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【スマホアプリ今日の1本】「メタルスラッグ アタック」懐かしさ満点の第2弾

お馴染みのドット絵グラフィックスで楽しむ「メタスラ」タワーディフェンス

2月15日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「メタルスラッグ」の3大ポイント

・味のあるドット絵はスマホアプリでも健在!
・ユニットをタップするだけのシンプル操作で初心者も安心
・難易度は低めか? 往年のファンは物足りないかも

 かつて「餓狼伝説」シリーズや「サムライスピリッツ」シリーズ、「KOF」シリーズなどで、一世を風靡したSNK。2001年に社名を“プレイモア”へ、2003年には“SNKプレイモア”へと変更したが、その後もSNK色の濃い作品をいくつもリリースしてきた。今回ご紹介するのも、そんな1本から生まれたアプリ。今なお多くのファンを持つ戦場アクション・シューティングの名作「メタルスラッグ」シリーズの最新作「メタルスラッグ アタック」である。

 本作は、「メタルスラッグ ディフェンス」の続編という位置づけである。世界で2,900万ダウンロードを突破するという成功を収めている前作に引き続き、「メタスラ」世界観でのディフェンスゲーム第2弾となる。

【METAL SLUG ATTACK:プロモーション映像】

ユニットは生産に必要なコスト(AP)が決まっている。例外はあるものの、基本的に強力なユニットほどコストが高い
ゲームを進めると、利用できる施設が増えていく。各施設で自軍の拠点やユニットをパワーアップし、さらなる強敵へ挑もう。前作に比べ、この辺りの成長要素が深まっている

 バトルは、左側には味方の、右側には敵の拠点がある横に長いフィールドで行なう。拠点では、時間が経過すると溜まっていくAPを消費してユニットを生産することが可能。生産したユニットは敵の拠点めがけて前進していき、途中で敵ユニットと出会うと自動的に交戦するほか、敵の拠点までたどり着くと攻撃をはじめる。生産するユニットに差こそあれ、敵も同じように行動し、相手側の拠点を先に落としたほうが勝利になるという仕組みだ。

 バトル中にプレーヤーが行なう操作は、生産したいユニットをタップするだけ。そのほか、“メタスラアタック”と呼ばれる必殺技をくり出せる。生産されたユニットは自動で戦ってくれるので、プレーヤーが操作する必要はない。非常にシンプルな操作性であり、アクションゲームが苦手な人でも気軽に遊べるのがポイントと言える。

 また、特筆すべきはオートモードだ。画面の右上に表示されている「AUTO」アイコンをタップすると、ユニットの生産をCPUに一任できる。このシステムは、初めてプレイするステージでどのユニットを生産すればいいのか迷ってしまうときなどには、実に心強い。実際に筆者も、遠距離攻撃を仕掛けてくる敵への対処法がわからず、オートモードを利用して効果的な戦い方を覚え、それを参考にしてクリアしたステージがあった。

 そして「メタルスラッグ」シリーズといえば、何といっても懐かしさと斬新さを併せ持つドット絵だ。リアルタッチで描かれた背景のなかをヌルヌルと動きながら進む兵士たち。初代「メタルスラッグ」のリリースは1996年にまでさかのぼるのだが、あのグラフィックスは当時すでに完成されていた。そして、20年が経過した今も色あせるどころか独特の味がより際立ち、美しい2Dグラフィックスやリアルな3Dグラフィックスと肩を並べているのだから驚嘆のほかはない。

 画面を見てもらえばわかる通り、画面はこれまで通りの「メタルスラッグ」だし、しかもアクションゲームではないため(=あせって操作する必要がないため)、キャラクターのアニメーションをゆっくりと楽しめる。

 しかし、ゲームとしては操作があまりにもシンプルすぎるようにも思う。いかに初心者が楽しめるゲームでも、往年の「メタスラ」プレーヤーとしてはそこにやはり手ごたえ・歯ごたえ・やりごたえが必要だとも感じてしまう。ましてや、硬派なアクション・シューティングとして知られる「メタルスラッグ」なのだから、往年のファンは難易度が高くても決して投げ出しはしないだろう(笑)。

 とはいっても、シリーズの雰囲気が好きな人ならハマるであろうこと間違いなしだ。マルコ=ロッシやターマ=ロビング、エリ=カサモトなど、シリーズの操作キャラクターが登場するのも、ファンにとってはうれしいところ。かつて「メタルスラッグ」シリーズをプレイしたことのある人なら、誰にでもオススメできる良作である。

オープニングムービーでは、さまざまな兵士や兵器などが進軍する。そのヌルヌルした動きは、まさに「メタルスラッグ」だ
個人的には、金髪でヒゲが伸び放題という味のあるスタイルをした捕虜に不思議な懐かしさを覚えてしまった(笑)
【スクリーンショット】
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(平平平平)