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従来の10倍の爆発が生む大迫力! 「Just Cause 3」
ウィングスーツにワイヤー、爆発する車で大暴れ!
(2015/6/20 07:24)
「Just Cause 3」は、「大爆発をたっぷり楽しんでください!」と、本作のアートディレクターを務めるAvalanche StudioのFURANCESCO ANTOLINI氏がファンへのメッセージで語るほど、“爆発”にこだわった作品だ。
「Just Cause」シリーズはオープンワールドの世界を舞台に、破壊と混沌を巻き起こし、その地域を牛耳る指導者に正義の鉄槌を振り下ろす爽快なアクション。前作でヘリや建物にワイヤーを引っかけ、空中に一気に駆け上るというアクションで他のオープンワールドとは一味違うことを見せつけて人気を博した。「Just Cause 3」ではさらに派手に、ハチャメチャに冒険が楽しめる。ちなみに、日本での発売は現時点では未定。
今作の舞台は主人公リコの生まれ故郷「メディチ島」。平和な島国だった故郷は今や独裁者がのさばる場所になっていた。故郷を独裁者から解放するために、リコは戦いを始めるのだ。これまでのシリーズではリコというキャラクターは掘り下げられなかった。リコの故郷を舞台とするのはユーザーからの要望に応えたからだとANTOLINI氏は語った。
そして最大の特徴が「爆発」である。本作はより派手な爆発を実現させるために爆発の演出を前作の“10倍”とした。1つの爆発の規模が10倍になることで、連鎖しやすくなり、無限の大爆発が生まれる。車をぶつける、ミサイルを当てる、ヘリをワイヤーで建物にぶつける、これらで生まれる爆発がさらなる爆発を生む。本作ではビルやタワー、島にかかる巨大な鉄橋まで多くのオブジェクトが破壊できる。
ちなみに、敵の基地や拠点、独裁者の像など敵の施設は破壊したあと復活しないが、橋などは復活するという。道路も含めて様々な建物が爆発し、細かい破片が飛び散るのは圧巻だ。また、「Just Cause 3」では乗り物は爆発を引き起こすための起爆剤となる。飛行機をぶち当てるのはもちろん、クルマにC4をくっつけて、ワイヤーでパチンコのように空中に放り投げてから起爆装置を起動させるのもいい。ANTOLINI氏はC4をくっつけた車から飛び降りて空中に舞い上がり、突っ込む車を撃って爆発させるといった、凝った爆発を起こさせるのが大好きだという。
「Just Cause 3」は乗り物にもこだわっている。ヘリコプターや飛行機、軍用車両などはもちろん、スポーツカーからF1、トラックやバイクと多彩だ。これらは“MOD”をでカスタマイズすることで個性的な乗り物にできる。ニトロで一時的に急加速ができるようになり、C4を取り付けると爆発させることが可能だ。スピードを上げたり走行性能を上げるのも、外見のカスタマイズも可能だ。自分のお気に入りの車をガレージに保存することももちろん可能だ。
新要素としては「ウィングスーツ」がある。ムササビのように両手を広げると膜が広がりリコはこのスーツの力で滑空ができる。ワイヤーと組み合わせることで再び加速して空に舞い上がることが可能なので、地上に降りずに飛び続けることができる。ここからパラシュートを組み合わせることも可能だ。ウィングスーツはスタッフがニュースでこのスーツを見たとき“次回作には入れるしかない!”と意気込んで作ったお気に入りの要素であり、この自由度をできるだけ広げるために注力したという。様々なアイディアはユーザーの行動に制限を設けるためでなく、より自由に発展させていくために盛り込んでいくのが「Just Cause 3」の方向性だとANTOLINI氏は語った。
メディチ島は地中海の島をモデルにしている。切り立った崖や高い山、ビーチもあり、地形は変化に富んでいる上に、地中海はあまりゲームのロケーションに使われていなかったので個性的な場所となった。島の広さは400平方km、高さは前作の2倍という広大さもセールスポイントだ。また、今回は粘土のように地形を“掘る”ことができる技術が導入されており、これまでの盛り上げて作っていたモデリングだけでなく、洞窟や地下なども作られていて、こうした新たな地形はぜひチェックしてもらいたいとのことだ。
このほか、オンライン要素もある。「Just Cause 3」には“チャレンジ”というサブミッションがアリ、レースやウィングスーツでのチェックポイント通過などでスコアが競える。オンラインで友人とこのスコアを競える上、「友人があなたのスコアを抜きました」といった通知機能まである。様々な要素が盛りだくさんのゲームとなっているのだ。