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ソロでも楽しい、簡単操作のMOアクション 可愛いキャラクターと一緒に冒険を楽しもう! 「TARTAROS -タルタロス-」 |
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株式会社シーアンドシーメディアが運営するWindows用アクションMO「TARTAROS -タルタロス-」の正式サービスが1月27日から始まった。「タルタロス」は韓国のWemadeが開発したMOタイプのアクションゲームで、日本人好みのかわいらしいキャラクターや、アニメ風のプロモーションムービーなどが早くから注目されていた。
プレーヤーは7人のキャラクターを育てながら、ストーリーを進めていく。また、対人戦やパーティーで挑むミッションなど、ストーリーモード以外にも楽しみ方は多い。アクションRPGだが、複雑な操作は必要なく、だれでも手軽に遊べるカジュアルなゲームだ。
しかしそれらの要素が運営の想像を超えた人気を呼んで、オープンβテスト開始時から慢性的なサーバー過密状態が続いている。ピーク時間には、ほぼ全部のチャンネルが満員になってしまい、遊びたくてもログインできない状況だ。人が多ければそれだけパーティーや対戦マッチングを組みやすくなるが、プレイできないほどの人気となると喜んでばかりはいられない。
本稿ではキャラクターや舞台設定、ゲームの進め方などを紹介しつつ、多くの人を引きつける「タルタロス」の魅力はどこにあるのかを考えてみたい。
【スクリーンショット】 | ||
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牧歌的な世界。敵キャラもどこかユーモラスだ |
■ 個性的な7人のキャラクターがフルボイスで喋りまくる!
各章のオープニングには、絵物語風のプロローグが入る |
ピンコは母親に会うために旅を始める |
「タルタロス」の世界は、過去の神の戦争によって2つに引き裂かれている。天界と地上界の間には、人間が戦争を終結させるために張った「タルタロス魔方陣」という強力な結界があり、2つの世界を断絶している。だが結界が張られたことで、一部の人間は天界に取り残され帰れなくなってしまった。
メインキャラクターの1人、ピンコは結界の向こうに取り残された母親を取り戻すために「オボロス」という石を探している。「オボロス」はあらゆる術法を無効化する神秘の石で、いまは世界中にかけらが散らばっている。ゲームの主軸となる「ストーリーモード」では、この「オボロス」を探して各地を巡ることになる。
冒険の舞台となるワールドマップにはいくつかの村や地域があり、それぞれレベルで区分けされている。最もレベルの高いキャラクターが、エリアに設定された下限のレベルを超えると、全キャラクターがそのエリアに入れるようになる。
新しい場所へは敵のいる道を通っていくことになるが、1度たどり着けば2回目以降はワールドマップからワープが可能になる。1度目の道も、それほど長くはなく敵も雑魚ばかりなので、旅をしている雰囲気作りという意味合い程度のものだ。
「ストーリーモード」のクエストでは、イベントシーンがふんだんに使われていて重厚なドラマが楽しめる。会話はフルボイスで、立ち絵も使って表情豊かに進行する。その雰囲気は、少し前のオフラインRPG風を思わせる。ローカライズもなかなか絶妙で、キャラクターの掛け合いは見ているだけでもかなり楽しく、思わずぷっと笑ってしまう場面もある。
オープニングのイベントはチュートリアルも兼ねている | ||
笑いあり、感動ありのイベントシーン |
■ 複数のキャラクターを使い分ける「MCCシステム」
ログイン後のキャラクターの集合画面 |
アップグレードで後から仲間になったキャラクターのレベルをお金で上げることができる |
プレーヤーが操作するキャラクターはあらかじめ名前や外見が決まっているので、本作にはいわゆるキャラクターメインキングはない。キャラクターは全部で7人だが、最初に使えるのは「ピンコ」、「ソーマ」、「シュバルマン」、「イリシア」の4人だけで、残りの3人はある程度物語を進めなければ仲間にすることができない。
レベル上げはキャラクターごとに行なうことになるので、まんべんなく上げていくとなるとかなりの時間がかかる。途中で仲間になるキャラクターはレベル1からスタートなので、まずはメインとなる1人を集中して上げて、主要なキャラクターがそろったところでサブの育成に入るという形でもいいかもしれない。ただ、レベルは比較的上がりやすいので、それほどレベル上げに汲々としていなくても、気が付いたら上がっていることが多い。
後から仲間になったキャラクターを手っ取り早く育てたいなら、「キャラクターアップデート」という方法がある。これは、手持ちのゲーム内通貨を使ってキャラクターのレベルを上げるシステムで、後から仲間になるキャラクターにしか使えない。これを使えば、レベル1のキャラクターを、一気に適正レベルまで引き上げることができるのだ。
「タルタロス」はマルチキャラクターコントロール(MCC)というシステムを採用している。MCCは「ストーリーモード」で3人のキャラクターをコントロールするためのシステムだ。「タルタロス」のストーリーモードでは、使用できるキャラクターの中から3人を選んで戦う。操作できるのはリーダーだけで、残りの2人はAIで行動する。
3人の位置は、前衛、中衛、後衛に分かれていて、プレーヤーはスペースキーでリーダーの位置を入れ替えることで、他のAIの行動をコントロールできる。AIが前衛にいれば、積極的に行動に加わり、後衛にいれば防衛を重視した行動をとる。中衛は攻守にバランスが取れた動きをする。リーダーが後衛なら、AIのキャラクターは前衛と中衛、リーダーが中衛なら、前衛と後衛に分かれる。
キャラクターには近接攻撃が得意なものや、回復などの支援が得意なものがいるので、得意なポジションにつけてやればそれだけ戦闘を有利に運ぶ事ができる。AIのキャラクターのポジションは「Tab」キーで入れ替え可能だ。また、「Shift」キーでリーダーの交代もできる。これらを組み合わせながら戦うことで、戦闘に戦略性が生まれる。
ボス戦の時など好きに動こうとするAIのサブキャラクターを制御しつつ戦うのは楽しい。だが、使える局面が「シナリオモード」のみと少ないことと、雑魚戦ではあまり組み立てを考えなくても勢いだけでクリアできてしまったりと、少なくとも序盤では使いどころが非常に限定されている。せっかくのシステムなので、もっと自由に使える局面を増やして欲しい所だ。
はっきりものを言う性格の「ピンコ」 | 頼りになる正義漢「シュバルマン」 | 常識派でしっかり者「ソーマ」 |
記憶喪失の美女「イリシア」 | 謙虚な魔法剣士「アエルロト」 | ナシブ族の少女「ナギ」(左)と魔法使い「クロモド」(右) |
イベントの戦闘前に、使用する3人のキャラクターと、死亡時の控えを選ぶ | 画面右下にリーダーとサブキャラクターの関係が表示される | サブキャラクターはAIで自動的に敵を攻撃してくれる |
■ ロビーで準備を整えたら、いざ物語の世界へ
ログインしたキャラクターは「広場」に集まる |
ワールドマップから、行きたい場所を選択すればワープする |
「村」は物語の舞台でもあり、戦闘フィールドにいくためのルームでもある |
ゲームにログインすると「広場」というロビーからスタートすることになる。「広場」には商店や銀行、工房のほか、プレーヤー同士が売買を行なう取引所「エルテイル商店」やギルド事務官、対人戦やミッションと言ったストーリーとは関係のない遊びの窓口になるNPCがいる。ここから狩りの拠点となる村へ向かう。村はMOのルームにあたり、移動した時点で1人パーティーとして登録される。もし他のプレーヤーとパーティーを組みたい場合には、パーティー検索のウインドウから、参加人数を変更すればいい。最大人数は4人だ。
この村では、本筋となる「ストーリーモード」以外にも、レベル上げに使う「ミッションモード」にアクセスできる。「ミッションモード」はゲームの中心になるモードで、レベル別に分かれた狩り場をソロやパーティーで攻略していく。例えば最初に訪れる「ピンドス村」ではレベル1~5の「キノコ農場」、レベル5~8の「ピンドス葦畑」、レベル8~10の「トレントの森」、レベル10用の「汚染されたキノコ農場」4つの狩り場がある。
1つの狩り場はいくつかのエリアで構成されていて、ワープポータルで移動する。ワープポータルは途中でいくつかに分岐していて、それぞれのポータルごとに開くための条件が決まっている。基本的にはどのポータルを通っても最終的なボスは同じなので、クエストで特定の場所や敵に用事があるのでなければ、どのポータルを通っても支障はない。ある程度まで進めば、ボスを倒さなくてもミッションクリアになるので、自信がないときには途中のポータルから村に戻ってもいい。
村では「狩り場のクエスト」も受けることができる。クエストの内容は、“敵を何匹倒してこい”といったものがメインで、特に意識しなくてもミッションを繰り返していればいつの間にか条件を満たしていることが多い。ずっと適正レベルの狩り場で単調な狩りを繰り返すと、ゲーム自体に飽きてしまうので、キャラを変えたり、少し上の狩り場に挑戦してみたりと自分でバリエーションを持たせたほうがいい。クエストの達成報告はどのキャラででも行なうことができるので、強いキャラクターで達成して、育てたいキャラクターで報告すればソロでの戦闘が苦手な後衛キャラも育てることができる。
「ミッションモード」で戦闘フィールドに入ったり、ワープポータルを移動したり、ミッションに失敗したりすると、「疲労度」がたまっていく。これはBOT対策の一種で、100まで蓄積されると、取得経験値が通常の10分の1程度まで減ってしまう。たまった「疲労度」は毎日朝の7時にリセットされる。また、「疲労度解除」というアイテムを使うことで回復させることもできる。回復アイテムにはレベル制限があり、高レベルになると使えなくなってしまう。「チャレンジミッション」や対人戦では「疲労度」がたまらない。
■ 囲まれたら最後。ボタン6つの簡単バトルは位置取りが最重要
敵を引っ張ってきて一気に叩く |
囲まれてしまうと、かなりピンチ! |
「タルタロス」の戦闘は、ノンターゲットのフリースタイルのアクションとなっている。使うキーは「J」、「K」、「L」の3つとこれらを組み合わせた「JK」、「JL」、「KL」の計6種類。3段階に切り替えられるので、最大18種類のスキルを使うことができる。ターゲットはなく、射程内にいるすべての敵に攻撃が当たる。
スキルはキーによって傾向が決まっている。例えば「J」キーは隙の小さな攻撃で、押しっぱなしにするとコンボ攻撃になる。「L」キーは攻撃支援やガード崩しなど特殊な攻撃が多い。2つのキーを組み合わせた技は強力だがクールダウンが長い。
戦闘で最も注意が必要なのが、キャラクターの位置取りだ。本作では、敵の攻撃を受けると、かなりの高確率でスタンしたり、転倒させられてしまう。そうでなくてものけぞりの間はキー操作を受け付けないので、のけぞっている時に別の敵から攻撃を食らうと、連続でのけぞり何もできなくなってしまう。脱出するには、ふっ飛ばし攻撃などで敵の包囲網から抜け出すしかないのだが、コマンドを入力することもできずにそのまま削り殺されてしまうこともままある。
パーティープレイなら敵が分散するうえ、パーティーメンバーの救援が期待できるが、ソロで戦う時に敵に囲まれる状況だけは、なんとしても避けなければならない。囲まれなければ楽勝という敵にすら、倒されてしまうことがあるのだ。そのため、ソロでの戦闘は数匹ずつ敵の集団から引き離して、一列になって追いかけてくる敵を貫通力のある技で一気に倒す、という方法を繰り返して数を減らしていった。技は全体的に派手で、打ち上げ技やふっ飛ばしもあり、一気に多くの敵をふっ飛ばせるとかなり爽快感がある。ただ戦術の幅が狭いので、雑魚戦はどうしても作業的になりやすいのが問題だ。
近接物理攻撃系だったり、遠距離の魔法攻撃だったりと、キャラクターごとに使えるスキルやステータスは違っているが、戦い方は基本的には同じだ。欲を言えば、もう少しキャラクターごとのはっきりした特色が出ると、もっと戦闘が楽しめるようになるのではないかと思う。
キャラクターが覚えるスキルには、アクティブスキルとパッシブスキルがあり、レベルアップで手に入るポイントを使って覚えていく。覚えたスキルはさらに強化していくことができる。レベルアップでもらえるポイントは必要な量に比べて少なめなので、どのスキルにポイントを振るかは悩みどころだ。
ソロの「ミッションモード」は、どのキャラでも戦い方が似てくる | ||
ボスと戦う時には、最初に周囲の雑魚を掃除する | ||
パーティでの「ミッション」なら自分が死んでも、メンバーがボスを倒せばクリア扱いになる | ||
「スキルマスター」からはスキルの説明をクエストとして受けられる。スキルはいつでもメニューのスキルウインドウから覚えることができる |
■ 「同行」などコミュニティ要素はあるが、メインはソロプレイ
パーティー検索で「同行」の募集を見つけることができる |
パーティー検索をすると、時折「同行募集」という募集を見かける。これは「タルタロス」の「同行」というシステムを利用するための募集だ。「同行」はレベル差が10以上あるプレーヤー同士が契約をすることで、お互いにメリットを受けるというもの。レベルの高いキャラクターは、契約を結んだレベルの低いキャラクターが育つとアイテムをもらえる。レベルの低いキャラクターは、高いキャラクターが接続している間、獲得経験値にボーナスがつく。
他にもギルドやゲーム内のメール機能などコミュニティの機能は一通りそろっている。だがゲーム内コミュニティはあまり盛り上がってはいない。パーティー検索をすると、ほとんどのプレーヤーはソロで遊んでいるのがわかる。周囲チャットはほぼ皆無だ。パーティー申請の時に参加人数を4人にしておくと、割合すぐに埋まってしまうので需要がないわけではないのだろうが、1度のミッションは早ければ10分ほどで終わってしまうので、ほとんど会話を交わすこともなくわかれるといった感じで、コミュニケーションは希薄だ。ソロプレイが基本の限りなくオフラインゲームに近いオンラインゲームといった印象を受ける。
■ 力試しをしつつお宝をゲットできる「チャレンジミッション」
「広場」にいる「チャレンジミッション担当官ウェスティ」 |
正式サービスと同時に、レベル35以上から入れる「上級チャレンジ」が3つ追加された |
上記のようにコミュニケーション要素が希薄な中でも、比較的気楽にパーティープレイが楽しめるコンテンツが「チャンレンジミッション」だ。これは「コンテンツポイント」というポイントを消費して行なう特別な戦闘で、一般のクエストなどより難易度が高いパーティー推奨のコンテンツだ。もちろん腕に自信があるなら、1人での参加も可能だが、試してみた限りパーティーで行くのが無難だと思えた。
ミッションへの参加方法は2つある。1つは「広場」にいる「チャレンジミッション担当官」に話し掛けて自分がチームリーダーになる方法。もう1つはパーティー検索から他のプレーヤーのミッションに参加する方法だ。参加すると、街角のような専用のルームに飛ばされる。ここにも村と同様に、商店や銀行などの施設があるが、イベントやクエストなどはない。
戦闘フィールドはレベルごとにいくつか用意されている。自分のレベルより高いミッションは選べないが、低い場合はミッションに合わせて自分のレベルが補正されるので、高レベルのプレーヤーが低レベルのミッションに参加することはできる。この時補正されるのはレベルだけで、装備やスキルは変化しない。
今回はレベル7から挑戦できる「イグドラシルの森」を試してみた。基本的な流れは通常のミッションと同じだが、ミッションではボスとして登場する敵が雑魚として大量に現われるなど難易度が高い。ワープポータルで区切られた各エリアごとに達成目標があり、タイムアタックだったり、NPCの護衛だったりと目標が変わっていくので緊張感があって面白い。最後のボスは、何度か倒れながらようやく勝利することができた。
「チャレンジミッション」では、敵を倒しても通常の戦闘のように経験値が入らない。その代わりに、ミッションが成功すれば、「経験の書」というアイテムがもらえる。これは使うことで経験値が手に入るというもので、常に1冊しか持つことができない。もし、連続してミッションに挑むなら、使ってから次のミッションを始めないと上書きされてしまう。他にも「チャレンジミッション」でしか手に入らないレアアイテムがあるらしい。
ルームでパーティーを募集する | ||
強敵ぞろいで4人のフルパーティーでも苦戦する | ||
「イグドラシルの森」には、「ピンドス村」で遭遇するボスが総出演する |
■ 意外にも熱い対人戦は、隠れた人気コンテンツ
「広場」にいる「対人担当官マル」 |
「タルタロス」には対人戦もある。1対1から4対4までの4つの組み合わせが可能で、「広場」にいる「対人担当官」に話しかけるか、パーティー検索から対人の募集を選んで参加する。マッチングはレベルに関係なく、登録した順番に行なわれていくので、レベルが低いうちは勝てる可能性はほとんどなさそうだ。
「対人担当官」に登録すると、対人専用のルームに移動する。ここで、何人の対人を行なうかの設定ができる。複数対複数ならまずパーティー募集の人数を修正して、集まったところで希望の人数のマッチングにエントリーする。マッチング登録の下にある、「エントリーの設定」というボタンを押すと、参加させたいキャラクターを選ぶことができる。登録できるのは、先鋒、次峰、大将の3人。戦闘不能になると自動的に次のキャラクターに入れ替わる。
マッチングできると、対人戦専用のフィールドに移動する。対人ではキャラクターの性能差がNPC戦よりも勝敗に影響する。特にチーム戦にはNPC戦にはない読み合いがあるので、作戦が重要になる。本作の対人戦はメインコンテンツではないが、それでも対人戦が1番面白いという声もあるくらい熱い戦いが繰り広げられている。実際、パーティー募集を対人戦に絞って観察していると、次々にエントリーしてマッチングされているのがわかり、にぎわいを感じた。
1対1の対人戦の様子。レベル差があると、いくら攻撃を当てても相手のHPが減らない |
■ さらに2人のキャラクターが登場予定、サーバー過密の解消が緊急の課題
「ルコ」の登場を予告する公式の特設ページ |
「タルタロス」を語る上で外せないのがアバター要素だろう。本作にはドロップ品や生産品、そして課金アイテムとして販売されている有料アバターなど、たくさんのアバターが用意してあり、髪型や髪の色を変えると同じキャラでも別人のように印象が変わる。キャラクターメイキングがない代わりに、アバターで自由にカスタマイズしてくださいということだろう。
キャラクター固定のオンラインゲームというと、「テイルズウィーバー」が思い浮かぶ。「テイルズウィーバー」もキャラクターへの思い入れが強い作品だが、「タルタロス」も同様に、このキャラクターで遊びたいからという思い入れが、ゲームをプレイする大きな理由になりうる作品だ。それだけに、細かなカスタマイズで好きなキャラクターの外見を変えられるのは嬉しい。今後も、さらに2名の新キャラクターの追加が予定されている。そのうちの1人、忍者少女の「ルコ」はすでに公式ホームページで発表されている。2月2日以降ムービーやボイスなどの詳細が続々と公開される予定だ。
また正式サービス開始に合わせて、マスクや顔のタトゥーなどのフェイスアバターや、期間限定の課金アバターも公開された。ただ、これらはゲーム内からも購入することができるのだが、いずれのアバターも使用期限があるのに、ゲーム内ではそれが明確に表示されないのは少し気になった。後々のトラブル防止のためにも、こういった部分ははっきり明記しておいた方がいい気がする。
ゲーム自体は全体的にまとまりも良く、好印象を受ける。戦闘もアクションとはいえそれほど難易度が高いわけでもなく、誰でも気軽に遊べるカジュアルなゲームだ。レベルは上がりやすいが、たくさんいるキャラクターすべてを育てようと思えば、それなりに時間もかかるのでそこがやりこみ要素になるだろう。生産や強化といった要素を楽しむこともできる。全体的に及第点は越えている。
しかしせっかく中身が良くても、サーバーが慢性的に混雑状態でログインできないのでは、その中身を見るチャンスすらない。せっかくのコンテンツを快適に楽しめるよう、ログイン状態の改善は早急に対策を打って欲しい。
課金アイテムや生産のアバターで、キャラクターをカスタマイズできる |
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□「TARTAROS -タルタロス-」のページ
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(2010年 2月 1日)