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「新生FFXIV」、1周年記念14時間生放送が開幕
アートマがいきなりドロップ。次の展開先はロシアとドバイ!? 過去最大規模のお祝いイベントが絶賛実施中!
(2014/8/23 14:54)
スクウェア・エニックスは8月23日、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」において、サービス開始から1周年を記念して企画された「1周年記念14時間生放送」を開始した。14時間ぶっ続けで放送され、終了予定は8月24日2時を予定。本稿では、特別に社内で観覧することができたので、その模様をお届けしたい。なお、第17回プロデューサーレターライブについては別稿にてお届けしたい。なお、ライブ放送は、YouTube、ニコニコ生放送、Twitchから視聴することができる。タイムスケジュールは特設サイトから確認できる。
今回の生放送は、「新生FFXIV」のサービス1周年を記念して行なわれている「ファイナルファンタジーXIV エオルゼア新生祭」のハイライトとなるイベント。実際の正式サービス開始日は8月27日だが、同日は平日にあたり、平日では見られない人も多いため、週末に設定。当初の予定ではアーリーアクセス開始日の8月24日に実施するという案もあったようだが、曜日をまたぐ長丁場となるため土曜の開催となったようだ。
イベントは、スクウェア・エニックス本社のラウンジスペースを使って実施され、「新生FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏、コミュニティーチームの室内俊夫氏ほか、開発主要スタッフが登壇してのオープニングを皮切りに、“ヘッドショットおじさん”の愛称で親しまれているスクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏を招いての「直樹の部屋」、そして恒例のライブイベントとなっている「第17回プロデューサーレターLIVE」と、次々にライブイベントが実施されている。
この間、並行企画として「14時間耐久アートマチャレンジ」が実施されている。この企画では、“NQひろし”の愛称で親しまれているアシスタントディレクターの髙井浩氏が、ゾディアックウェポンストーリーの第1段階クエストであるアートマ集めを、放送時間すべての14時間で、どれだけ集められるかを試すというもの。髙井氏はオープニングで露骨に嫌がりながらも「がんばりましょう」と余裕を見せ、開始30分で1個ドロップという上々の滑り出しを見せている。1つ集める度にプレゼントが貰えるということで1つ目のプレゼントは、北部森林に出現する蛮神オーディンにちなんで、ロデオボーイが贈られた。
ちなみに今回のチャレンジは、既存サーバーを使って実施され、開始直後からその存在がバレ、髙井氏のキャラクターの周りには、一緒にアートマ集めにチャレンジしようというユーザーたちが集まり、早くも大混乱になっている。こうなると、アートマドロップの条件となるF.A.T.E.での金判定すら取れないため、「パーティー組めよ!(笑)」という吉田Pと、「もう少しソロでやってみたい」という髙井氏。そもそも「14時間でアートマは揃うのか?」という疑問も含め、その行く末に注目が集まるところだ。
メイン放送最初のイベント「直樹の部屋」では、ゲストとして松田氏が登壇。1周年記念ということで、1年前ではなく4年前の「旧FFXIV」のローンチ失敗時を振り返り、「かなりしびれた(笑)。財務的にもかなり困った」と当時CFOとして財務面で危機的状況だったことを明かした。そして、8月20日に実施された中国でのローンチイベントを振り返り、「『FF』シリーズの人気、期待感は凄い」と、改めて中国での反応の大きさに驚いたという。
これに対して吉田氏は、イベントとしては大変良かったものの、わずか1カ月でオーケストラを準備するとは思っておらず、その事前準備、実施中の指揮も含め、大変だったという。
中国ローンチを終え、次の事業展開についてビジョンを問われると、松田氏は「ロシアや南米、『FF』のブランドを世界中に広げて世界制覇したい」と大きな夢を明らかにした。
吉田氏は当事者として苦笑しながら、スタッフの間で展開できたら良いなと思っていた地域として「ドバイ」を挙げた。理由は“リアルクリスタルタワー”のようなブルジュハリファがあり、リアルウルダハのような街並みが広がっているため。
松田氏は笑顔で「冗談ではなく、サービス地域を広げていきたいと考えている。ロシア語にローカライズして、ロシア展開ができたら凄いよね?」と、吉田氏に話を向けると、「『FFXIV』チームは決めたら全力なので、そこは慎重に考えていきたいです(笑)」と受け、お祭りらしいふんわりとした感じで海外展開トークを終えた。
松田氏は、ユーザーに向けて、「『FFXIV』は皆さんと共に作り上げていくものなので、これからもよろしくお願いします」と挨拶し、「直樹の部屋」終了となった。
イベントは、これから、スペシャルゲストを招いてのトークコーナーや、開発チームの力を借りて高難易度コンテンツのクリアを目指す「『超』超える力」、「サウンドディレクターが○○に挑戦!」など、様々なイベントが予定されている。ぜひ時間に都合の付く方はぜひ視聴して、一緒に一周年を楽しみたいところだ。
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