ニュース
【スマホアプリ今日の1本】「エンパイア イン ザ ストーム」 スクエニがハンティングアクションに参戦!
序盤を越えてからが本番。迫力の3人マルチプレイ機能も搭載
(2015/11/26 13:13)
「エンパイア イン ザ ストーム」の3大ポイント
・仲間が自動で戦ってくれるためアクションが苦手な人も安心!
・3人でパーティーを組んで強敵に挑むのが楽しい!!
・序盤は同じタイプの敵が続くので飽きちゃうかも?
仲間たちと一緒に巨大モンスターを狩り、武器や防具の素材を集めていく「モンスターハンター」型のハンティングアクションRPGに、スクウェア・エニックスが参戦したタイトルがAndroid/iOS「エンパイア イン ザ ストーム」だ。
ゲームの舞台となる世界には、さまざまなモンスターが生息し、人々の生活を脅かしている。プレーヤーは、ともに戦う仲間“英雄”を集めてモンスターの討伐隊を編成し、英雄たちを成長させたり武器や防具を強化したりしつつ、任務を遂行していく。
ゲームを開始すると、まずは3人の英雄のなかから操作キャラクターを選ぶことになる。誰にしようか悩んでしまうところだが、選ばなかった2人もチュートリアル中にパーティーに加入するうえ、ゲーム開始後に操作キャラクターを変更することも可能なので、好きな英雄を選ぶといい。あとは、ゲームの基本を説明してくれる部隊補佐のアイリーの言うとおりに操作していけば、ゲームの基本がひととおり身につくはずだ。
ゲームは「討伐の準備→モンスターを討伐」をくり返すことで進んでいく。モンスター討伐では、タップしたところに表示されるバーチャルパッドでキャラクターを操作し、画面右下の4種類のボタンで攻撃を行なう。ボタンのうち1つは通常攻撃、残り3つはスキルで、通常攻撃はその場で武器を振って攻撃。スキルには前方へ突進攻撃をくり出す轟雷剣や遠方まで届くオーラを放つ波動月衝などがあり、クールダウンを挟んで繰り返し使うことができる。何も考えずに使っているとピンチに陥りやすいので、使いどころを見極めるのが重要だ。
討伐すべきモンスターは、美形がそろった英雄たちとは対照的に、造形の不気味なものや禍々しいものが多い。どのモンスターもサイズが大きいうえ、使ってくる攻撃も身体全体を使って武器を振り回したり突進攻撃を行なったり、はたまた口からレーザー砲を放ったりと、迫力のあるものばかり。
モンスターの攻撃をまともに食らうと一気に大ダメージを受けてしまうので、回り込むように移動して攻撃を避けつつ、こちらの攻撃を当てていく必要がある。とはいえ、モンスター討伐には時間制限があるため、逃げてばかりもいられない。早く倒せば倒すほど討伐ランクも高くなっていくので、敵の攻撃を受けないように立ち回りながらも、いかに短時間で倒せるかが腕の見せどころだ。モンスター討伐後に手に入る素材を使えば、英雄たちのステータスを上げたり、武器や防具を強化したりできる。モンスターを討伐して素材を集め、部隊を少しずつ強くしていきたい。
本作の楽しみかたは、大きくわけてふたつある。ひとつはNPC(ノンプレーヤーキャラクター)の仲間たちとともにモンスターを討伐し、自分ひとりでコツコツと素材を集め、武器や防具を強化・製造していく楽しみ。キャラクターのレベルアップはもちろん、モンスターを討伐するにしたがって装備品もどんどんパワーアップしていくため、少しずつパーティーを強くするのが好きな人は問題なく楽しめるはずだ。
本来の目的であるモンスターの討伐はもちろんのことだが、自分がほしい装備を受発注したり、いらなくなった装備の競売にかけたりなど、やり込み要素が非常に豊富にある。長い時間をかけて楽しめるのも、本作の特徴だ。
そして、それ以上に注目なのが完全同期型のマルチプレイだ。ふだんは操作キャラクターひとり+NPCふたりの3人パーティーで敵と戦うが、マルチプレイでは3人のプレーヤーがそれぞれ操作キャラクターを持ち寄ってモンスターを討伐できる。これが楽しい! 強いプレーヤーたちとパーティーを組んで手ごわいモンスターに挑むもよし、逆にまだゲームを始めたばかりの初心者とパーティーを組んで助けてあげるもまたよし。どちらもNPCのパーティーでは味わえない楽しさ・おもしろさがある。本作をダウンロードしたのなら、1度はマルチプレイを試してみてほしい。
……とここまで本作の魅力を語ってきたが、個人的に「惜しい」と思う箇所がないでもない。3大ポイントでもあげたが、序盤に登場するモンスターが似たような姿の敵ばかりなので、どうしても新鮮味が薄れていく。そのため、人によっては序盤のモンスター討伐を作業と感じてしまう可能性もある。
しかし、モンスターの討伐を10回も行なわないうちに新たなタイプの敵が出現するし、レベルが上がればマルチプレイでほかのプレーヤーと共闘することも可能になる。そうなればゲームに対する印象ががらりと変わるので、少なくともそこまではプレイしてみるべきだ。スクエニ的ハンティングアクションをぜひ体感してほしい。