ズバリいくらかかるの？「ブレイドアンドソウル」の課金システムをおさらい

　エヌシージャパンが提供するWindows用オンラインRPG「ブレイドアンドソウル」が5月20日より正式サービスをスタートさせた。これまで弊誌では「ブレイドアンドソウル」について体験レポートや「5つのスゴいポイント」などをお届けしてきたが、今回は利用料金部分に着目したい。

　本作では、ビジネスモデルに月額課金制＋アイテム課金制を採用している。月額のプレイ料金に加えて一部のアイテム購入でも料金が発生するということで、「プレイするのに高額なお金が必要なのでは？」と心配している読者もいるかもしれない。今回はそんな疑問を解決するべく、課金システムの解説と「実際のところいくらかかるのか？」をズバッとレポートしていく。

「ブレイドアンドソウル」のプレイには、ズバリいくらかかるの？

服飾は使用期限なしのものが800カイモ。購入前に試着もできる

インベントリの拡張に使う「迅龍商工袋」は1個30カイモ、「便利オプション」、「成長オプション」はそれぞれ300カイモとなっている

　まずは本作の課金システムについて整理していく。本作はスタート直後から利用料金が発生するというわけではなく、アカウント内のキャラクターがレベル15になるまでは無料でプレイできる。レベル16以降はプレイが切断されてしまうため、30日間3,000円の利用料金が必要だ。

　現在のところプランは3つ用意されていて、30日間のプレイ権と特典がセットになった「スタンダード30」が3,000カイモ、90日間のプレイ権と「等級点数110点」や「迅龍商工袋」30個、「エル・カレンの腕輪」などの装備品がセットになった「スタンダード90」が9,000カイモで販売されている。

　セブンイレブン限定で販売されている「ブレイドアンドソウル デザインカイモカード」を購入すると、40日間のプレイ権と特典がセットになった「スタンダード40」を4,000カイモで利用することもできる。なおカイモはポータルサイト「NCSOFT」の決済に必要になる電子マネーで、1カイモ＝1円となっている。

　ここまでが、ゲームプレイのために購入が必要となるもの。そして気になるアイテム課金の部分だが、こちらはプレイに必須というわけではなく、パラメーターに影響しない衣装や、インベントリの拡張アイテムなどが販売されている。

　衣装は服飾と、サングラスなどの顔装飾、限定の髪飾りといったラインナップだ。服飾は種族限定の物を含めると14種類と豊富で、販売されている一部の服飾は通常のプレイでも入手可能だが、無期限の服飾は課金アイテムのみとなる。

　その他にはインベントリの拡張に使用する「迅龍商工袋」（1個30カイモ）や、キャラクターの外見を設定し直す「外形変更券」（1,500カイモ）、プレイをよりスムーズにする「成長オプション」（300カイモ/30日）や「便利オプション」（300カイモ/30日）といったアイテムがラインナップされている。

　ここで注目しておきたいのは、いわゆる“ガチャ”や、装備などゲーム内の強さに影響するアイテムは販売されていないということ。アイテム課金で販売されているアイテムは、ほぼ全て直接的に強さに影響しないので、PvPで強くなりたかったり、IDをより速く攻略したいという場合は、自分の腕を磨くか、ゲーム内で装備を充実させるしかない。

　インベントリの拡張についてはある程度まではゲーム内で入手できるアイテムで賄えるので、上手く整理すれば十分にやりくりできる。それでも苦しいという場合は、1,000円分位課金すれば十分な広さを確保できるはずだ。

　「便利オプション」、「成長オプション」については、市場に同時に出品できるアイテムの個数が増えたり、武器強化の手数料が少し安くなるなど、あると便利だがプレイ上必須というわけではない。

　というわけで「ぶっちゃけいくらかかるの？」という質問に対する答えは「必須は月額の3,000円のみ、アイテム課金はお好み。インベントリを拡張するとよりスムーズに楽しめる」というのが筆者の結論だ。