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「マクロスΔ(デルタ)」、新歌姫と、2つのバルキリーを公開
12月31日には、“ほぼ第一話”の特番放映が決定
(2015/10/29 17:07)
ビッグウエストは10月29日、秋葉原UDXにて新作アニメーション「マクロスΔ(デルタ)」の発表会を行なった。発表会では総監督を務める河森正治氏、監督の安田賢司氏をはじめとした主要スタッフが登壇し、新しい“歌姫”としてヒロインのフレイア・ヴィオンと役を演じる鈴木みのりさんが紹介された。
「マクロスΔ」の正式な放映スケジュールは今回発表されなかったが、「マクロスΔ 先取りスペシャル」として、12月31日18時より、TOKYO MX、BS11で特別番組が放映される。“ほぼ第一話”ということで、「マクロスΔ」のさらなる情報が明らかになる。他にも鈴木みのりさんへのインタビューなど盛りだくさんの内容となるとのことだ。
「マクロスΔ」は、「マクロスF」から8年後の西暦2067年の物語となる。「マクロス」の世界では人類は移民先を求めて銀河中に散らばっており、「マクロスF」は銀河中央へ進む移民船団の物語だったが、「マクロスΔ」は銀河の辺境惑星が舞台となる。“風の王国”というところの「空中騎士団」が登場するストーリーとなるという。河森監督は「星々の物語」とも語っており、どのような舞台になるか興味深い。
今回の発表会では、2つのキービジュアル、そして2つのバルキリー(可変戦闘機)が明らかになった。2つのキービジュアルは対になっており、1つには空中騎士団のメンバーと、彼らのバルキリー「Sv-262 ドラケンIII」が描かれており、2つ目のキービジュアルには5人の歌姫と、バルキリー「VF-31 ジークフリート」が描かれている。……そう、今作の歌姫は5人組の「ワルキューレ」というアイドルユニットなのだ。
フレイアはこのワルキューレの1人となる。フレイアは「ワルキューレ」にあこがれて辺境の田舎から飛び出してきた少女だという。彼女を演じる鈴木みのりさんは、「フレイアちゃんはすっごく元気で、パワフルな女の子です。私もそれに負けないように楽しく元気にがんばっていこうと思います」と意気込みを語った。ワルキューレは“戦術音楽ユニット”であり、「VF-31 ジークフリート」と共同作戦を遂行するとのこと。どのような活躍をするのか、興味深い。
「VF-31 ジークフリート」は、バンダイナムコゲームスのPS3向けシューティング「マクロス30」に登場した試作機「YF-30 クロノス」の正式採用機だ。翼が前進翼になっており、シルエットが大きく変わっている。さらに両手にトンファーのような「ミニガンポッド」を持っているのが大きな特徴だという。
空中騎士団が使う「Sv-262 ドラケンIII」は、スウェーデンの戦闘機「サーブドラケン」をそのまま可変戦闘機にしたようなデザインだ。コクピットは透明なキャノピーでははなく、VF-27のように装甲に覆われ、“紋章”が描かれている。YF-21のような青いカラーリングに金色のラインが、これまでのバルキリーとは大きく異なる雰囲気を出している。こちらは変形した姿もまだ公開されていない。まだまだ伏せてある情報が多いという。
このほか、会場で流されたPVはバンダイチャンネルのページで見ることができる。キービジュアルに描かれていない主要キャラクターも登場し、物語への期待が一層高まる。