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NVIDIA、次世代モバイルSoC「Tegra X1」を正式発表
Maxwellアーキテクチャを採用し、パフォーマンスはTegra K1の2倍に
(2015/1/5 16:32)
米NVIDIAは、現在米国ラスベガスにて開催されているCESにおいて、モバイルSoCの最新モデルとなる「Tegra X1」を正式発表した。
「Tegra X1」は、NVIDIAのハイエンドGPU GeForce GTX 980と同じ、Maxwellアーキテクチャを採用したモバイル向けSoCで、20nmプロセスで製造され、8コアのCPU、256コアのMaxwell GPUを搭載する。Keplerアーキテクチャを採用した現行のTegra K1と比較してパフォーマンスは2倍に向上したとしている。
同社では主な用途として、組み込み機器やモバイル機器、自動車などを挙げ、具体的な事例としてNVIDIA DRIVEカーコンピュータののDRIVE PXとDRIVE CXへの採用を発表した。
DRIVE PXは、NVIDIAが提唱する自動運転のコンピューティングプラットフォーム、DRIVE CXはそのソリューションとなるコクピットコンピュータを指し、「Tegra X1」の1テラフロップスに達する圧倒的なコンピューティングパワーにより、最大12台のオンボードカメラで撮影した動画をリアルタイム処理することで実現されるサラウンドビジョンや全自動駐車といった機能が実現できるとしている。