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「キングダム ハーツ プレミアムシアター」が開催
プレミアムな生演奏から会場限定ムービーの数々、さらに“王様”も登場!
(2015/11/3 17:54)
スクウェア・エニックスは、東京ディズニーリゾート内の商業施設、イクスピアリのシアターにて、ディズニーファンイベント「D23 Expo Japan 2015」の開催を記念したイベント、「キングダム ハーツ プレミアムシアター」を開催した。
イベントではまず、「キングダムハーツ」シリーズの歴代CM映像が上映された。懐かしい初代作品から時系列順に上映されていく、そしてその最後には……2016年に発売予定のプレイステーション 4用タイトル「キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ」、さらに開発中の「キングダム ハーツ III」と思われるシーンが一瞬だが映し出されていた。
ウォルト・ディズニー・カンパニー・アジアよりシニアヴァイスプレジデントのジャスティン・スカルポーネ氏、そしてスクウェア・エニックスより「キングダム ハーツ」シリーズのエグゼクティブプロデューサーである橋本真司氏が登場し、来場したファンに挨拶した。
続いては、シリーズのサウンドコンポーザーである下村陽子さん、そしてピアニストの中山博之氏が登場。ステージ中央に置かれた2台のピアノにそれぞれ座る。シリーズ楽曲の生演奏だ。
ピアノの前にはキーブレードが置かれ、スクリーンには演奏中の楽曲名とともに、その曲を象徴する場面やキャラクターのイラストが映し出される。
雰囲気の高まるなか、お2人は二重奏で「Dearly Beloved」、「The Other Promise」、「Musique pour la Tristesse de Xion」の3曲を披露。まさにプレミアムなその演奏に、場内からは大きな拍手が贈られていた。
続いてステージには、「キングダム ハーツ」シリーズディレクターである野村哲也氏が登場! ここからはシリーズの最新情報、さらには“会場限定”で「キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ」や「キングダム ハーツ III」の映像、そして開発現場の様子などを収めた映像が上映されていく。
まず公開されたのは、PCブラウザ向けにサービス中のゲーム「キングダム ハーツ キー」について。新ワールド「ビーストキャッスル」が11月5日より追加される。野村氏によれば今後も新たなワールドなどを追加していくということだ。
次に、スマホアプリで9月よりサービスを開始した「キングダム ハーツ アンチェインド キー」。こちらでは、ミッキーのコーディネートをしたアバターなどが手に入るイベントを本日(11月3日)の18時より開催する。なお、「王様KHII Ver.」のメダルは翌朝4時以降に手に入るということだ。
ここからは会場限定の映像が上映されていった。
まずは、ソラ役の入野自由さん、ロクサス&ヴェントゥス役の内山昂輝さん、リク役の宮野真守さん、カイリ役の内田莉紗さん、テラ役の置鮎龍太郎さん、アクア役の豊口めぐみさんが、順番に、映像で出演して、それぞれの演じたキャラクターや、「キングダム ハーツ」シリーズへの思い入れを語った。長く続いているシリーズだけに収録当時のことを懐かしく語りつつ、他の出演陣のことをゲーム内のキャラクターたちと同じように、本当に幼なじみのように感じているという。まさに絆の生まれた作品だったということだ。そして、これから描かれる新しい物語に期待を寄せていた。
次に上映されたのは、「キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナルチャプタープロローグ」に収録される「KINGDOM HEARTS 0.2 Birth by Sleep -A fragmentary passage-」の映像。こちらは「Birth by Sleep」のその後を描いた完全新作ショートエピソードであり、闇の世界にただ1人取り残されたアクアのその後となる。
そこには、最終決戦に向け準備を始めるソラに語られる、3人のキーブレード使いの存在。アクアと闇の世界で出会ったことを話す王様など、「2.8」のナンバリングが示すとおり、「3」へと繋がっていきそうな気になるシーンが収められていた。
さらに、同じく「2.8」に収録される、過去に3DSで発売された「キングダム ハーツ ドリーム ドロップ ディスタンス HD」の映像も公開。「Birth by Sleep」もそうだが、PS4クオリティにしっかりとHD化されている。
そして……、会場ではPS4/Xbox One向けに開発中の「キングダム ハーツ III」の“冒頭シーン”が上映された。
そこには、チェスのようなテーブルゲームで黒と白にわかれて対局しつつ、少年2人がかつてあったという「キーブレード戦争」について語りあっていた。詳しくは知らないと話す白の少年、そんな彼に「ロストマスターって聞いたことある? 戦争は彼らが起こしたんだ。“次期マスター”候補なんだから知っているだろう?」と黒の少年がたしなめる。
次第に2人の会話は空気が変わっていく。「光は闇に飲み込まれる。もう決まっている、この世界の結末は」と。「結末が決まっていたらつまらないだろう? もし闇に敗北するなんて結末なら……俺が書き換えるさ」と。そして、白と黒の大きな駒が盤面で相対し、映像は終わっていった。
このあとにも、初公開となるゲーム中の画面や東京の開発チームがモデリングを作成している様子、動きをテストしている様子など、断片的ながらもいくつもの映像が上映された。
野村氏いわく、そもそも「キングダム ハーツ」ではメイキングを見せるつもりはなく、また開発の流れとしても後編のワールドから作っているということもあって、お見せできるような序盤のシーンがほとんどないという。それでも、そんななかからギリギリ見せられるものを集めてきて、会場限定で公開したということだ。会場でそれをみた人はまさにほんの一握りであり、プレミアムな体験だ。
生演奏から、出演キャスト陣のメッセージ、さらに最新作のとっておきの映像と、たっぷりのイベントだったが、最後にサプライズが待っていた。なんと、王様ことミッキーが登場!突然のことに会場は驚きの大歓声!
ミッキーはステージ上のキーブレードを手に取りポーズを決めたり、ステージから降りて来場者とふれあっていくなど、サービス満点。野村氏、下村さんも同じく来場者席を歩き、ふれあっていた。
というわけで、ファンにはまさにプレミアムな、たまらないイベントとなったが、最後の最後には「シリーズ」の名場面を繋げたスペシャル映像も上映。全編をとおして「キングダム ハーツ」がくれた感動や美しさをたっぷりと思い出せる内容となっており、その感動で包みこんでイベントは締めくくられた。
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