PS3ゲームレビュー

機動戦士ガンダム サイドストーリーズ

ガンダム外伝作品がこれ1本に!

ジャンル:
ドラマチック&ハイスピードアクション
発売元:
バンダイナムコゲームス
開発元:
プラットフォーム:
PS3
価格:
7,600円
発売日:
5月29日
プレイ人数:
1人
レーティング:
A(全年齢対象)

 今年35周年を迎えた「ガンダム」は、ゲームの世界でも数多くの作品が生み出されてきた。その中にはゲームだけのオリジナルな物語を楽しめる「外伝」もたくさんあったわけだが、そんな「外伝」作品をひとまとめに楽しめるのが、このプレイステーション 3「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」だ。

7作品を収録し連邦・ジオン双方で10本+αのストーリーがプレイできる

 本作には新作「ミッシングリンク」をはじめ全7作品が収録されている。一年戦争の影にあった数々の物語の中、オリジナルのモビルスーツ(MS)やモビルスーツバリエーション(MSV)が多数登場する外伝作品の集大成のような1本となっている。

 気をつけて頂きたいのは、過去に他機種で発売された作品は“丸ごとオリジナル版そのままに収録されているわけではない”ということ。オリジナル版ではそれぞれ別のジャンルで、独自のシステムがあったが、本作では3Dアクション形式で統一されている。収録作品は以下の通り。

・「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」(新作)
・「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」(1995年、スーパーファミコンで発売)
・「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」(1996年、セガサターンで発売)
・「機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…」(1999年、ドリームキャストで発売)
・「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」(2001年、プレイステーション 2で発売)
・「機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicle」(2002年、PS2で発売)
・「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…」(2003年、PS2で発売)

ストーリー選択画面。ネタバレ防止のために初期状態の画面を使っているが、「ミッシングリンク」から順に、クリアすることで他の外伝作品が開放されていく

 本作のプレイモードは大きくわけて「ストーリーモード」と「VRミッション」の2つとなる。「ストーリーモード」は、新作「ミッシングリンク」をはじめ外伝7作品が楽しめる。また、「VRミッション」は、様々な戦闘シチュエーションが用意されているミッションを、好きなMS部隊を編成して挑むというやりこみモード。ストーリーをプレイすることでミッションや機体が増えていく。

 ストーリーモードは新作の「ミッシングリンク」から始めていき、作品をクリアするごとにほかの外伝作品が開放されていくという形式。作品によっては連邦軍サイド、ジオン公国軍サイドのそれぞれの目線で楽しめるようになっていて、本作全体で10+αのストーリーが楽しめる。

 この“クリアすることで他作品が開放されていく仕組み”については、プレイ当初には「自由に好きな作品から遊べるようにして欲しかったかなー」と感じたところがあったのだが、一通りプレイし終えた後には「各作品同士の繋がりを感じてもらうための仕掛けだったのだな」と、意図が伝わってくるところがあった。好みが別れるところとは思うが、ひとつひとつの物語をじっくりと楽しめる良さもある(一気に開放されていたら、筆者などはちょっとづつ、つまみ食いする感じに、雑に遊んでしまいそうだ)。

 ゲームの基本的な流れも、どの作品でも共通化されている。まず「登場キャラクターの胸中が語られるシーン」から始まり、「ミッションブリーフィング」、そして「3Dアクションによる戦闘」へと入っていく。ミッションは長めのものでも5分程度で終了するショートなものになっている。

ストーリー中の基本的な流れは全作品共通。隊員の胸中とともにシチュエーションが語られ、そこからミッションブリーフィングで作戦の詳細を確認。そしてミッションという流れになる
「ミッシングリンク」に登場する連邦軍の「スレイヴ・レイス」隊。グレイヴによって生かされている裏の顔を持つ
ジオン公国軍の「マルコシアス隊」。エリート部隊への編入を目指す若者が多い部隊だ

 新作「ミッシングリンク」の物語は、「交響詩篇エウレカセブン」の脚本を手がけたストーリーライダーズによるオリジナルシナリオ。極刑の執行待ちだった犯罪者で結成された連邦軍の特殊部隊「スレイヴ・レイス」と、家柄や出身などでエリートコースから外された実力ある若者たちで結成されたジオン軍の特殊部隊「マルコシアス隊」という2つの部隊のそれぞれの戦いが描かれる。

 連邦サイドの「スレイヴ・レイス」は、罪状の抹消などを条件にグレイヴと呼ばれる連邦軍高官によって組織されたプライベートアーミー的な特殊部隊だ。隊員はみな、薄暗い事情をかかえた曲者ばかりで、そんな彼らに下される指令には連邦軍としての表向きのものもあれば、グレイヴからの影の指令も存在する。

 クセのある「スレイヴ・レイス」の物語に対して、ジオン側の「マルコシアス隊」は正統派な物語だ。ジオンのコロニー落としで知られる「ブリティッシュ作戦」から彼らの物語は始まっていき、その後は地球に降下しての「地球侵攻作戦」に加わっていく。

 どちらのストーリーでもオリジナルなシチュエーションが中心にありつつ、コロニー落としの「ブリティッシュ作戦」や「オデッサ」、「ジャブロー」といった、原作エピソードの名場面に参加するシチュエーションや意外なゲストとのクロスオーバーなどもあるのが嬉しいところ。“原作エピソードの名場面を別視点から体験できる”という、外伝らしい魅力が味わえる。

ストーリーによって乗り込むMSは変わっていくのだが、連邦軍では、陸戦型ガンダムをベースに開発された「スレイヴ・レイス」や「ピクシー」、そのほか「ガンキャノン重装型D」などが主になる
ジオンのマルコシアス隊では、イフリート、陸戦高機動型ザクなどが登場する。後半にはさらなる戦力も登場!
戦場で相まみえるスレイヴ・レイスとマルコシアス隊の前に、謎に包まれたMS「RX-80PR ペイルライダー」が現われる。果たして、ペイルライダーはどちらの味方なのか? それとも、どちらの味方でもないのか……?
MSの動きは「ハイスピードアクション」のジャンル名のとおり、重量感はそこそこでスピード感が重視されている。それでいて、弾の速さはほどよく、反応してギリギリ緊急回避できる
戦闘不能になった場合は、他の隊員に切替えて仲間の復帰を待つことに。操作機体を切り替えることで装備も変わってくるところがポイントだ
操作もシステムや流れ同様に全作品共通。射撃2種類と格闘攻撃、さらにSPアタックでの特殊攻撃が使える

 ミッション中のアクション画面は、操作する機体を背面から見るTPSタイプの3Dアクション。前述のように、過去に発売された外伝作品も本作では共通の3Dアクション形式に統一されている。それによってオリジナル版とは大幅にゲーム性が変わっているものもあるので、移植ではなく未知の、あるいは新訳されたストーリーを楽しむゲームと考えて頂きたい。

 詳しい操作方法については画像を参考にして頂くとして、肝心のMSの動きについては、重量感はそこそこにありつつ、スピード感を重視したものと感じた。本作のジャンル名に「ハイスピードアクション」とあるとおりだ。外伝作品のオリジナル版では全体に動きが軽いものもあれば、重量感たっぷりなものもあり、その違いもまた特徴だったが、本作ではそこも共通化している。

 ただし、全体を通して遊ぶとMSによる性能差がはっきり出ているので、オリジナル版で重量感が特徴だった「コロニーの落ちた地で…」や「ジオニックフロント」などは、ジムとザクUが主な操作機になることで他作品と比べて原作のような重さを感じると共に、遮蔽物なども利用しながら攻略する戦略性も加味される。このあたりは好みが別れるところだろう。

 ミッションではパイロットの隊員が最大3名、戦闘に参加する。方向キーの左右で操作する機体を変更可能で、戦闘不能になっても一定時間後に復帰するという仕様だ。機体が全て戦闘不能に、またはミッション目標の達成に失敗するとミッション失敗となってしまう。

 ポイントになるのは機体ごとに性能差がしっかりと感じられたところ。推進力や各種アクションの反応の良さなど、操作レスポンスに直結するところでそれが感じられるようになっている。

 はっきり言ってしまえば、ザクIIやジムは反応が遅くて戦いづらく、機体性能の高い強敵と戦うとその速さについていけず翻弄されてしまう。ある人は「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを教えてやる!」などとおっしゃられていたが、一般の兵士はそんなわけにはいかない。そういう“性能差の恐ろしさ”がちゃんと感じられるようになっているのは好印象だ。

 そこから、ストーリーが進んで最新の試作機が配備されると一気に世界が変わってくる。ジム系からガンダムタイプへ、ザクIIからドムへ、さらにMSVの試作機へ、という流れが大体の外伝作品にあるわけだ。

 当然、配備されたばかりの新鋭機を使いたくなるわけで、「おお、ドムだ! 早速使おう……。おーホバー走行速い! 強い!」という感じに性能の違いに感動できる。連邦、ジオンともに基本的な主流配備機体の変化があり、そこから外伝ならではのMSV機体へと乗り変わっていく。その乗り代わりのテンションアップと、実際に動かして性能差の違いを感じられるところは魅力だ。

 装備兵器も異なるものが登場する。ザクIIの部隊でも、基本となるマシンガン装備の機体だけでなく、マゼラトップ砲を装備した長距離支援型、ナックルシールドを装備した近距離特化型など、バリエーションがついている。□ボタン、○ボタン、△ボタンでの2種類の射撃と格闘というシンプル操作だが、操作機体を変更することで、より多くの装備が使えるようになっている。

 また、APを消費して放つ「SPアタック」や、「サポートアタック」というものもある。SPアタックは射撃武器ならマルチロックオンしたり、格闘攻撃ならより画面ロックからの強力なコンボを放てる。「サポートアタック」はロックオン中の敵に仲間と集中攻撃を浴びせるというものだ。APは時間の経過や、敵に攻撃を当てたり敵からの攻撃を喰らうと溜まっていき、特に被弾で大幅に溜まっていく。ピンチを切り抜けられる強力な攻撃というわけだ。

 惜しいのは、“機体の違いや装備の違いを活用する”という要素が薄かったところだ。全体に難易度は易しく手軽に楽しめる方向性となっているのだが、それだけに装備を片っ端から使って暴れるというプレイになりがちだった。もっとシチュエーションをくっきりとわけて、装備を意識させる作りだったら、より楽しめたかもしれない。

 敵の撃った弾や近接攻撃に“見てからギリギリで反応できるスピード調節”がなされているのもいい感じだ。敵が撃ってきたのがしっかりと見えて、そこから迫ってくるビームなり砲弾が緊急回避ならギリギリ避けられる。遅すぎず早すぎずの上手いバランスになっていて、手触りのいいアクションが楽しめる。砲弾がかすめた時の音がするのも新鮮で緊張感を高めている。

 逆に気になったところには“ロックオンの扱いづらさ”があった。R1ボタンを押すと画面の中央にいる1番近い敵がロックオンされるのだが、横方向にはあまり反応してくれない。そのため、真横から迫ってきた敵にロックオンしたくても、正面の離れた敵にロックオンするばかりという場面があった。

 ロックオンの挙動については、ある意味、基本に忠実なロックオン操作が必要な簡易的な機能を再現しているとも思える。チュートリアルで教わるとおり、ロックオン中に右スティックでカメラを動かし、次にロックオンしたい対象をセンターに捉えて、R1ボタンを押すという基本動作が大事になるというわけだ。

多数のMS・MSVが登場する本作だが、いずれもしっかり細かなディティールまで作り込まれているのは嬉しい。宇宙での戦闘はスピード感、迫力ともに良好で、艦隊をMSで落とすというたまらないシチュエーションも楽しめる
収録作品のひとつ「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」より。左上にカットインが入っているが、小さいし戦闘中なので見づらい。時間を止めて、どかっと大きく見せても良かったのではと感じる

 「ミッシングリンク」以外の外伝作品については、3Dアクションになってプレイ感や難易度がガラリと変わっているところは前述のとおり。例えば、SFC「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」はそもそもシミュレーションゲームだったし、PS2「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」はジオン公国軍の厳しさをたっぷりと味わえる難易度の高い作品だったが、本作はシステムの根本的な違いから、難易度もだいぶ変わっている。

 他の作品においてもシチュエーション等の特徴は残っているが、あくまでも“サイドストーリーズのシステムで物語を楽しめる作り”。このあたりはオリジナル版を遊んだ人にとっては寂しいところもあるだろうが、ストーリーをあらためて味わえる作品として楽しむのが良さそうだ。

 「サイドストーリーズ」オリジナルの“作品同士の繋がり”が新たに加わっているところは面白い。例えば、新作「ミッシングリンク」のスレイヴ・レイス隊と「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」のユウ・カジマたち第11独立機械化混成部隊と、とある場所で出会っていたという場面が両作品に描かれている。しかも、後付けのそのクロスオーバーが「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」側のオリジナルにあったシチュエーションに沿っており、さらにオリジナルで不明瞭だった点を解消している。そうした外伝作品同士の繋がりを楽しめるように、作品が順に開放されていく作りにしているというわけだ。

 全体を遊びこんだ後の率直な感想としては、“手軽に遊べるのはいいが、もう1歩欲張って欲しい”という気持ちがあった。グラフィックスにおいては、MSのモデリングこそ細かく作り込まれているが、爆発シーンなどで発生するジャギー感(いわゆるギザギザな感じ)が気になってしまう。

 一方でアクションと物量を重視されているのは良かったところで、遠景の敵がしっかり見えて攻撃に反応できるし、ミッションによってはかなり多数のMSや艦隊が同じ画面内で動きまわるところが好印象。特に宇宙空間での戦闘では、地形を描くための負荷がないこともあってか、地上でのミッションよりも敵MSや艦隊の数が多く、迫力もあった。

 演出においては、筆者はガンダム作品において「味のある会話」が最も好きで、ついでMSやキャラクターの魅力に食いつくというタイプなのだが、本作ではイベントシーン内にコックピット内やキャラクターのカットインがなく、会話をMSのアップにしている“MSの擬人化”的な見せ方をしている。隊員たちの顔、名前、声がなかなか頭に入ってこず、思い入れが高まらないのが残念。カットインは、ミッション中だと左上、右上に小さく入るのだが、戦闘中なのであまり見ている余裕がないタイミングのものが多かった。

 ミッション開始前に入るローディングの長さも辛いところ。欲を言うと切りがないという感じではあるが、ミッション中に演出のカットインやムービーがもう少し入っていたら、テンションの高まる仕上がりになったのではないだろうか。

1996年から1997年にかけてセガサターンで発売された三部作「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」より。システムが違えど、過去作がこの時代に手軽に楽しめるようになったのは嬉しい

VRミッションではたくさんの機体を使用可能! 多数のMS・MSVを動かせるのは魅力

自由にMSを選んで挑める「VRミッション」。外伝に登場する多数のMSだけでなく、MSVや一年戦争以降のものも登場する

 外伝7作品を楽しめるストーリーモードの他にも、本作には「VRミッション」のやりこみが待っている。VRミッションの醍醐味は“好きなMSで部隊を組んでミッションに挑める”ところ。まず、ストーリーをプレイすることでミッションや使用可能機体が増えていき、やVRミッションをプレイすると手に入るポイントで、MSの開放や強化が行なえるようになっている。

 使用可能になるMSやMAは、外伝オリジナルの「ペイルライダー」や「ブルーディスティニー」、「イフリート」はもちろんとして、ストーリー中に登場する一年戦争のMSやMSVの数々、さらに一年戦争以降のMSまでも登場する。

 本作はストーリー中においても、外伝ならではな“多数のMS・MSVが動いている姿”が見られるところが魅力のひとつだが、このVRミッションではそれらを自分で操作できるのが嬉しいところ。ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクのホワイトベース隊で挑むもよし、やガンダム4号機・5号機、ZIIなどの嬉しいMSV機で隊を組むのもよし、はたまた、ジオングやビグ・ザムでア・バオア・クーやソロモンを駆けてみたり、ボールを限界までレベルアップさせてがんばってみる、なんていう遊び方も可能だ。

 ダウンロードコンテンツではあるが、発売と同時に追加機体の「ユニコーンガンダム」と、追加ミッションが配信されている。今後もまだまだMSが配信されるとのことで、そちらも楽しみだ。本編のストーリーモードでは、テンポを重視してか5分程度で手軽にミッションが終了するようになっていたが、このVRミッションでは限界にチャレンジするような長く厳しいものも期待したい。

ダウンロードコンテンツでMSやミッションが追加配信! 発売と同時に「ユニコーンガンダム」が配信されている。特殊能力でのNT-Dが発動してデストロイモードになるほか、シールドを構えた時にはIフィールドも発動する

ガンダム外伝作品を手軽に楽しめる1本だが、もう1歩の丁寧さと充実度が欲しかった

外伝の物語やMS・MSVの数々を楽しめる本作。外伝ならではの魅力は押さえているものの、もう一歩の充実度や丁寧さが欲しかった

 新作含め7作品のガンダム外伝が集結し、新たなシステムで楽しめる「サイドストーリーズ」だが、全般的に“もう1歩欲張って欲しかった”と感じたところが多く出てきてしまった。外伝のストーリーにはダイジェスト感があり、演出面でもう少しキャラクターを見せ、心情や物語を補足して欲しかったと感じる。

 アクションにおいては、ロックオン等のクセはあるが、おおむね良好で手触りはいい。新しいMSが配備された時のテンションの高まりや実際に動かして性能差を感じられる嬉しさがいい。原作ファンにもお馴染みな局面であったり、宇宙での戦闘は特に楽しめた。ただそれ以外の、特に地上戦は全般的に印象が薄く、よりMSや装備の使い分けを楽しめるような印象に残る尖ったミッションがもっとあったらと感じた。

 プレイ感としても、どうしても淡々としたものが出てきてしまった。機体の乗り代わりなどで上がったテンションも、ローディングの長さに冷めてしまうところがあったのが残念だ。遊べなくはないのだが、夢中になってお話の続きが気になるというところまで高まらない。

 ガンダムファンとしては“HD画質で動く外伝オリジナル機体やMS・MSVの数々”は見所で、特にVRミッションではそれらを自由に編成して使用できるのは嬉しいのだが、そうしたところも結構コアな昔ながらの「ガンダム」ファンでないと味わいづらいかもしれない。そういう意味では、本作がこの2014年に発売されたというだけでも、なかなかありがたい話なのかもしれないのだが……。もう少し、オリジナル版を遊んでいない人にもオススメできるぐらいの丁寧さが欲しかったところだ。

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(山村智美)