ニュース
Wii U「ゼルダ無双」完成発表会を開催
宮本茂氏、青沼英二氏、飯窪春菜さんがゲストで登場
(2014/7/31 21:12)
- 8月14日 発売予定
- 価格:
- 7,389円 パッケージ版(税別)
- 6,463円 ダウンロード版(税別)
- 10,800円 プレミアムBOX(税別)
- 13,800円 TREASURE BOX(税別)
- CEROレーティング:B(12歳以上対象)
コーエーテクモゲームスは、8月14日発売予定のWii U「ゼルダ無双」の完成発表会を都内で開催した。
発表会の冒頭、コーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏は「開発に3年をかけた。2011年に私、当社会長の襟川(恵子氏)、総合プロデューサーの鯉沼(久史氏)と3人で任天堂を訪問し、任天堂のIPと我々のアクションシステムをコラボレートして新しいゲームを作ろうと提案した。コーエーにはシミュレーション、『無双』エンジン、テクモのアクションなど数々のシステムがある。こうしたノウハウと任天堂が大切に育ててきたIPを組み合わせることで、今までにない新しい面白さを作りだすことができると提案した」と経緯を説明。
続いて登壇した宮本茂氏は「HDでいち早くWii U版『ゼルダ』を作りたいが、まだまだ時間がかかる。そのなかで、コーエーと一緒にやるなら『これは「無双」と「ゼルダ」の組み合わせしかない!』ということで始めた。『無双』の“一騎当千”の気持ちよさが『ゼルダ』にうまく活かされ、簡単な操作で『ゼルダ』のキャラクターが味わえる。『スカイウォードソード』最終面に近く、さらに気持ちよく楽しめる。相当なボリュームがあり、長く遊んでもらえるものに仕上がった」とコメント。
コーエーテクモ側スタッフの“「ゼルダ」愛”に感じ入ったという宮本氏だが、愛が嵩じて「いつの間にか『ゼルダ』を作りたい、みたいな話になっていく」といい、それに対し「いや、今回は『ゼルダ』を作るのではなく、コラボレーションで面白いものを作ろう。『無双』を崩さず、とことん『無双』で『ゼルダ』を再現しよう」と提案。仕上がりには満足していると言い「おかげさまで大妖精もずいぶんと色っぽくなったと思う(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘った。
総合プロデューサーの鯉沼久史氏は「ゼルダシリーズは子供の頃からファン。せっかくお借りするからには『ゼルダ無双』ならではのゲーム性を念頭に開発してきた。今までにない『ゼルダ』ゲームに仕上がっていると思っている」とコメントした。
「ゼルダ無双」プレゼンテーションを担当したのは、開発プロデューサーの早矢仕洋介氏とスーパーバイザーの青沼英二氏。
コンセプトは“「ゼルダ」の世界で一騎当千”。「ゼルダ」シリーズに登場するキャラクターを操作して、一騎当千の爽快感を体感。ストーリーは「ゼルダ無双」オリジナルで、ゼルダ姫が率いるハイラル王国と黒の魔女シア率いる闇の軍団の戦いが描かれる。
舞台となるステージは「時のオカリナ」、「トワイライトプリンセス」、「スカイウォードソード」など、いわゆる“3D「ゼルダ」”に登場するステージを融合させて構築したと説明。各タイトルのモチーフをふんだんに散りばめることで「シリーズのファンのみなさんには楽しんでいただけると思う(早矢仕氏)」とアピール。
登場キャラクターは「リンク」、「ゼルダ姫」、「インパ」などシリーズでおなじみの面々のほか、各シリーズのゲストキャラクターも多数参戦。本作オリジナルキャラクターも登場する。
既報のとおり、発売日は8月14日。価格はパッケージ版が7,389円(税別)、ダウンロード版が6,463円(税別)、プレミアムBOXが10,800円(税別)、TREASURE BOXが13,800円(税別)。初回特典コスチューム「勇気」コスチュームセットは、ダウンロード版にも8月末販売分まで付属する。
開発者トークセッション ~スペシャルゲストは飯窪春菜さん~
初公開というTVCM上映後に行なわれたトークショウでは、鯉沼氏、青沼氏、早矢仕氏、そして途中から壇上に呼び込まれた宮本氏がさまざまなエピソードを披露。
「『ゼルダ』コラボ実現の自信はあったのか?」との問いに鯉沼氏は、数々のコラボ経験やノウハウはあったもののTeam NINJAとω-Forceによる社内コラボなど「全社一丸にならないと実現できない」と文字どおり万全の体制を構築。
開発当初、早矢仕氏は「ゲーム開発者にとっても特別なタイトル。こんなに変えていいのかと怖気づいてしまい『ゼルダ』シリーズにどんどん寄っていってしまったが、青沼さんに『いや、そうじゃない。今回のコラボでしかできない「ゼルダ無双」を作ってくれ』と言われ続けた。我々のほうが『ゼルダ』シリーズを守ろうとし、青沼さんに壊してもらう、そんな開発だった」と当時を振り返る。
驚いたところを聞かれた青沼氏は「驚いてばっかり!」と言いつつ「1番驚いたのは『ムジュラの仮面』に出てくる月。今回もステージにあるんですが、それが……えっ、そんなことできちゃうんだ? みたいな。あまり詳しくは言えないが、本当にビックリさせられた」とコメント。このほかにも「開発者の前にいち『ゼルダ』ファン。我々がうれしいことを一杯入れればいいんじゃないか。わかってくれたらうれしい(早矢仕氏)」というネタが随所に詰め込まれているという。プレイアブルキャラクターにも意外な選定があるといい、ファンならずとも非常に楽しみだ。
(C)Nintendo
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
Licensed by Nintendo