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「新生FFXIV」、1周年記念14時間生放送が開幕

アートマがいきなりドロップ。次の展開先はロシアとドバイ!? 過去最大規模のお祝いイベントが絶賛実施中!

8月23日12時~24日2時放送

 スクウェア・エニックスは8月23日、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」において、サービス開始から1周年を記念して企画された「1周年記念14時間生放送」を開始した。14時間ぶっ続けで放送され、終了予定は8月24日2時を予定。本稿では、特別に社内で観覧することができたので、その模様をお届けしたい。なお、第17回プロデューサーレターライブについては別稿にてお届けしたい。なお、ライブ放送は、YouTubeニコニコ生放送Twitchから視聴することができる。タイムスケジュールは特設サイトから確認できる。

【会場設営の様子】
設営とリハーサルが同時進行で進むオープニング前の様子

【オープニング】
オープニングには吉田Pと室内氏の2人に加え、主要開発スタッフが顔を揃え、1周年に対してユーザーに向けて感謝の言葉を述べた。会場には抽選で選ばれたTwitter特派員が参加し、イベントを盛り上げている。また、SCEからは1周年記念ケーキが送られた

 今回の生放送は、「新生FFXIV」のサービス1周年を記念して行なわれている「ファイナルファンタジーXIV エオルゼア新生祭」のハイライトとなるイベント。実際の正式サービス開始日は8月27日だが、同日は平日にあたり、平日では見られない人も多いため、週末に設定。当初の予定ではアーリーアクセス開始日の8月24日に実施するという案もあったようだが、曜日をまたぐ長丁場となるため土曜の開催となったようだ。

 イベントは、スクウェア・エニックス本社のラウンジスペースを使って実施され、「新生FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏、コミュニティーチームの室内俊夫氏ほか、開発主要スタッフが登壇してのオープニングを皮切りに、“ヘッドショットおじさん”の愛称で親しまれているスクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏を招いての「直樹の部屋」、そして恒例のライブイベントとなっている「第17回プロデューサーレターLIVE」と、次々にライブイベントが実施されている。

 この間、並行企画として「14時間耐久アートマチャレンジ」が実施されている。この企画では、“NQひろし”の愛称で親しまれているアシスタントディレクターの髙井浩氏が、ゾディアックウェポンストーリーの第1段階クエストであるアートマ集めを、放送時間すべての14時間で、どれだけ集められるかを試すというもの。髙井氏はオープニングで露骨に嫌がりながらも「がんばりましょう」と余裕を見せ、開始30分で1個ドロップという上々の滑り出しを見せている。1つ集める度にプレゼントが貰えるということで1つ目のプレゼントは、北部森林に出現する蛮神オーディンにちなんで、ロデオボーイが贈られた。

 ちなみに今回のチャレンジは、既存サーバーを使って実施され、開始直後からその存在がバレ、髙井氏のキャラクターの周りには、一緒にアートマ集めにチャレンジしようというユーザーたちが集まり、早くも大混乱になっている。こうなると、アートマドロップの条件となるF.A.T.E.での金判定すら取れないため、「パーティー組めよ!(笑)」という吉田Pと、「もう少しソロでやってみたい」という髙井氏。そもそも「14時間でアートマは揃うのか?」という疑問も含め、その行く末に注目が集まるところだ。

【髙井浩氏の14時間耐久アートマチャレンジ】
もっちーこと望月一善とのどうでもいい会話
さっそく発見される
吉田Pが邪魔しにきたり
前廣氏は、「アートマ収集開始」Tシャツで激励
「アートマ収集開始」Tシャツを着る髙井氏
さっそくアートマが出る!
ご褒美はロデオボーイ
アートマ12個全部揃うのか!?(14時30分時点で2個)

 メイン放送最初のイベント「直樹の部屋」では、ゲストとして松田氏が登壇。1周年記念ということで、1年前ではなく4年前の「旧FFXIV」のローンチ失敗時を振り返り、「かなりしびれた(笑)。財務的にもかなり困った」と当時CFOとして財務面で危機的状況だったことを明かした。そして、8月20日に実施された中国でのローンチイベントを振り返り、「『FF』シリーズの人気、期待感は凄い」と、改めて中国での反応の大きさに驚いたという。

 これに対して吉田氏は、イベントとしては大変良かったものの、わずか1カ月でオーケストラを準備するとは思っておらず、その事前準備、実施中の指揮も含め、大変だったという。

 中国ローンチを終え、次の事業展開についてビジョンを問われると、松田氏は「ロシアや南米、『FF』のブランドを世界中に広げて世界制覇したい」と大きな夢を明らかにした。

 吉田氏は当事者として苦笑しながら、スタッフの間で展開できたら良いなと思っていた地域として「ドバイ」を挙げた。理由は“リアルクリスタルタワー”のようなブルジュハリファがあり、リアルウルダハのような街並みが広がっているため。

 松田氏は笑顔で「冗談ではなく、サービス地域を広げていきたいと考えている。ロシア語にローカライズして、ロシア展開ができたら凄いよね?」と、吉田氏に話を向けると、「『FFXIV』チームは決めたら全力なので、そこは慎重に考えていきたいです(笑)」と受け、お祭りらしいふんわりとした感じで海外展開トークを終えた。

 松田氏は、ユーザーに向けて、「『FFXIV』は皆さんと共に作り上げていくものなので、これからもよろしくお願いします」と挨拶し、「直樹の部屋」終了となった。

 イベントは、これから、スペシャルゲストを招いてのトークコーナーや、開発チームの力を借りて高難易度コンテンツのクリアを目指す「『超』超える力」、「サウンドディレクターが○○に挑戦!」など、様々なイベントが予定されている。ぜひ時間に都合の付く方はぜひ視聴して、一緒に一周年を楽しみたいところだ。

【直樹の部屋】
松田社長が登場し、「旧FFXIV」時代の思い出を語った

【第 17 回プロデューサーレター LIVE 】
今目の前ではプロデューサーレター LIVE が行なわれている。詳細は別稿にてお届けしたい。休憩中には、 Twitter 特派員に対して、将軍を全員集めたバトルコンテンツの実装を検討していることを語っていた

(中村聖司)