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「マリオカート8」DLC第1弾&「amiibo」プレイレポート

「エキサイトバイク」、「F-ZERO」、「ゼルダの伝説」etc……ギミック満載の新コース!

【「マリオカート8」追加コンテンツ第1弾】

11月13日発売予定

価格:第1弾、第2弾(2015年5月末までに配信予定)とも800円

(2つまとめて予約購入すると1,200円)

 11月13日より配信予定のWii U「マリオカート8」用ダウンロードコンテンツ第1弾を、先行して体験プレイする機会を得たので、どんな魅力のあるものになっているか、お伝えしていこう。

 DLC第1弾では、ゲームファン歴の長い方は注目せざるを得ない新コース「エキサイトバイク」をはじめ、「F-ZERO」がモチーフとなった「ミュートシティ」、「ゼルダの伝説」シリーズがモチーフの「ハイラルサーキット」などなど、新コースが8種類追加される。また、「リンク」、「タヌキマリオ」、「ネコピーチ」のキャラクター3人が登場。さらに、「F-ZERO」の「ブルーファルコン」や、リンクが乗るのにぴったりな「マスターバイク」などの新マシンも4台追加される。

 追加コンテンツ第1弾とあわせて、ゲームと連動するキャラクターフィギュア「amiibo」(アミーボ)の第1弾を読み込ませると入手できるMii用のオリジナルスーツもチェックしてきたので、そちらも紹介しよう。なお、「amiibo」についてより詳しく書いたものや「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」との連動に関する体験レポートについては、こちらの記事をご覧頂きたい。

「エキサイトバイク」、「F-ZERO」、「ゼルダの伝説」などがモチーフの、ギミック満載の8コース!

 追加される新コースの8種類は、グランプリでは「たまごカップ」4コースと、「ゼルダカップ」4コースずつとなる。順にコースの特徴と、プレイしての印象をお伝えしていこう。

「たまごカップ」

【GC ヨッシーサーキット】

 「GC ヨッシーサーキット」はシリーズ作でも人気が高かった、コース全体図がヨッシーのシルエットになっている復刻コースだ。海岸沿いの街周辺を走るようになっていて、そこかしこに色とりどりのヨッシーがギャラリーしているほか、ヨッシーが食べそうな実がなっている樹木があったり、トンネルの名前がヨッシートンネルだったりと、ヨッシーづくし。起伏はなく、反重力ゾーンも設けられていない。景色を楽しみつつ純粋なライン取りを突き詰められるスタンダードなコースだ。

DLC第1弾を導入するとたまごカップ、ゼルダカップの8コースが追加される
シリーズ作でも人気だった「GC ヨッシーサーキット」が復刻!HDクオリティになり、よりヨッシーづくしな光景を楽しみながら走れるコースになった

【エキサイトバイク】

 たまごカップ第2戦は話題となった「エキサイトバイク」コース! 大きなエキサイトバイクのドット画付きスタートゲートや、観客のいるスタンド、土色のコースに芝生と、「エキサイトバイク」を「マリオカート8」の世界にストレートに再現したコースになっている。

 コース全体図はシンプルなオーバルになっているのだが、“プレイするごとに坂やジャンプ台などの配置が変わる”という、エキサイトバイクのコースエディットをイメージした仕掛けになっている(タイムアタックでは配置が固定)。

 その懐かしさもさることながら、坂やジャンプ台は「マリオカート8」のシステムにしっかり馴染んでいるし、遊ぶたびにランダムにコースレイアウトが変わるだけに対応力が求められる。「エキサイトバイク」の原作にもあった道幅が半分だけになるゾーンは、互いをぶつけあっての順位争いが起きやすくなるなど、シンプルゆえの順位争いが楽しめそうなコースだ。

シンプルなオーバルコースながら、遊ぶ度に坂やダートの配置が変わるという対応力を求められるコースになっている

【ドラゴンロード】

 「ドラゴンロード」は、空を飛んでいる龍の体のような道を走り抜けるという新規のコースだ。龍の体は長くスクリュー状に曲がりくねっていて、それがそのまま、うねるようなコーナーの連続になっている。反重力ゾーンも多く、連続ジャンプからの反重力ひねりつきS字カーブが最後には待ち受けていたりと、非常にダイナミック。全体が中華風のテイスト&BGMになっていて、それだけにコースも、カンフーアクション的なダイナミックさだ。

曲がりくねった姿勢でたたずむ龍の体を走り抜けるテクニカルコース。コーナーの連続が続き、コースアウトで落下する場面も多数の難関コースだ

【ミュートシティ】

 たまごカップ最終戦は、シリーズ作をプレイしていたファンにはたまらない「F-ZERO」の「ミュートシティ」。コース全体が反重力ゾーンになっていて、DLCのマシン「ブルーファルコン」は反重力状態が速いという特徴もあるのでうってつけ。ダッシュボード(乗ると加速)も多く配置されているハイスピードコースだ。なお、スタートゲート付近のコース脇にあるピットエリア(原作ではエネルギー補給ゾーン)は、通るとコインがもらえてスピードアップできるというものになっていた。

 なお、BGMはジャズ&ロックアレンジされた「MUTE CITY」で、こちらも必聴の出来。プレイ後には「もっと『F-ZERO』のコースを作って欲しい」と思うこと間違いなしのコースだ。

全体が反重力ゾーンになっている未来都市を、ハイスピードで駆け抜けるミュートシティ。ピットエリアでコインをもらえたりと原作を活かしたギミックもあり、BGMも必聴!
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(山村智美)