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セガサミー、インデックスの事業譲受けを決定

「アトラスブランドやスマートデバイス向けコンテンツは魅力的」

9月18日 発表

 セガサミーホールディングスは、6月27日に民事再生手続を提出したインデックスの事業を譲受けると発表した。セガが100%出資して新設した株式会社セガドリームが譲受ける。

 セガサミーは、譲受ける理由について、「携帯電話向けコンテンツの企画・開発の実績」、「アトラス・ブランドとして『女神転生』シリーズ、『ペルソナ』シリーズ、『世界樹の迷宮』シリーズなど優秀なIPを多数有している」ことから譲り受けることを決定した。

 今回の譲受けによって、家庭用ゲームソフトの優良IPの取得、セガおよびセガネットワークスのPCオンラインゲーム事業、スマートデバイス向けコンテンツ事業の強化、遊技機事業、アミューズメント機器事業、アミューズメント施設事業にこれら優良IPを展開できるといったことでシナジーの創出が可能としている。

 なお、インデックスの金融商品取引法違反の可能性に関する取り調べについて同社は、「デューデリジェンスの結果、今回の事業譲受けに関して問題がないと判断した」としている。

譲受ける事業内容

・譲受け事業の内容
 インデックスのデジタルゲーム事業(コンソールゲーム、ソーシャルゲームの企画・開発)、コンテンツ&ソリューション事業(コンテンツ配信、システム開発、遊技機関連開発受託、インターネット広告等)、アミューズメント事業(業務用アミューズメント機器の開発・販売)並びにこれらに付随関連する事業。

・譲受け資産、負債の項目
 上記譲受け事業に関連した有形固定資産、無形固定資産及び知的財産(譲受け資産には、Index Digital Media,Inc,の親会社であるAtlus Holding, Inc.、Tiger Mob Limited.、Index Corp (Thailand) Ltd.、Mobi Town Ltd.の株式も含まれます)。なお、有利子負債を含む負債については原則承継いたしません。

(船津稔)