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「龍が如く0 誓いの場所」サイン会に名越総監督、横山プロデューサー登場

グラフィックスだけでなく1988年の“人”をも再現!!

12月7日 秋葉原UDX 2階

12月22日 道頓堀・とんぼりリバーウォーク



【龍が如く0 誓いの場所】

2015年3月12日 発売

価格:8,190円(税別/DL版も同価格)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)

ゆったりした会場の体験会会場でゲームを楽しめた

 セガは、プレイステーション 3/4用アクションアドベンチャー「龍が如く0 誓いの場所」のスペシャル体験イベントを12月7日に秋葉原UDXで開催した。12月22日には道頓堀・とんぼりリバーウォークでも開催される。イベントでは体験会のほか、名越稔洋シリーズ総監督、横山昌義シリーズプロデューサーのサイン会も行なわれた。

 イベントの体験会では、2人の主人公、桐生一馬と真島吾朗を選択し神室町、蒼天堀の街でのアドベンチャーパートを楽しめる。シリーズ中最も過激と言われる1988年の街を堪能することができる。ゲームをプレイすると、ここでしか入手できないという特製バンダナがプレゼントされる。

 さらに会場で、予約を証明できるレシートやECサイトでの予約完了画面などを提示すると、グッズセットがプレゼントされるほか、東京ゲームショウ2014会場で販売されたグッズの販売、等身大POPによる写真撮影コーナーなどファンならずとも楽しめるような企画が目白押しとなっている。

横山氏「PS4版はグラフィックスがすごく、見慣れた街だけど1発で違いがわかってもらえる」

名越稔洋シリーズ総監督
横山昌義シリーズプロデューサー

 会場に来場した名越氏と横山氏は「龍が如く0 誓いの場所」の体験会を迎えたことについてコメント。横山氏は「アクションシーンが特に進化しており、新しいアクションとなっている。バトルスタイルを切り替えてのアクションを体験して欲しいと思っていたが、来場者の方は上手くやっていたので、今後の体験会でも(アクション部分の)手触りを伝えていきたい。気合いが入りました」と、ホッとしながらも発売に向けまた一からといった様子。

 1988年という年代を活写することについて問われた名越氏は「この時代資料はたくさんある。結局はドラマ部分が大切で、例えば景気が違えば人々の考え方や感情は変わってくる。街の様子や服装、世相をどこまで反映できるか。難しかったが再現できていると思う。過去の話だが、この時代があったからこそいまの日本がある。若い人にも伝わる何かがあると思う」とアピール。

 名越氏のコメントを受けて横山氏は「例えばお金がなくなった時、今は途方に暮れてしまうが、当時は次の月になれば大金が転がり込む時代。そういった時代は決断の仕方が違うと言ったふうに当時を再現するよう名越さんに指示され、メインシナリオだけでなく山盛りのサブシナリオにまで、当時の考え方や人々の性格など盛り込もうとスタッフと話した。『確かにこんな人いっぱいいたなぁ』と感じてもらえると思う。一方でいまの人にとっては、新しい空気として感じてもらえると思う。じつはスタッフによっては生まれてない人もいるので、(指示など)難しかった。と語り、グラフィックス的なものだけでなく、人々の息づかいや行動の仕方を再現したかったと語った。

 神室町と蒼天堀の街の再現度については、「人だけでなく、街の中にあるチャリや原付、ゴミなどオブジェクトの量は過去最大で、PS3版に至っては限界ギリギリですが、処理落ちしないで表示されています。技術的には、PS3版では遠景はモデル数を落としたグラフィックスに切り替えていますが、PS4版は切り替えなくすべて描いています。でも、それぞれ見た目に変わりはありません」と横山氏。

 しかしPS4のプレイ感覚の違いはすごく、「60フレームで描かれており、神室町を歩いただけで1発でその違いがわかる。見慣れた街だけど違いがわかってもらえると思います」と続けた。これまで何度もプレイした街だからこそ、今作の違いに気付くというわけだ。その緻密さと空気感の再現度が楽しみなところ。

 また、冒頭でアクションの違いについて語られていたが、横山氏は「これまで○ボタンでビール瓶や看板、ダンボールを掴んで殴ることができたが、わざわざ掴むのがおっくうになって、結局殴っていたと思う。今回は自動的に拾って攻撃に利用するので、これまで以上に繁華街で暴れている感じが出ている。この暴れている感じは『龍が如く』でしか味わえない。だから(今回は)すごく楽しめると思う」とこれまで以上にアクション部分をオススメしていた。

 名越氏は最後に「楽しんでもらえると確信して作っているが、こうやって体験してもらっているのを実際に見ると嬉しい。ただ、これにかまけることなく、最後まで引き締めて、店頭に送り出したいと思いますので、よろしくお願いします」と語りながら、「できれば予約して欲しいなぁ」とポツリ。

 制作を手掛ける横山氏は「開発は佳境で95%といったところ。今日で一段落というわけではなく、お客さんに体験版を触っていただけるということで、始まる思いでいる。反応を見ながら引き締めて作らねばと思います。情報についてはまだ全貌を明らかにしたわけでは無い。今後続報があるので追いかけて欲しい」とアピールして締めくくった。

大阪の体験会では竹内力氏が来場決定!

 ちなみに大阪の体験会場は道頓堀・とんぼりリバーウォークだが、ドン.キホーテの真ん前ということでまさに蒼天堀のど真ん中! まさにゲームの中に入り込んで体験できるので、面白いことになりそうだ。

 さらには大阪会場には、桐生一馬の属する東城会直系・堂島組の若頭補佐、泰平一家組長・阿波野大樹役として同作に出演している竹内力さんの来場が決定した。また、「セガなま ~セガゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ~」を22日の19時に現地から配信する。もちろん、竹内力さんも出演する。

体験会では、桐生一馬と真島吾朗を選択し神室町、蒼天堀の街でのアドベンチャーパートを楽しめた

ソファーに座ってゆったりゲームをプレイできる。2度3度とプレイできる環境だった
体験した人には特製バンダナがプレゼントされる
登場人物のパネルがズラリ。かなりの迫力だ
過去作についてもプレイ可能な環境が用意されていた
神室町の背景に等身大POPが置かれ、ゲームの中に入り込んだような感覚で記念撮影が可能
抜くとこんな感じ。まさに神室町といった感じになる
物販コーナーも用意されていた。クリアファイルが売り切れていたが、これはこのクリアファイルにサインを書いてもらう人が多かったからのようだ

サイン会には10人以上のファンが行列をつくり、大盛況となった

(船津稔)