡って繰り広げられる、民族の対立を描いたSFファンタジーRPG
本作は、のちに「ファンタシースターオンライン」や「ファンタシースターユニバース」などの人気オンラインRPGに派生したメガドライブ版「ファンタシースター」シリーズ4部作の第3作目にあたる作品。「ファンタシースター」シリーズは近未来を舞台にした壮大なスペースオペラ的な物語が特徴だが、本作は、ほかの3作品と異なる中世的な世界観を基にした物語となっているため、同シリーズの外伝的な位置づけと言えるだろう。残念なことに、前作である「ファンタシースターII 還らざる時の終わりに」から大きく変わった全体の雰囲気、フィールドの移動速度の遅さ、戦闘中における敵のアニメーショングラフィックパターンの減少など、各所に見られる作りこみの甘さのせいで、シリーズのファンからの評価は決して高くなかったと記憶している。
とはいえ、単体で見ればストーリーの良さが光るタイトルであることも確か。リアルタッチで描かれたキャラクターは個性的な魅力をかもし出し、結婚相手によって変化するマルチシナリオとマルチエンディングは、当時のRPGでは画期的なアイデアだったといえるだろう。また、親子3代に渡る重厚なストーリーもプレーヤーの心を引き付けて離さない。前述したマイナスポイントはゲームの進行に致命的な影響を与えるものではないため、その点に目をつむれば、本作が持つおもしろさを堪能できるのではないだろうか?
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オラキオの民の血を引くケインや、永遠に生き続ける女性型アンドロイドのミューなど、総勢20名にも及ぶキャラクターたちが登場し物語を盛り上げる。また、以降のシリーズで定番の敵キャラクターになる「ラッピー」は本作が初登場 |
ストーリーは大きく分けて三部構成となっている。それぞれのストーリーの節目に結婚相手を選択し、前述のように選んだ相手によってシナリオやエンディング、そして仲間になるキャラクターが変化するので、結婚相手選びは非常に重要。それまでのストーリーをしっかりと把握して、結婚によってこの後の展開がどうなってしまうのかを想像しながら、相手を選ぶことが本作の楽しみの1つと言えるだろう。
また、状況に応じて変化するBGMも秀逸。たとえば、主人公1人のときはフィールドのBGMも寂しいものだが、仲間が増えるごとにBGMが重厚で勇ましいものになっていき、頼りがいのある仲間が増えたという感覚をプレーヤーに与えてくれる。さらに、戦闘中の有利不利によってもBGMが変化するため、戦闘の状況が視覚情報だけでなく聴覚でも判別できるのもすばらしい。
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結婚システムは本作最大の魅力の1つ。相手によって次の世代の主人公のグラフィックなどが変わるため、直前にセーブをしておいてじっくりと相手を選ぶといい |
システム面で特筆すべきは、非常にスピーディな戦闘部分。半オートで進行していく戦闘は、簡単な操作でありながら非常に爽快感が高く、1ターンのみオートと戦闘すべてのオートを使い分けられるため、ストレスを感じることなく戦える。もちろん、1体ずつターゲットを指定したりアイテムを使うように指示することも可能。また、ほかのRPG作品の魔法にあたる「テクニック」は、レベルが上がるごとに覚えていくわけではなく、最初から習得しているもの以外を覚えることはできない。その代わり、街にある「マスターの店」で、「テクニック」の能力をカスタマイズできる。
「テクニック」には、攻撃、回復、時間、バランスという4つのカテゴリがあり、カテゴリごとに能力の比率を変えることによって、自分の好きなようにテクニックの効果を高めることが可能。効果を高めた「テクニック」は、威力が上がったり状態異常回復の成功率が上がったりと、カテゴリーごとにさまざまな恩恵が得られるが、「テクニック」の発動に必要な消費TPが増えるため、パーティメンバーの状態や自分の考える戦術に応じたカスタマイズが必要になってくる。10メセタさえ支払えば何度でも配分を変更できるので、自分のプレイスタイルに合った「テクニック」を作り上げていこう。
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そもそもオート戦闘だとあまり攻撃テクニックを使う場面が少ないので、攻撃と回復を両方行なえるキャラクターは回復に比重を置いたほうが多少有利に進められるように感じた |
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このように、中心をどこに置くかによって各テクニックの比重が変化する。この配分ではサンフォースへの配分が大きく減った代わりにシーフォースへの配分が大きく増加し、さらにスターフォースとムーンフォースの比率にも影響が出てくる |
コントローラはWiiリモコン、クラシックコントローラ、ゲームキューブコントローラの3つに対応。Wiiリモコンでは、「調べる」ボタンのみ十字ボタンのすぐ隣にあるため非常に操作しづらい印象。もっとも安定して遊べたのはやはりクラシックコントローラで、メガドライブ特有のボタン配置との差異もほとんど感じることなくプレイできた。
なお、バーチャルコンソールでは、シリーズ第1作目の「ファンタシースター」、第2作目である「ファンタシースターII 還らざる時の終わりに」と、シリーズ第4作目である「ファンタシースター 千年紀の終りに」も配信されている。あわせて遊べば、「ファンタシースター」シリーズの世界観をより深く楽しむことができるはずだ。
(C)SEGA
[Reported by 木原卓/桃井サカコ(ねこひげ合同会社)]