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立命館大学、IngressやVR、インディーゲームをテーマにしたセミナーを開催

「DICE:a decade later and beyond~デジタル・エンターテイメントの未来」

3月29日開催予定



京都リサーチパーク4号館

 立命館大学ゲーム研究センターは、京都クロスメディア・クリエイティブセンター、京都府と共同で、デジタルエンターテインメントをテーマにしたイベント「Digital Interactive Entertainment Conference(DICE):a decade later and beyond~デジタル・エンターテイメントの未来」を3月29日に開催する。会場は京都リサーチパーク4号館で、開催時間は10時から17時30分まで。

 「DICE」は、2014年9月より京都で開催されているクロスメディアイベント「Kyoto Cmex 2014」のゲーム系イベントとして開催されるもの。立命館大学は、サブタイトルにもあるように、10年前にも同イベントを開催しており、宮本茂氏やノーラン・ブッシュネル氏などを招いてパネルディスカッションを行なった。

 10年後の今回はデジタルエンターテインメントの未来を占う基調講演のほか、各種カンファレンスやイベントを終日に渡って実施する。

 メインイベントとなる基調講演にはNHKスペシャルNEXTWORLD担当ディレクターの上松圭氏と、ゲームジャーナリストの新清士氏を招き、立命館大学映像学部教授の細井浩一氏をモデレーターに、デジタルエンターテインメンノ未来について探求していくという。そのほかのイベント概要については以下の通り。

京都ゲームカンファレンス

・インディーゲームが開く未来
日時:平成27年3月29日13:30~15:30
場所:京都リサーチパーク4号館 ルーム1
登壇者:イントロダクション 上村雅之(立命館大学ゲーム研究センター長)
パネリスト:石岡良治(表象文化論、「視覚文化「超」講義」著者)、今井晋(美学・ポピュラー音楽研究、ゲームライター)
司会:井上明人(立命館大学ゲーム研究センター)
概要:大手ゲームメーカーに所属しない「インディペンデント」なクリエイターによって制作・販売される「インディーゲーム」は、日本でもすでに多くのプレーヤーとファンを魅了している。既存のゲームコンセプトやプラットホームに縛られず、自由な創造力が発
揮可能で、プレーヤーとの距離も近いインディーゲームは、そのコンテンツの多彩さや斬新さが評価されているだけでなく、資金調達から開発手法、販売、流通、そしてファンコミュニティの形成まで、これまでにはなかった新たな「カルチャー」を生み出している。そしてその新たなカルチャーは、ゲームの世界だけにとどまらず、われわれのメディア環境や社会経験そのものをも更新しつつある。本セッションでは、現代のゲームカルチャーに詳しいジャーナリストや批評家をパネリストにお招きして、インディーゲームの現在の動向を俯瞰し、インディーゲームがひらく未来を展望する。

Ingressを手がけたGoogle Product VPのジョン・ハンケ氏が登壇する

・INGRESS UNITES KYOTO
日時:平成27年3月29日15:30~17:30
場所:京都リサーチパーク4号館 ルーム1
登壇者:・ジョン・ハンケ(Google Product VP /Niantic)
・川島 優志(Niantic)※
・飯田和敏(ゲームデザイナー/文化庁メディア芸術祭『Ingress』展示監修/A15 プレーヤー)
・モデレータ 中村 彰憲(立命館大学映像学部教授)
概要:2012年よりGoogleのグループ企業Niantic Labによりリリースされ
たIngressは、現在全世界で800万ダウンロード以上、国内で先日開催されたイベント、Darsanaには5,000人が参加し、仮想空間での闘争が現実を巻き込んだ一大ムーブメントとして成長しつつある。これまで京都においても、GPS機能を活用したゲームは数多くサービスされていたが、ここまでグローバル規模で展開されたGPS X ARGは例がなく、ゲームとしても新規性の高い事例と言える。そこで本企画においては、INGRESS関係者を京都にお招きし、その実情と今後の展望について伺う。
※は調整中です

ゲーム実況イベント

名称:「京都ゲーム実況フェス」
日時:平成27年3月29日11:00~17:00
場所:京都リサーチパーク4号館 バズホール
登壇者:(調整中)
ゲームタイトル:(調整中)
概 要:近年、新しいコンテンツとして楽しまれている「ゲーム動画」。その中
でも、「ゲーム実況動画」は投稿数が多く、親しみやすさから幅広い年齢層に
人気を博している。「京都ゲーム実況フェス」ではゲーム実況者がステージで
主にインディーゲームを中心に5タイトルをプレイする。その模様はニコニ
コ生放送でも公開予定。また、実況したゲームタイトル等の試遊台コーナー
も設置します。

Job Jam Kyoto 2015

名称:「Job Jam Kyoto 2015 ゲーム関連企業合同就職説明会」
日時:平成27年3月29日10:00~12:30
場所:京都リサーチパーク4号館2階 ルーム1、ルーム6
出展:・株式会社Aiming
・株式会社エイティング
・京都エンタテインメントワークス株式会社
・株式会社クラウドクリエイティブスタジオ
・株式会社DeNA Games Osaka
・株式会社D4A
・株式会社日本一ソフトウェア
…他2?3社予定(50音順敬称略)

概要:参加費無料、履歴書不要、服装自由! 今年で2回目となるゲーム関連
企業だけを集めた就職説明会。対象参加者は、大学、大学院、短大、専門学
校の2015年3月卒業予定者・2016年3月卒業予定者、転職希望者。
公式サイト:https://kyotoigs.wordpress.com

オキュラスリフト体験コーナー

日 時:平成27年3月29日11:00~17:00(調整中)
場 所:場所:京都リサーチパーク4号館 2階ロビー
概 要:(調整中)
東京ゲームショウ2014で話題となった「水没都市」の出展が決定! その他にもエキサイティングなタイトルの出展を企画中です。

KCC国際商談会

テーマ:「京都から世界を目指せ~コンテンツの海外進出セミナー」
日時:平成27年3月28日13:30~18:00
会場:KRP4号館 ルーム1
登壇者:・細井浩一(KYOTO CMEX実行委員、立命館大学映像学部教授)
・川口洋司(日本オンラインゲーム協会事務局長)
・陸川和男((株)キャラクター・データバンク)
・その他調整中
概要:海外へのコンテンツ企業進出を支援することを目的に、海外エリアのコンテンツ市場。コンテンツビジネスの海外展開の注意点やポイント等、業界に精通した方々が集まり、ノウハウ等を伝授いただく機会としてセミナーを開催いたします。パネルディスカッションの他、交流会(名刺交換会)も実施します。

(中村聖司)