ニュース
【特別企画その3】PS Vita「チェインクロニクルV」を攻略する
「パーティの組み方」から中盤まで役に立つオススメの「アルカナ」まで紹介!!
(2014/7/18 12:00)
セガネットワークスが、7月15日からサービスを開始したPlayStation Vita用RPG「チェインクロニクルV」(チェンクロV)。すでに多くのプレーヤーが遊んでいるかと思うが、サービス開始から間もないということで、アプリ版をプレイしたことがないという初心者のために、本作の基本攻略をお届けしていく。
なお、世界観やキャラクターについては、こちらの記事「特別企画:登場人物の魅力を中心に振り返りながら、ゲームの魅力を再発見!」を参照してほしい。
基本中の基本:RANKとAPとパーティコストについて
「チェンクロV」をプレイする際に、まずは「RANK」、「AP」、「パーティコスト」の3つを理解しておこう。「RANK」はキャラそれぞれのレベルではなく、言うなればプレーヤー自身のレベルのようなもの。バトル終了後にはキャラそれぞれと同じく、プレーヤー自身も経験値を得ることができる。それが一定値貯まることで「RANK」アップ。「AP」や「パーティコスト」が上昇する。
【AP】
義勇軍がストーリーを進める、つまりはクエストに挑戦するのに必要なポイント。8分で1ポイント回復し、「RANK」を上げると最大値も増える。クエスト挑戦に必要なAPはそれぞれ異なっており、高難度のクエストほど必要となるAPも多い傾向にある。最大値になるとそれ以上は回復しなくなるので、なるべくならマメにプレイして常にAP回復状態にしておくと効率的だろう。
【パーティコスト】
各キャラクターにはレアリティに応じたコストが設定されている。このコストの合計値は、パーティコスト以下に収めねばならない。つまりは、序盤から高レアリティのキャラクターだけでパーティを組むことはできず、コストの低いキャラクターを選びながらパーティを組む必要がある。ちなみに、主人公はコストが「0」という特殊な戦士。パーティコストの低い序盤は重宝する。
ただし、PS Vita版では初期コストが40になっているため、初期でもSRキャラクターであればある程度並べることができるようになっている。
特徴的な5つの職業とパーティの組み方
「チェンクロV」のバトルは、5人のキャラを操作して行なうラインオペレーション・バトル。タワー・ディフェンスと基本的なところは同じく、反対側のラインから攻めてくるキャラを、自軍を操作して押し返す。5人のキャラのうち、1人は必ず「助っ人」、「フレンド」が設定したリーダーを選ぶ。また、メインパーティ4人に加えて、戦闘中誰かが倒れたときに補充される「サブパーティ」を2人選ぶことができる。
ここまでの説明をまとめると、パーティコスト以内のメンバー6人を自分の仲間から選ぶということになる。また、パーティは5つまで記録しておくことができ、メインパーティのリーダーは、「フレンド」たちのパーティに加わることがあるので、なるべく強いキャラクターを選んでおこう。
続いては、全5種の職業の特徴を紹介していく。
【戦士】
人数も多く、騎士と共にパーティの要となる職業。通常は敵に近づいての近接攻撃しかできないが、クリティカル率が高く、攻撃速度も速い。積極的に前に移動させて、敵を殲滅するプレイスタイルとなる。アビリティやスキルも、近距離戦で役立つものが多い。
【騎士】
戦士と同じく敵に近づいての近接攻撃を主とする。戦士との違いは、盾を持っており、相手の魔法や弓といった遠距離攻撃のダメージをカットしつつ進軍できること。スキルには敵単体だけでなく、前方範囲内を広く攻撃するものも存在する。
【弓使い】
基本は後列に配置し、前進してくる敵にダメージを与える役割を持つ。盾を持った敵の騎士は苦手だが、敵の魔法使いや踊り子など、やっかいな職業を狙い撃てるのは大きなメリット。スキルには敵への複数回攻撃や、敵を状態異常にする効果を持つものなどが多い。
【魔法使い】
弓使いと同じく、後列から敵にダメージを与えるのがメイン。これまた同じく、盾を持った敵の騎士は苦手だが、スキルには弓使い以上に攻撃的なものがそろっており、敵全体や前方すべての敵に大ダメージを与えることが可能だ。
【僧侶】
回復アイテムの存在しない「チェンクロV」において、貴重な回復役を担う。回復量はステータスの「ATK」に依存。アビリティによって、回復量や回復範囲(通常は術者を中心とした2マスの円状)を高めることができる。また、スキルの中にはHPと同時に状態異常を回復してくれるものもある。
以上、5つの職業を組み合わせてパーティを組むのだが、序盤は僧侶を1人は入れておきたいところ。あとの4人は、フレンドのキャラも合わせて「戦or騎×3+魔or弓×1」、「戦or騎×2+魔or弓×2」、「戦or騎×1+魔or弓×3」といったところがオーソドックスな組み合わせとなる。クエストごとに敵の組み合わせも異なり、戦士が多いクエストには魔法使い、弓使いを多めに、敵が盾を持つ騎士メインの場合は戦士を多めに……など、クエストにあわせてパーティを考えるのも、「チェンクロV」の楽しみ方の1つだろう。
パーティの組み方・ちょっとだけ応用編
パーティの組み方について、もう少しだけ詳しく説明しよう。初心者にありがちなのが「いろんな職業を使いたいから、各職業1人ずつ入れよう」としてしまうこと。実は、これがオススメできない「5職(5色)パーティ」と呼ばれるものだ。なぜ、オススメできないのかというと、スキルを使用するマナに関係している。
スキル使用に必要なマナは、各WAVE(戦闘)開始時のスロットか、ボスWAVE途中に妖精のピリカが運んでくることなどで補充され、8個までストック可能。このとき登場するマナは、現在戦闘に参加しているキャラの色のみとなっている。極端な話、全員が戦士の場合は戦士に必要な赤マナのみゲット可能。
逆に、全職業を1人ずつ集めた「5職パーティ」の場合は、5色のマナがストックされていく。こうなってしまうと、マナが「戦×2+騎×2+魔×2+弓×2」といったようにバラけがちで、3マナが必要なスキルや、マナが0の僧侶は回復スキルを発動することができない。対策として、必要マナが1、2のキャラで組むといったことなどもできるが、いずれにしても「マナ詰まり」のような状況に陥りやすいので注意が必要だ。
と、いうわけで、オススメしたいのが「2職(2色)」もしくは「3職(3色)」のパーティ。こうすることで、8つのマナストックは2~3色のみで埋めることが可能。さらに、スキル発動に必要なマナが1、2のキャラを組み合わせれば、臨機応変にスキルを発動し、効率よく敵を排除することができるだろう。強力な必要マナ3のスキルを使いやすくなるのも、大きなメリット。また、3職のうちに僧侶を組み込んでおけば、かなり安全に戦いを進めることができるので試してほしい。
バトル攻略
上記のパーティ構成でも厳しい! という人のために、いくつかのアドバイスをお伝えしていこう。
●まずは育成、レベル上げが重要!
いくら強いキャラクターが仲間になっても、レベルが低いうちはパーティコストを圧迫しているに過ぎない。というわけで、キャラを育成する必要があるのだが、オススメなのは曜日ごとに異なる育成アルカナが入手できる「曜日クエスト」だ。月曜日が魔法使い、火曜日が戦士、水曜日が騎士、木曜日が僧侶、金曜日が弓使いの育成アルカナを入手できる。AP消費が多く感じるかもしれないが、逆に捉えると、忙しい人でも曜日クエストさえこなしていれば、ある程度のパーティには育成することができる。育成に必要なゴールドは、土・日曜のクエストを利用しよう。
● 思い切って僧×2
上述のパーティ構成に手を加え、僧侶を2人にするパーティ編成も試してみよう。とくに、強力なボスが登場するようなクエストや、WAVEが多いクエストで効果を発揮してくれるはず。残りの3人は「戦or騎×2+魔or弓×1」がオススメ。強力な敵がいるラインに後衛の攻撃役を配置し、僧侶は思い切って最前列に配置。この僧侶に近づけさせないように、前衛職で敵を足止めすれば、時間はかかるかもしれないが、安全に敵を殲滅できるだろう。
● スキルでスキルを回避する
これは主にボス戦でのテクニック。味方キャラのスキル発動時には無敵時間が存在する。これを利用することで、敵が使ってくるスキル(はじき飛ばしや、全体攻撃など)を無効化することが可能。敵がスキルを発動したのを見てからこちらもスキルを発動すればいいだけなので、難しいことはないはずだ。
● フレンドに頼る
それでも「クエストが厳しい!」という人は、高RANKのフレンドのリーダーに頼ろう。フレンドの入れ替えは気軽にできるので、なるべく強いキャラをリーダーにしている人を残すのも1つの手。オススメは僧侶などよりも、攻撃範囲の広いスキルを持っているキャラ。ボスWAVEまでのザコを処理していけば、なんとか……なるはずだ!
中盤まで役に立つ!? オススメアルカナ(Rまで)を紹介
では最後に、序盤の酒場で仲間になるキャラで、オススメを紹介。「R」までの紹介となっているので、パーティコストの低い序盤から中盤にかけて役に立ってくれるはず。
● 主人公
まずはコスト「0」という点が優秀。スキルの「ダッシュブレード」もマナ1で発動でき、クセも少ない。うまく使えば敵の裏に回ることができ、ボスの背後にいる敵僧侶などを倒すという戦術も可能だ。また、アビリティ「鼓舞」はWAVEが進むたびにパーティ全体を回復してくれる。回復量の少ない僧侶のサポートに適役だ。
● “宿命の剣士”ハルアキ
攻撃役の戦士としてオススメ。アビリティの「オーガキラー」は敵に鬼族が少ない序盤は目立たないが、スキルの「霞の刃」が強力。敵1体に小ダメージを11回連続で与えるのだが、このスキルは発動している時間が長いので上記の「スキルでスキルを回避する」に使える。前線を維持しつつ、殲滅役として活躍してくれる。
● “俊足の剣士”ラヴィ
その二つ名にある通り、移動速度が大きく上昇するアビリティ「神速」が特徴。騎士なので、遠距離攻撃をカットしつつ、少ない被ダメージで接敵できる。スキルの「スラッシュ」はマナ1で発動でき、前方範囲約1ライン分を攻撃できる。うまく発動位置を調整することで、前方2ラインの敵をも攻撃可能な優秀なスキルだ。
● “百戦の勇士”スレイ
ラヴィと同じく、スキル「スラッシュ」でザコ敵を殲滅する役割を担当してくれる。アビリティは、残りHPが3分の1以下になると受けるダメージが減少する「防衛本能」。騎士といえども、敵の直接攻撃のダメージはカットできない。スレイなら、このスキルの恩恵で長く戦線を維持することが可能だ。
● “魔法兵団”フィオナ
レアリティが低い中でも、敵全体に攻撃できるスキル(必要マナ2)を持つ数少ない魔法使いの1人。スキルには炎属性も付いている。“魔法兵団”リーゼロッテも敵全体攻撃スキル(必要マナ1)を持つので、パーティ内の魔法使いの人数に合わせて使いわけよう。
● “精霊の導き”ミニモ
スキルは直線範囲を1列攻撃できる「スパイラルランサー」。ボスの後ろに登場した僧侶などに対処するのに役立つ。アビリティの「手当」は、WAVE開始時に体力が低い仲間1人のHPを回復してくれる。魔法使いとしては珍しく、回復のサポート役も担当してくれるのでオススメ。
● “踊り子見習い”ニキ
獲得経験値が上がるアビリティの「祝福」は、わずかな効果ながら長い目で見るとうれしい。また、スキルの「守りの舞」は、自分以外の味方の被ダメージを下げる効果を持つ。マナ1で発動できるので、弓マナを入手できたらマメに発動するとよいだろう。
● “うら若き商才”エンヴィ
スキル「ハードスナイプ」は、前方奥の敵1体に中ダメージを与える。他の弓使いのスキルと同じく、ボスの奥に現われた敵を排除するのに有効。また、アビリティの「大商才」は、獲得ゴールドを増やしてくれる能力。どんなときでも、あればうれしいアビリティだ。
● “秘薬師”メルヴィナ
僧侶は他の職種に比べて人数が少ないが、レアリティが低い中でもオススメなのがメルヴィナだ。スキルの「解毒薬調合」はマナ1で発動でき、全体小回復だけでなく、毒状態も回復できる。本作では、状態異常の時間が長めなので、毒のダメージも無視することはできない。
● “放浪牧師”ロイ
もう1人オススメの僧侶を挙げるとするなら、ロイになるだろう。スキル「キュア」はマナ1で発動でき、回復量も多いが1キャラしか対象にできない。だが、アビリティ「敬虔な祈り」は通常時の回復量を増加する能力。うまくスキルとアビリティを組み合わせることで、十分活躍できるだろう。
今回はサービス開始後だが、かなり応用を混ぜた攻略を書いてみた。だが、ゲームそのものがシンプルな作りなので、レベルを上げる、職種を絞るといった基本を押さえるだけでだいぶ楽にゲームを楽しむことができるだろう。
(C)SEGA/(C) SEGA Networks