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【スマホアプリ今日の1本】アメリカで人気沸騰中! iOS/Android「白いとこ歩いたら死亡」

ポスト「Flappy Bird」を求める影響か? 「シンプル」、「高難易度」、「高中毒性」がポイント

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利用料金:無料

ゲーム画面はこれだけ。下から2列目の「黒いタイル」をタップ操作していく
基本は50歩のタイムを競う「たいむあたっく」

 日本発のカジュアルアプリiOS/Android「白いとこ歩いたら死亡」(Don't step the white tile)がアメリカのアプリストアで人気だ。3月23日時点での無料アプリランキングにおいて、App Storeで2位、Google Playの「カジュアル」で8位を獲得している。

 「白いとこ歩いたら死亡」は、4枚1セットで並べられたタイルの黒い部分だけをタップして進んでいくfieldWalkingが開発によるカジュアルゲーム。「決めた場所以外を歩いたら死亡」と自らルールを設けて歩く“小学生1人遊びあるある”からインスパイアされたようで、白いタイルを踏むと(なぜか)サメに襲われてゲームオーバーとなる。

 ゲームモードは3つあり、何秒で50歩に到達できるかを競う「たいむあたっく」、時間切れになるまで歩数をカウントできる「えんどれす」、10秒経過手前でプレイを止めないと成績がカウントされない「すんどめ」となる。

 実際のプレイでは「歩く」というスピードの印象はなく、好成績を目指すほど画面上から次々に降ってくるように迫る黒いタイルをタタタタタ……と素早くタップしていくことになる。自分の処理能力を超えるスピードまで持って行くと混乱してミスをするし、遅ければ当然成績は伸ばせない。シンプルでプレイ時間も数秒から1分ほどと短いながら、自らの能力の限界に挑戦できるため、何度も繰り返してプレイしたくなるアプリとなっている。

 残念ながら日本ではランキングに上がってこないのだが、この単純さと何度も挑戦したくなる中毒性、そして難しさがアメリカでウケていると思われる。というのも、即死ゲームアプリ「Flappy Bird」がアプリストアを去って以来、アメリカのアプリストアはポスト「Flappy Bird」を血眼になって探している感がある。

 一時は「Flappy Bird」の丸パクリゲームが横行したものの、「白いとこ歩いたら死亡」は全くの別のアプローチで「シンプル」、「高難易度」、「高中毒性」の条件を満たしており、それがポスト「Flappy Bird」を求めるファンの心を掴んでいるのではないかと思う。

 日本ではそんな熱気は全然ないが、ポスト「Flappy Bird」はアメリカでは熱いゲームジャンルのようだ。今後、「白いとこ歩いたら死亡」が日本発のアプリとしてアメリカで1位を獲得するかどうか、そのランキングに注目だ。

【スクリーンショット】
ミスをするとなぜかサメに食べられる。秒数は記録されていくほか、一定スコア達成でリワードがアンロックされる
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(安田俊亮)