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LINEとセガゲームスが“共闘”。セガ新作「フォルティシア」LINE GAMEでリリース

オートマッチングで、いつでもどこでも“共闘”できるRPG!

2015年冬 予定

ビジネスモデル:基本プレイ無料アイテム課金制

左がLINEの舛田 淳 取締役CSMO、右が岩城 農セガネットワークスカンパニーCOO

 セガゲームス セガネットワークスカンパニーとLINEは「LINE GAME」においてマーケティングパートナー契約を締結し、セガゲームスは第1弾タイトルとして、Android/iOS用アクション共闘RPG「フォルティシア SEGA×LINE」を2015年冬(年内を予定)に配信を開始する。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金制。

 発表会に出席したLINEの舛田 淳 取締役CSMOは、LINE GAMEの現状について「スタートから3年たち、世界で6億ダウンロードを達成した。LINE GAMEといえばカジュアルでパズルゲームというイメージがあると思うが、ミッドコアジャンルの拡充をチャレンジとしている」と、ターゲットの拡充を目指す方針を示した。

 そんな中、自社だけでは限界があることから、外部パートナーとの連携を深めることになり、マーケティングパートナーとして数社にゲームの企画を募ったという。マーケティングパートナーとは、ゲームメーカーが企画・開発・運営などパブリッシャーとしてLINE GAMEに参加。マーケティングをLINEが担当する。また、開発にも協力するといい、セガゲームス側が「こういったAPIが欲しい」といった要望が出た場合、それに応えるようプラットフォームの開発を行なうなど、万全の態勢で挑む。

 LINEが打診したメーカーの1つがセガゲームスであり、いくつかのタイトルをセガゲームスから提出。LINEの審査を経てGOサインが出たのが「フォルティシア SEGA×LINE」だった。岩城 農セガネットワークスカンパニーCOOは「『フォルティシア』を皮切りに成功させ、第2弾、第3弾と繋げていきたい」と抱負を語った。

 舛田氏はマーケティングパートナーの取り組みについて「(体力的に)何社とも組むことはできない」と語り、今回のプロジェクトに注力していることを明かした。それだけに「フォルティシア」については“惚れ込んでいる”ことを強調。セガゲームス側としても「フルコミットメントする」と応え、「『フォルティシア』はいつどこでも同時接続で遊べるようにするなど、セガゲームスとしてもチャレンジングなタイトル。わかりやすいが奥深いゲーム性を実現する中で、LINE GAMEらしさをどう出していくのか? 今回は共闘に参加しやすいように気を配っている」と、これまでにない共闘RPGの制作に苦労しながらも意欲を見せている。

LINEにおける外部パートナーの位置づけ
セガゲームスとLINEのマーケティングパートナーにおける関係性

爽快感あふれるアクションRPG「フォルティシア」

 「フォルティシア」は、最大4人で協力しながら3Dアクションバトルを楽しむファンタジーRPG。プレーヤーは、魂が宿る武器「フォルティス」たちと出会い、共に成長しながら闘っていく。敵を倒すことでフォルティスたちを収集していく、ハクスラ型のRPGとなる。

【「フォルティシア SEGA×LINE」の事前登録サイト】
https://pre-fortisia.sega-net.com

【「フォルティシア SEGA×LINE」イメージ編】

開発プロデューサーの菅野顕二氏。プレーヤー同士のマッチングによる“共闘”をアピールした
開発ディレクターの松田剛氏はゲームシステムについて解説
登場キャラは200名以上で、豪華声優陣が務める

 「フォルティス」は、“ハンマー”、“両手剣”、“杖”の3つの武器種に分かれており、通常の武器としての活躍に加え「フォルティス召還」という特殊スキルを発動することで強力な攻撃を繰り出すことができる。

 さらに、特殊な能力が秘められた「アドオン」を合成することでオリジナルの「フォルティス」を作り出すことができるなど、「フォルティス」を収集、強化することで冒険を有利に進めることができる。

 フィールドはコンシューマーゲームと比べても遜色ない、美しい3Dグラフィックスで描かれ、プレーヤーは自分のキャラクターをバーチャルパッドで操作。3D空間でアクション性の高いバトルを繰り広げる。

 プレイした感覚としては、爽快感を際立たせたアクション性が特徴的だった。バトルでは攻撃ボタンしか用意されておらず、基本敵には攻撃がメインとなる。防御はないが、武器によってはオートガード機能を持つものもある。また、回避ボタンが用意されているので、基本的なバトルスタイルとしては、敵の横や後ろに回り込みながら攻撃を加え、敵の攻撃に対しては回避するスタイルとなる。ただ、敵は様々な行動パターンを持っているので、1人のキャラクターが敵の攻撃を受けている間に、遠くから敵に攻撃を加えるなどの戦略が必要となる。

 武器や装備には火・水・風・光・闇といった属性が設定されており、敵の属性を考えた上で対応した装備を身につけて戦いに挑まなければ思わぬ苦戦を強いられるだろう。まだ開発中でバランス調整中だが、今回の体験会で木属性の敵に水属性の装備パーティで挑んだところ、続々とメンバーが倒されていき、最後のキャラクターでボスに挑むも、とうとう時間切れとなってしまった。しかし火属性の装備で木属性の敵に挑むと、いともあっさりと倒すことができた。

 開発ディレクターの松田剛氏によれば、「様々なフォルティスを収集し育て、どのフォルティスを連れて行くのか戦略を立て、戦いに挑んで欲しい」と語る。

 ゲームモードには1人でも楽しめるよう、ストーリーやクエストが多数用意されている。「フォルティス」にはそれぞれ物語が用意されており、「フォルティス」同士のドラマも用意されている。「フォルティス」は200人以上用意されており、それぞれ豪華声優が演じている。

 同作はLINE GAMEで展開することもあり、「フォルティシア」の1番の醍醐味は4人まで参加しての共闘にある。強力なオートマッチング機能を搭載しており、いつでもどこでも共闘に参加することができる。フレンド登録することで知り合いと待ち合わせてクエストに挑戦することもできるし、オートマッチングを利用することで、すでに遊んでいるグループに途中参戦するような形でマッチングされる事もある。今回は会議室で集まってプレイしたこともあってか、非常にスムースにマッチングが行なわれプレイすることができた。

 プレイ終了時は「Good Job!」とコメント送ったり、フレンド登録することができ、どんどん友達を増やすことで、他のプレーヤーと共闘しやすい環境になるシステムとなっている。

 開発プロデューサーの菅野顕二氏は「セガは骨太なゲームを作るのが得意と言われている一方で、スマートフォン用のゲームの開発でもノウハウが溜まってきている。今回はそれぞれのいいところを合わせて制作が進められている。マッチングシステムの開発は強化している。友人とも、まだ見ぬ人とも(マッチングで繋がって)プレイして欲しい」と“共闘”の楽しさをアピールした。

キービジュアルも公開された。共に闘うシーンが現われている

発表会場で公開されたゲームのシステム説明スライド

【プレーヤーキャラクター】

【フォルティス】
イラトマ
オルフェ
サティウム
ジェンティー
フローテ
ランジ
ロード

【スクリーンショット】
武器「ハンマー」
武器「フォルティス召喚」
武器「両手剣」
武器「杖」
「アウラ山道」を冒険しているところ
ザコ敵の中にも大きな敵が登場することがある。そしてフィールドのラストには、巨大な敵が控えている!
「クラルス湖」を冒険しているところ
「ルーベル火山」の冒険
魔法ポータル
冒険ダンジョンの選択
ボス「トレント」
ボス「ブレイザー」
カルネ&たまはなの会話シーン

(船津稔)