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「信長の野望」がmobcastに登場! 「モバノブ」発表会レポート
知恵と戦略を競い合う「1日5分で楽しめる戦国国盗りバトル」
(2014/4/10 17:39)
モブキャストとコーエーテクモゲームスは、携帯合戦シミュレーション「モバノブ」の発表会を4月10日に開催した。また本作の事前登録も合わせて開始された。
「モバノブ」は、戦国時代に大名となって戦略、外交、内政を駆使しながら天下統一を目指す「信長の野望」をmobcastのオリジナルゲームエンジン「MSGE(mobcast Social Game Engine)」で再構築し、“1日5分で楽しめる戦国国盗りバトル”をテーマに掲げたシミュレーションゲームとなっている。
対応プラットフォームはiOS、Android、そしてPCブラウザ。サービス開始はmobcastプラットフォームで5月15日13時より開始され、アプリ版がApp StoreとGoogle Playにて5月15日より配信される。またPCブラウザ版がmy GAMECITYにて5月29日よりサービス開始される。各プラットフォーム間でのユーザーデータの共有はできない。利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。
発表会では、挨拶としてモブキャスト代表取締役社長CEOの藪孝樹氏、コーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏が登壇した。藪氏はこれまでモブキャストより提供されてきた「モバプロ」や「モバサカ」といったスポーツ系のアプリに触れながら、4年目には「SVS(Social Victory Space、後述)」という概念を打ち出し、戦略性の高いゲームを目指すことを話した。
一方の襟川氏は昨年30周年を迎えた「信長の野望」の新しい展開としてモバイルゲームを選んだことを話し、「mobcastのゲームシステムが人気があることは知っていましたし、その中でスマホゲームファンに『信長の野望』の面白さを提供できればと思います」と述べた。
発表はゲーム内容の紹介に移り、ここからはコーエーテクモゲームスの藤田一巳プロデューサーと、モブキャストの中山法夫プロデューサーが登壇した。
藪氏が話した「SVS」という概念については、「負けず嫌いの30代男性」をターゲットとし、“負けず嫌いの欲求を満たすライバルグラフに特化した場所”と対戦に主点を置いたものになるという。「モバプロ」もSVSゲームの1つとなるが、今回は「信長の野望」とSVSを融合させることで、スポーツ系ゲームとはまた一味違ったものになるとした。
ゲームには、300種類以上の武将と100種類以上の陣形が登場し、その中で武将の登用や軍団の編成を行ない、合戦に備える。合戦は自動的に1日5回(9時、12時、15時、18時、21時)行なわれ、その結果によって「石高」を獲得、所有する「石高」に応じて領地を拡大し、天下統一を目指していく。
コーエーテクモ側が最もこだわったというのはこの「天下統一」の部分で、「天下統一が目指せなければ『信長の野望』ではない」として双方で相当話しあい、バランスも現在絶賛調整中だという。
また合戦で特徴的なのは、武将の能力が陣形に組み込んでから10週間、成長・衰退するというもので、このシステムによってその時々の編成を含めた戦略の幅が広がる。「知恵と戦略を競い合うものになる。ずっと考えてしまうので、頭が良くなるゲームなのでは」と中山氏は述べた。
なおサービス後は、ユーザーを東西に分けた「関ヶ原の戦い」や、同盟を組んでの連合戦、地域対抗の統一戦などのイベントを順次実施していく予定。また事前登録すると武将「伊達政宗」がプレゼントされ、友人への紹介でさらに「片倉景綱」がもらえる。