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インデックスの会長と社長が東京地検特捜部に逮捕

5月28日 発表

 東京地検特捜部が、株式会社インデックス(登記上の本店所在地:東京都世田谷区、便宜上旧インデックスと表記する)の取締役会長、落合正美容疑者と、社長の小川善美容疑者を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕したと一部報道が明らかにしている。

 逮捕容疑は平成24年8月期決算で債務超過に陥っていたにもかかわらず、架空売り上げを計上するなどして、経常利益9億1700万円とする虚偽の有価証券報告書を提出した疑い。調査の結果、連結財務諸表では平成23年8月期期末より、個別財務諸表では平成24年8月期期末より債務超過に陥っていたことが判明している。

 なお、2014年4月1日より営業を開始した株式会社インデックス(便宜上新インデックスとする)は、旧インデックスから事業を2013年に譲り受けている(当時の会社名称はセガドリーム)が、この2社の間に資本関係はない。セガドリームは2014年4月に会社分割(新設分割)を行ない、株式会社アトラスと株式会社インデックスに分割、新会社として営業を開始している。

 旧インデックスは民事再生手続きを申請していたが、2014年4月30日、東京地方裁判所より、再生手続廃止決定および保全管理命令が発令され、廃止が決定していた。

(佐伯憲司)