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「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」体験プレイレポート

キャラクターフィギュア「amiibo」を使った遊びや、実物の造形もチェック!

【大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U】

12月6日 発売

価格:7,200円(税別)

CEROレーティング:A(全年齢対象)

「amiibo (大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ)」第1弾

12月6日 発売予定

価格:各1,200円

 任天堂より12月6日に発売予定の「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」と、同時に発売予定のキャラクターフィギュア「amiibo」(アミーボ)の第1弾を、実際に体験させて頂いた。ニンテンドー3DS版にはない「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」だけの多彩な遊びや、「amiibo」のゲーム内での活用や、実物の出来などをお伝えしていこう。

 なお、本稿でお伝えしている以外にも「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」には3DS版にはなかった独自のモードや遊びが搭載されているので、それらはこちらの「『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』がスゴい50の理由」の記事や、周辺機器などはこちらの記事を、合わせてご覧頂きたい。

8人対戦のハチャメチャな楽しさは、これぞ本当の「大乱闘」!?

8人対戦の大乱闘は「これぞまさしく大乱闘」と言いたくなるぐらいのハチャメチャワイワイな面白さ!

 3DS版にはない「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」だけの魅力と言えば、まずはやはり「8人対戦の大乱闘」だ。この日は「Wii U GamePad」、「Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップ」で繋いだニンテンドーゲームキューブコントローラ、Wiiリモコン+クラシックコントローラーProなど、各種の操作方法をご用意頂いていた。

 なお、「Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップ」は1個に4つのゲームキューブコントローラを繋げるが、USBポートを4個フルに使えばタップを2個繋いで、ゲームキューブコントローラ8個を繋ぐこともできる。

 また、ニンテンドー3DS本体をコントローラーとして使うこともできる。その方式でも8台接続させることができるという。なお、ニンテンドー3DS本体を無線接続して認識させると、3DS版「大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS」で作成したカスタマイズキャラクターのデータを「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」で使うこともできる。

 友達同士3DSを持ち寄って、コントローラーとして使いつつ、自分の愛用カスタマイズデータを持っていくこともできるわけだ。これだけ多彩にコントローラーに対応しているので、多人数で集まる時にも、持ち寄る形で数を揃えやすいだろう。

 実際に8人対戦の大乱闘をプレイさせて頂いたのだが、なにしろ8人同時対戦ともなると“これぞまさしく大乱闘!”といったバトルロイヤル状態。4人対戦までなら状況を把握しやすいが、8人になるともう、慣れないうちはまず、自分のキャラクターの位置を確認するところから始まるというほどてんやわんやとなる。これなら、ワイワイと騒いで盛り上がれるだろう。

 4人対戦よりもさらに状況はめまぐるしく変化するハチャメチャバトルになっていくので、周囲を巻き込む系統の技を上手く密集しているところに放った時の気持ち良さも倍増! 活躍しやすいキャラクターのバランスも結構変わってくるかもしれない。4人対戦とは違った魅力を楽しめるものになっていた。これは据え置き機のWii Uでの大画面だからこそ遊びやすいモードと言えるだろう。

多彩なコントローラーに対応し、3DSもコントローラー兼カスタマイズキャラデータの持ち込みに使用できる

友達と遊ぶと白熱し過ぎるかもしれない!?「ワールドスマッシュ」

友達と一緒に遊ぶと盛り上がる、どころか白熱し過ぎる恐れもありそうな「ワールドスマッシュ」。ボードゲーム的な魅力をミックスさせた新鮮なプレイモードだ

 「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」だけのプレイモードで、友達と遊ぶ時にかなり盛り上がれそうなのが「ワールドスマッシュ」。3DS版では「フィールドスマッシュ」という横スクロールアクションだったが、Wii U版では最大4人でスゴロクの盤面のようなフィールドを周るという、全く違うものになっている。

 ターン制で進み、4人が「同時」にルーレットを回して出た目の分だけ進んでいく。この同時に動くところがユニークで、盤面に置かれているアイテムやキャラクターを目指そうとしても、他のプレーヤーに先を越されるなんて当たり前。非常にテンポが早い。

 盤面にはハート、スペード、クローバー、ダイヤ、スターのマークを獲得できる拠点があり、これを全部周ってマークを揃えるとボーナスがもらえるなど、ボードゲーム的なルールもある。また、ルーレットを回す前には、獲得したアイテムが使用でき(他のプレーヤーに何を使ったかわからないように上下左右で選択決定ができる)、自分の進める歩数を伸ばしたり、他のプレーヤーの邪魔をしたりも可能だ。

 また、ターンごとに巨大なキラーが飛んできて、周囲にいたプレーヤーのコマをはね飛ばしたり、ギャラガがやってきてプレーヤーの場所をシャッフルしてしまったりなど、様々なイベントが発生する。

 プレーヤーのコマが盤上で出会うと、4人参加の大乱闘がスタート! その時にもアイテムを使って他プレーヤーのダメージを最初から100%にしたりと、なかなかにエグイこともできるようになっていた。

 ゲーム開始前に設定したターン数が終わると、最後の大乱闘に突入! それまでに集めたキャラクターを使用して最後まで生き残ったプレーヤーが勝利というルールなので、たくさん集められた人はキャラの数だけやられてもよく、有利になる。

 この日は15ターンで総力戦になる設定でプレイしたが、約15分ほどで終了となった。1ターンあたり1分といったところで(大乱闘が発生すると少し長くなるが)、かなりテンポよく遊べた。

 ボードゲームのエッセンスを活かした、これまでの「スマブラ」にない魅力を持ったプレイモードといえるだろう。キャラクターをたくさん揃えていて優位に立っているプレーヤーをみんなで狙ったりなどもでき、友情破壊的な盛り上がりが起きそうな予感をヒシヒシと感じた。

 実際にこの日も「うわー、最悪!」とか、「狙ってたキャラ取られた! もう!」というような、軽い怒号ぐらいは響いていたわけで。これが気心のしれた友達同士だと……すごいことになるやもしれない。

「amiibo」のフィギュアキャラクターは育成して戦わせてと、楽しみ方が多彩

キャラクターフィギュア「amiibo」を読み込ませると、ゲーム中にフィギュアキャラクター(FP)が出現! 育成して友達のFPと戦わせることもできる

 キャラクターフィギュア「amiibo」を使った遊びも具体的に見せて頂いた。「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」の「いろんなあそび」のメニュー内に「amiibo」の項目があり、そちらを選ぶと「amiibo」読み込み画面に。Wii U GamePadの左側にあるNFCエリアマークに乗せると、2〜3秒で画面にキャラクターフィギュアのキャラが画面に出現し、「FP」(フィギュアプレイヤー)としてゲーム中の各モードに参戦可能になる。

 読み込んだフィギュアプレイヤーは、各モードで手に入れた「バッジ(装備アイテム)」を“食べさせる”ことで、攻撃、防御、速度の能力を高めていける。3DS版のキャラ作りではバッジを組み合わせて能力の増減ができたが、「amiibo」のフィギュアプレイヤーは食べて消費することで能力アップ分が蓄積していき、どんどん育成していけるのが大きな違いだ。

 特殊能力が付いているバッジを食べさせれば、能力を持たせることもできる。例えば「ファーストヒッター」のバッジなら「1番最初に攻撃を当てると10秒間無敵になる」という特殊能力があって強烈。キャラクターに合った特殊能力をつけていきたくなる。ただし、覚えられるのは3つまでで、他の技を覚えさせたい時はどれかを忘れさせないといけない。

 ちなみに、いくつか食べさせると「お腹がいっぱいです」という状態になり、大乱闘などで戦わせてお腹を減らさないと食べさせられなくなる。

 育成が終わったあとは“育成データを「amiibo」に保存”する。こちらも、読み込み時と同じようにamiiboをNFCエリアに乗せて、2〜3秒で書き込み完了。amiiboは育成データを持ち運べるメモリーカード的な存在にもなるわけだ。なお、Wii Uにはフィギュアプレイヤーのデータが各モードで遊べるように一時的に保存されてはいるが、ゲームを終了すると消えてしまう。

 「大乱闘」などのバトルで、amiiboのフィギュアプレイヤーの“レベル”と“動き”も育成できる。大乱闘でフィギュアプレイヤーと対戦すると、こちらが頻繁に使っている技や動きを真似するように覚えていく。例えば、投げを頻繁に狙うフィギュアプレイヤーにしたければ、バトルで投げまくってあげれば覚えるわけだ。同様に、防御重視にしたり、アイテムを積極的に使うようにしたり、バトルを重ねていくと、動きに個性がついていく。

 レベルは初期状態は1から始まり、最大で50まで上がっていく。バトル1回で1レベルぐらいになっていて、レベルが上がると能力が高まっていく。バッジを食べさせてさらにプラスアルファで高められる。

 そうして育てたフィギュアプレイヤーを、友達の育成しているフィギュアプレイヤーと戦わせて観戦するという遊びもできる。これはただのCPU対戦を眺めているよりも、ずっと面白く盛り上がれるのは言うまでもないところ。対戦させてみて弱いと感じたところを、さらに育成して補っていくのも楽しみになる。

 また、友達と対戦する時に、プレーヤー2人とそれぞれが育てたフィギュアプレイヤーのチームで4人対戦をするのも面白い。こちらもやはり、単純にCPU混じりにチームバトルをするよりも、楽しめること間違いなしだ。

実物のフィギュアから読み込ませるというギミックも楽しいが、それをスパーリングするようにバトルしつつ育成し、持ち運んで友達の育成キャラと戦わせたり、チーム戦のパートナーにしたりと。多彩な楽しみ方ができる

キャラクターフィギュア「amiibo」の造形もチェックしてみた!

 キャラクターフィギュア「amiibo」の実物もじっくりとチェックさせて頂いた。この日は以下の第1弾を全て揃えてもらっていたのだが、「スマブラ」キャラの立体造形フィギュアがズラッと並んだ様子はなかなかに壮観だ。第1弾のラインナップは以下のようになる。

キャラクターフィギュア「amiibo」第1弾の18種類も揃えて頂いた
「マリオ」 「ピーチ」 「ヨッシー」
「ドンキーコング」 「リンク」 「フォックス」
「サムス」 「Wii Fit トレーナー」 「むらびと」
「ピカチュウ」 「カービィ」 「マルス」
「ルイージ」 「ディディーコング」 「ゼルダ」
「リトル・マック」 「ピット」 「キャプテン・ファルコン」

 形状的にいわゆるペットボトルのおまけ的なボトルキャップフィギュアの大きさを想像される方もいるかもしないが、実際はそれよりも大きく、キャラによっては全高8cm程度はあるように思えた。

 素材は軟質のものだったので、おそらくは他のフィギュア等でも広く使われているPVC(ポリ塩化ビニル)素材だろう。剣など薄いところは安全対策もかねてか、特に柔らかくなっていた。

 大きさの割にディテールは細かい。さすがにキャラクターによるが、「キャプテン・ファルコン」や「フォックス」、「ゼルダ」、「ピット」の天使の羽などは、特に造形の細かさを感じた。キャラクターによっては一体成形されているかもしれないが、「ドンキーコング」の肩や太もものように、パーツ分割されて組み合わされているものもあった。

 「マリオ」のクリアパーツで作られているファイアボールがわかりやすく目を引くが、「サムス」のスーツ、「フォックス」や「ゼルダ」の凝った装備や衣装までもしっかり再現されているところもクオリティの高さを感じさせる。足の裏など簡略化されがちなところも再現されていて、事前に想像していた以上のものだった。

 塗装を見ても、基本はツヤ消しのコーティングで質感を高めてあり、「リトル・マック」の筋肉の質感や凹凸具合などはシャドウを効果的に入れて、成型をさらに立体的に見せている。「サムス」のスーツなど、各キャラの元が金属の部分にはちゃんとメタリック色を使ってあるし、「ピーチ」や「ゼルダ」のドレスにはパール塗料を使って高級感を出していた。

 眼や平面の模様(マルスのマント裏の紋章柄)などはプリントだが、ずれることもなくはっきりした印象。「リンク」の盾などはちゃんとレリーフ(浮き彫り)になっている。こうした塗装の質感などはなかなか写真では伝わらないところなので、実物を見ると皆さんも「これは結構よく出来ているなぁ」と想像以上に感じられるかもしれない。

New ニンテンドー3DSや、Wii U GamePadと並べたところ

 あとは、前述のように友達の家に持って遊びに行ったりも考えられるので、できれば持ち運び用のケースであったり、ディスプレイ用に「スマブラ」のステージ背景を再現したようなディスプレイケースのようなものも、発売を検討したもらいたいばかりだ。

 なお、「amiibo」自体は「スマブラ」シリーズ向けのものはこうした立体フィギュアではあるが、データ読み込み&書き込みさえ考慮すれば形状は自由なわけで、極端な話、カード型でも可能ということだ。他作品向けの将来的なものには、もっと安価・手軽なものも登場するのかもしれない。

(山村智美)