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任天堂、E3 2016でNXは展示せず「ゼルダの伝説」最新作に焦点

決算説明会 社長説明を公開。「NX」紹介時期、アプリ展開にも言及

4月28日 公開

 任天堂は、6月にアメリカのロサンゼルスで開催されるE3 2016について、新ゲームハード「NX」の展示はしないことを発表した。

 これは4月28日に実施された2016年3月期決算説明会の社長説明の中で明かされたもの。説明の内容は任天堂公式サイトに公開されており、全文を読むことができる。

 E3 2016では「ゼルダの伝説」最新作に焦点を当て、第1作の発売から30年を迎えた「ゼルダの伝説」シリーズ全体が大きく採り上げられるという。

 なお「NX」については、2016年内に紹介する機会を設けるとしている。「NX」は2017年3月に発売予定とされているが、これにともなって、2017年3月期のWii Uの生産、出荷は大きく減少する見込みであり、80万台の出荷を予定しているとした。

「FE」と「ぶつ森」アプリは「ゲーム的な要素が強い」ものに

 またスマートデバイス事業では、世界でのユニークユーザー数が1,000万を超えた「Miitomo」に続き、「ファイアーエムブレム」と「どうぶつの森」の2つのIPを使用したアプリを開発中であることを明らかにしている。

 「ファイアーエムブレム」のアプリでは、ゲーム専用機で発売されたシリーズ作に比べて「間口の広い遊び」を提供しつつ、ロールプレイングシミュレーションとしてもしっかり遊べるものを目指しているという。

 「どうぶつの森」のアプリでは、ゲーム専用機向けの「どうぶつの森」シリーズと何らかの形で連携し、両方を遊ぶことでより楽しみが増えるようなものを目指し、ゲーム専用機事業との相乗効果を生み出すアプリとして開発が進められている。

 これらのアプリは2016年秋に配信予定で、「Miitomo」よりもゲーム的な要素が強いものになる。これらのタイトルを含め2017年3月までに5タイトル程度をリリースする予定であることに変更はないという。

(安田俊亮)