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★Wiiゲームレビュー★

不気味な怪物と戦う名作をガンシューティングに!
宇宙船を舞台にした、絶望に満ちた逃亡劇

「デッドスペース エクストラクション」

  • ジャンル:ガンシューティング
  • 発売元:エレクトロニック・アーツ
  • 開発元:Visceral Games
  • 価格:6,090円
  • プラットフォーム:Wii
  • 発売日:10月1日(発売中)
  • プレイ人数:1〜2人
  • レーティング:CERO:D(17歳以上)

 エレクトロニック・アーツから10月1日に発売されたWii「デッドスペース エクストラクション」は、残念ながら日本では発売されなかったものの、欧米ではすこぶる高い評価を受けたホラーアクションゲーム「DEAD SPACE」を、Wii向けに改めてガンシューティングという日本にも馴染み深い形で表現したゲームだ。プレーヤーは他の人間達が次々と謎のクリーチャーに変異する状況の中、生き残るためだけに絶望的な戦いを続けていくことになる。

 本作は本格的なホラーで、さらにグロテスクな表現が多用された作品のため、プレーヤーを選ぶゲームではあるが、シリアスで緊迫感のある雰囲気や、気持ちの悪い敵を強力な武器で次々と倒していく爽快感など、様々な魅力のあるゲームとなっている。特に次から次へと希望をつみ取られていく状況の中、生き残りを賭けて戦い抜くそのドラマが面白い。Wiiのゲームは“家族向け”のイメージを前面に出したタイトルが多いが、その中で異色といえる作品である。ぜひ注目して欲しい。



■ 人の体を無惨な姿に変える異形の怪物達。過激で怖い「DEAD SPACE」の世界をガンシューティングに!

異形の怪物に追われる恐怖を描いた「DEAD SPACE」をガンシューティングに! 舞台や世界観はそのままに、新たなキャラクターの生き残りを賭けた逃亡劇が展開する
4人の逃亡者の中の唯一の女性レクシーン。絶望的な状況でもあきらめない強さがある
赤く奇妙な形のマーカーと呼ばれる発掘物。すべての異変はこれが原因なのだろうか

 「デッドスペース エクストラクション」は現代より遙か未来、人類が宇宙に開拓を行なうために旅立つ時代の物語だ。ゲームの舞台は地球から遠く離れたスペースコロニーの「イージス7」。このコロニーは資源探査船「石村(イシムラ)」のバックアップを受けて採掘作業を行なっていた。

 ストーリーはイージス7の採掘現場から始まる。その日は通常の採掘作業ではなく、「マーカー」と呼ばれる特殊なものを発掘し、石村に送り出す作業を行なっていた。採掘作業員であるサムは、「何かいつもとは違う」と不安がる恋人レクシーンとの通信を終え、作業場に向かう。そこでサムは禍々しい赤い光を放つ巨大な石柱をみる。これこそがマーカーと呼ばれる物体だった。その姿に不安がりながらも作業を進めるサムとその仲間。しかし、突如マーカーが輝き、その衝撃で作業場の施設が動作不能に陥ってしまう。

 採掘所の故障箇所を直すため作業場内に入るサムと仲間達。そこにでサム達が眼にしたのは仲間同士で殺し合う異常な事態だった。サム達を見つけると作業員達は奇声を上げて襲いかかってくる。サムは自分の身を守るため、仲間とともにリベットガンを作業員に撃ち込む。殺人を犯したことに動揺する仲間。突然サムの頭に謎の声が響いてくる。その声に狂わされたかのように、仲間も正気を失っていく。サムは生き残るため仲間にも銃を向けてしまう。仲間や作業員を殺しながらも故障箇所を直したサムは、後一歩で脱出というところで、駆けつけた惑星警察に「仲間を殺す凶悪犯」として撃たれてしまう。レクシーンの「愛してる」という言葉を耳に残したまま、サムは絶命する。

 第2ステージからは、プレーヤーはサムから惑星警察のマクニール捜査官としてゲームを進めていくことになる。サムが死んだ事件をきっかけに、イージス7では暴動や殺人が絶え間なく起こる異常事態に陥っていた。マクニールはこの事態を調査するために石村から派遣された警備隊員のウェラーと共に死体安置所に向かう。そこでマクニールは死体が動き出し、人々を襲うのを発見する。動く死体を撃退しつつ惑星警察本部へ向かうマクニールとウェラーは、既にコロニー全体が怪物化した住民に襲われていることを知る。唯一の生き残りのレクシーンをつれてシャトル発着場に急ぐが、パニックを起こした人々によってか、3人の前でシャトルは爆発してしまう。

 瓦礫に埋もれながらも生き残ったのは石村を所有する企業の重役エッグハルト。4人をなった生存者は無事なシャトルを探して力を合わせることになる。彼らは死んだ人間の死体が謎の生物に変異していく光景を目撃する。両手に鎌を持ったような化け物、空飛ぶ内臓のような化け物、トカゲのように素早くはいずってくる化け物……かれらはコロニーの中枢近くを粘液状の物質で覆い、浸食範囲を広げていた。その中を4人は必死になって逃げ、ついにシャトルを手にして石村に到着するが、石村もまた既に「彼ら」の侵入を許した地獄となっていた……。

 「デッドスペース エクストラクション」はWiiリモコンで照準を動かし、敵を撃つガンシューティングゲームだ。基本的に移動操作は自動で行なわれ、ゲームの進行に合わせて画面に出てくる敵を撃っていく展開となる。ヌンチャクコントローラーは武器の切り替えやリロードなどに使う。また激しくリモコンを振ることで接近攻撃や敵をふりほどくことができる。2人でのプレイも可能で、もう1揃いずつWiiリモコンとヌンチャクコントローラーを用意していれば、2人で協力して戦うこともできる。

 本作には「ストーリーモード」と「アーケードモード」の2つのモードがある。アーケードモードはストーリー要素はなく、思う存分敵と戦えるモードである。本作は日本語吹き替え版となっており、各キャラクターを声優達が演じている。洋画の吹き替えも担当するベテラン声優達が生み出す迫真のドラマは、本作のストーリーに一段と深みを与えている。

 展開するストーリーはグッと引き込まれる魅力がある。変異した人々に殺された死体の山が、次の瞬間さらに怪物に変異するという絶望感は圧倒的なものがある。どこにも安息の地はなく、ただ逃げる事しかできない4人。しかし、その中でエッグハルトは何か秘密を握っていそうで気になるところだ。マーカーとは何なのか、何故人間が怪物に変異させられるのか、何よりも生き残ることはできるのか、いくつもの謎を秘めながらストーリーは進んでいく。

 プレーヤーキャラクターは最初のサムからマクニールに変わったように、プレーヤーが操るキャラクターはストーリー中何度か変わる。つまり、プレーヤーキャラクターといえど生き残れる保証はないのである。先の読めないストーリー要素と、独特の世界観がゲームをプレイする大きなパトスとなる。ホラー映画が好き、気持ちの悪いモンスターを思う存分倒したい、という人に強く薦めたい作品だ。

 「デッドスペース エクストラクション」は、「DEAD SPACE」の“直前”の物語を描いている。筆者は残念ながら「DEAD SPACE」を未プレイのため、プレイしていればもっと伏線やストーリー展開で気がつく部分が多いだろうなあと感じた。もちろん、「DEAD SPACE」に関する知識がなくてもきちんと楽しめる作品である。

 「DEAD SPACE」に関してもう少し補足すると、この作品は敵に変異する可能性がある死体を前もって壊しておくとこの後の戦闘が有利になるといった要素があり、この戦略そのものがCEROの判定基準に引っかかってしまうため、今後も日本語版は発売されない可能性が高い。欧米では高い評価を得ている作品なだけに残念だ。本作も規制に引っかかるためカットされたシーンもあるとのことだ。それでも異形のモンスターとの戦いを楽しめ、緊迫したストーリーを日本語で体験できる本作が日本で発売されたことは高く評価したいところだ。


石村の警備隊員のウェラー、企業の重役エッグハルト、惑星警察オフィスの唯一の生き残りレクシーン。ストーリーモードの大部分はマクニール捜査官の視点で展開するが、他のキャラクターを操作する場合もある
ステージ1は作業員のサムの視点で展開する。マーカーの発掘をきっかけとして作業員達が仲間を襲いはじめる。やがて同行していた仲間も正気を失っていき……
サムの事件からしばらくたった後、マクニール捜査官は暴動を起こした作業員達の死体がなくなっていることに気がつく。死体が動いている! そのことを確認したマクニールとウェラーは既にコロニー全体が動く死者と異形の化物に襲われていることを知る
レクシーン、エッグハルトを加えた4人の逃亡者は残ったシャトルを探しにコロニーの地下へ。そこには怪物達が謎の物質でコロニーを覆い、「巣」を作ろうとしていた


■ 切り裂け! 焼け! 撃ち抜け! 怪物達をズタズタにする強力な武器

モンスター映画で怪物に効果的な火炎放射器。本作でもかなり使い勝手のいい武器だ
Wiiリモコンを横にひねるとセカンダリ攻撃が可能。リベットガンは壁にものを打ちつけることができる
TK(テレキネシス)は画面内のアイテムを拾ったり、弾を飛ばしてくる敵に投げ返すことが可能

 「デッドスペース エクストラクション」では多彩な武器でモンスターと戦っていくことになる。武器には通常攻撃に相当するプライマリ攻撃に加えて、それぞれWiiリモコンを傾けることで使用できる「セカンダリ攻撃」が用意されており、組み合わせることで多彩な戦い方が可能だ。武器はストーリーモードを進めていくことで増えていき、さらにゲームをやりこむことでパワーアップしていく。強力な武器でより高得点を狙い、高い難易度のクリアを目指すのだ。

 武器は「リベットガン」を除き、弾数制限がある。このため、ステージに隠されていたり、敵を倒すと出る弾を補給しながら戦うことになる。唯一無制限で撃てるリベットガンは単発ながら遠くまで届き、いざというときには頼りになる武器だ。使用感としては射撃間隔の長いリボルバーという感じで、手持ちが近接武器ばかりというときや、残弾数が心許ないときにこれで戦うという場面も多い。いざという時に活躍してくれる武器である。

 弾丸は無制限でも、リベットガンにも装弾数に限りがあり、1カートリッジ分撃ち尽くすとリロードするまで弾が撃てなくなる。どのタイミングでリロードするか、リロード時の隙をどうカバーするかがこのゲームの大事な戦略となる。ヌンチャクコントローラーを振ると至近距離の敵を攻撃できる「格闘攻撃」ができる。リロード時はヌンチャクをブンブン振って敵から身を守りつつリロードするという展開になる。

 各武器の紹介をしよう。「ラインガン」は細長いビームを撃つ兵器。集団の敵をまとめて攻撃することも可能だ。「デッドスペース エクストラクション」は「部位破壊」が有効だ。頭を狙うとダメージが大きいとのことだが、足を攻撃し機動力を奪ったり、腕を切り飛ばし攻撃力を奪う方が敵に対して有利だと感じた。ラインガンは敵を切断するのに有効な武器だ。射撃間隔が長いのと、装弾数が少ないところが弱点だが、敵が固まっているときなどまとめて切断できる爽快感がたまらない武器だ。

 「拳銃」と「パルスライフル」はリベットガンをより使いやすくしたような、ガンシューティングとしてオーソドックスな武器だが、他の武器と比べると破壊力がない。弾を無駄撃ちしないように注意したい。両方ともセカンダリ攻撃ではまとめて弾をぶつけるショットガンのような使い方ができるが、弾の消費も大きく射撃の隙も大きくなるので使い所に注意だ。特にパルスライフルは弱点のみ攻撃できるというボスが登場する戦いで特に有効な武器だ。ボスの出てくるステージではこの武器があるとないとでは難易度が大きく変わってくる。

 炎で敵を焼き尽くす「火炎放射器」は全武器の中でも接近戦最強の武器だ。トリガーを引きっぱなしで敵を丸焼きにするのは爽快だ。セカンダリ攻撃では爆発する炎を撃ち出し周囲にダメージを与えられる。同じく接近戦に有効な武器として「リッパー」がある。回転するノコギリを一定時間操り続けることができるという武器で、敵の体をなぞるように攻撃すると、ノコギリの歯を押し当てられた敵は血しぶきを上げがらバラバラになる。火炎放射器、リッパーとも遠距離の攻撃をしてくる敵が苦手だ。素早く武器を持ちかえて対処したい。

 この他にも、電撃を撃ち出す「アーク溶接銃」、チャージすることで高い威力の弾を発射する「コンタクトビーム」、周辺の敵をはじき飛ばす「フォースガン」といった武器がある。これらの武器は威力は高いが装弾数が少ないため、使いこなすのが難しい。本作では一度クリアするとステージ最初に1つ武器を選んで開始するのだが、強力だが使い所の難しい武器を持っていくとゲームの難易度が上がると感じた。

 この他、「TK(テレキネシス)」がある。これは光の弾を発射し、それで物体を引き寄せるという能力で、落ちているアイテムを拾ったり、コンテナやロッカーを開ける事ができる。ただ、「デッドスペース エクストラクション」はガンシューティングであるため、画面を任意で停止させられない。従って、機会を逃さずアイテムをゲットすべく、ストーリー上の重要な会話シーンなのにプレーヤーは画面のあちこちに光の弾を飛ばしてアイテム回収に必死になっているという状況にもなりやすいのが残念だ。ここはもう少しゲーム的な配慮が欲しかったと感じた。また、TKは敵が投げつけてくる弾をキャッチし、投げ返すという技も使える。こちらは決まると爽快だ。

 多彩な武器を擁する本作だが、敵との駆け引きという点ではもう少しかなとも感じた。地を這ってくる敵の弱点がわかりにくかったり、接近攻撃を振り回しつつ銃を乱射するようなパニック状況になりやすい。また画面を探すことで弾が手に入るシステムなため、カメラの動きで狙い所がずれてチャンスを逃してしまったり、思うように移動できなかったりする部分でストレスが溜まった。キャラクター達の“演技”に集中できない所もあり、もう少し煮詰めて欲しいと感じた。


左から、切断能力に長けたラインガン、一点に集中攻撃できるパルスライフル、回転ノコギリを敵に押しつけるリッパー
左の電撃で敵を攻撃するアース溶接銃と、敵をまとめて倒せるフォースガンは派手な武器だが使い所が難しい。右は格闘攻撃。ヌンチャクコントローラーを振ることで繰り出せる


■ 次から次に起こる絶望的な状況。異形の怪物との戦いの合間に展開する緊迫のSFドラマ

「電撃イライラ棒」を思い出させるパズル。Wiiのリモコンだと繊細な動きは難しい
ルート選択ができるところも。ストーリーは変化しないが出現する敵が違ったり、入手できるアイテムが変わる

 「デッドスペース エクストラクション」は他にも様々なシステムが盛り込まれている。回路をWiiリモコンでなぞり、トラップに触れるとダメージを受けてしまうパズル要素は、「電撃イライラ棒」を思い出させる。面白いパズルではあるが、Wiiリモコンだと繊細な動きはしにくく、ダメージを受けるのは必至かなとも感じた。

 「ステイシス」は一定時間相手の動きを止める能力。チャージできるのは3発までで、3発使い切ると一定時間使えなくなるが、うまく使うことで戦いが非常に有利になる。また、回転するフィンを止めたり、ゲームの展開で必要になる場面もある。TKでボンベをつかみ敵に投げつけたり、システムを組み合わせることで有利に戦える場面もある。

 少し残念だと感じたのがライト機能だ。本作にはWiiリモコンを振ると充電できるライトがあり、これで暗闇を進む場面も多い。ピンチの時にライトが切れてしまったり危機感を煽るいいスパイスになっている。ただこのライトの使えるシーンと使えないシーンの区別が曖昧で、真っ暗なのに使えなかったり、使えても手前しか照らせない場面があったりとせっかくの要素を活かしきれていないように感じた。

 ガンシューティングというジャンルで本作を見た場合、敵を撃つための演出や、ギミックの仕掛け方、また敵を倒してからさらにTKを使わないとアイテムが取れないなど、ゲーム要素のチューニングやシステムの練り込みに関して、もう少しかなと感じる部分はある。しかし、「デッドスペース エクストラクション」の魅力はストーリーと、世界観、雰囲気にあると断言したい。

 どこを向いても敵また敵、生き残りに出会えたと思ったら目の前で死んでしまう演出、徐々に正気を失っていく人物と一緒に行動しなければ行けない不安など、ホラー映画としてのセオリーをきちんと守っているのが楽しい。石頭のウェラー、時々気弱になるが優しくて強いレクシーン、不平を言いながらもついてくるエッグハルトと、言い争いをしながらも団結するしかない4人の描写も見事だ。エッグハルトは企業の重役として、極限状態にありながらも何かをたくらんでいるようで、その謎もゲームのストーリーを強く引っ張っていく。

 SF的描写も楽しい。無重力ブロックでの浮遊感、突然エアロックが明いたとき空気が吸い込まれてしまうことで起きるパニック、空気のない宇宙空間での音が伝わらない無音の戦闘など、「宇宙空間」ならではの演出もちりばめられている。無機質な宇宙船やコロニーを怪物達が占拠していく表現もまた凄まじい。生き物の内臓のような不気味な物質が壁を覆い、粘液質の糸が道をふさぐような場所でも、4人は脱出ルートを探すためあえて踏み込まなくてはならない。もし自分がこんな状況に立たされたら……と、想像することすら恐ろしい。


強い生理的嫌悪を感じさせられる敵のデザイン。中央は落ちているメモ。メモやログを拾うことでその場所の役割や、直前に起きたことを知ることができる。音声メモの場合、Wiiリモコンから声が出るのが面白い。右は石村に移る場面。無重力の描写が楽しい
何とか石村にたどり着く4人だが、地獄は彼らを先回りして待ちかまえていた……
ステージ5は船の外に放り出されそうになる場面がある。空気のない場所での戦いは音が伝わってこないため、異常な静寂の中で行なわれる
石村の下水道に落ちてしまった4人。水の中から巨大な怪物が姿を現わす


■ 思う存分敵と戦えるアーケードモード。戦い方を工夫しハイスコアを目指せ!

アーケードモードは襲いかかってくる怪物達をひたすら倒す。残弾数が重要になるモードだ

 最後にアーケードモードも説明しておきたい。ストーリーモードを進めていくとアンロックされるモードで、ステージを選んでハイスコアを狙う。ストーリー要素はなく、特定のフィールドでひたすら怪物と戦うことになる。

 怪物は波状攻撃を仕掛けてきて、第10波まで襲いかかってくる。武器はステージ開始時に選んだメインウエポンと、リベットガンでスタートし、敵の波状攻撃をしのぐことで第2、第3武器がランダムで追加されていく。

 アーケードモードは特に残弾数との戦いになる。ステージに置かれた弾をいかにうまく拾うか、TKで開けられるロッカーや、壊せる箱などを一瞬で見極め補給して行かなくてはならない。弾を節約するため、単体の敵にはリベットガンを使うという方法も有効だ。敵とひたすら戦うこのモードは、部位破壊による得点効率もこだわりたいところだ。すぐに敵を倒さず、足の次は腕というように、より得点が得られる戦い方を心がけたい。

 「デッドスペース エクストラクション」は怪物を楽しく華麗に倒していくというよりも、追いすがってくる化け物から必死に逃げるゲームである。倒すのはそれ以上追われないようにするためだ。本作はその追いつめられる閉塞感、恐怖感をきちんと再現している。

 「DEAD SPACE」の日本語版が発売されるのは難しいという現状は残念なものがあるが、本作は「DEAD SPACE」が持つエッセンスをきちんと味わうことができ、さらに声優達の熱演でストーリーを体験できることができる。筆者はこの「日本語で楽しめる」という点が特にうれしかった。ホラー映画が好きな人、友達と怪物を倒すゲームが欲しかった人、本格的な演出で恐怖のドラマを体験したい人にぜひお薦めしたい作品だ。



一定のフィールドで次々に来る敵を撃退するアーケードモード。攻撃の合間に武器が追加されるが、どの武器が入手できるかはランダムだ

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(2009年 10月 5日)

[Reported by 勝田哲也 ]



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