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【GDC 2014】ガンホー森下一喜氏が2年連続で講演!
テーマは「パズドラ」ポストモーテム。日本を牽引する企業としてその戦略を語る
(2014/3/21 20:53)
ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長の森下一喜氏が、GDC 2014のセッションに登壇した。2年連続での講演となる森下氏は、昨年の講演では森下氏やガンホーのゲーム作りに対する取り組みなどを話したが、今回は「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)1点に絞り、「パズドラ」の制作過程を改めて説明していった。
「パズドラ」の誕生秘話についてはこれまでも何度か話されていたほか、去年と内容が重なる部分も多かったので詳細は省くが、今回の講演では「パズドラ」が1つのモデルとなって似たようなタイトルが次々と作られるようになったこと、メンテナンスの補償として有料アイテムの無料配布をはじめて導入したこと、曜日ごとに特徴の異なったイベントを開催し「曜日クエスト」という概念を作ったことなど、現在のモバイルアプリ市場を「パズドラ」が牽引していることをアピールした。
また2月に発表した「パズル&ドラゴンズW」を例に挙げ、「メジャーなゲームのスピンオフタイトルを別アプリとして配信するのではなく、同じゲーム内に追加してしまうのは今までなかったこと」として、常に新しいことにチャレンジし続ける姿勢を見せた。
なお海外展開については現在13カ国で展開しているが、「国ごとの独自のサービスをじっくり展開している」という。そのおかげでいずれも4.5以上の星が付く高評価となっており、今後もゆっくりと展開地域を広げる考えだ。
ただし運営はそれぞれの国ごとで行なうため、一気にたくさんの国に配信することができない。手厚いサービスを提供することでアクティブユーザー数は高く、長く遊んでもらえるようにするのがガンホー流だとした。
「面白さの本質にこだわって挑戦していくこと」。森下氏は昨年の講演の内容を繰り返してガンホーの姿勢を会場にアピールした。なお「パズドラ」の北米版は300万ダウンロードを突破している。全体の規模から比べればいささか元気に欠けるが、売り上げランキングでは定期的にTOP10に顔を出すなど、じわじわと盛り上がっている印象もある。日本やアジア圏だけでなく、世界規模で大ヒットとなるか。今後のガンホーと「パズドラ」の行方にますます注目だ。































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