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「C9」、トリッキーな動きで翻弄する新2次職「エルタ」先行体験レポート
巨大なチャクラムを振り回す少女キャラクター。使い手のスキルがダイレクトに現出
(2014/3/12 12:00)
ゲームオンは、Windows用アクションRPG「C9(Continent of the Ninth)」(以下C9)において、3月13日に実装予定の新クラス「エルタ」のプレス向け先行体験会を開催した。
「エルタ」は昨年の11月に実装された「ミスティック」の2次クラスになる。「ミスティック」は巨大なハンマーを振り回し、周囲の敵をなぎ倒していく近接攻撃がメインのクラスだったが、「エルタ」は円型の武器「チャクラム」を扱い、近距離攻撃型の「メレースタンス」と遠距離攻撃型の「レンジスタンス」という2種類のスタンスを切り替えながら戦うオールレンジ対応のクラスになっている。
スタンスによって使えるスキルが完全に異なるのが特徴で、「メレースタンス」の時は硬直が短く、短時間で連続攻撃を行なうスキルが揃っており、敵を空中に浮かせてコンボで一気に畳み掛ける、といった戦い方がメインになる。
逆に「レンジスタンス」の時は硬直が長めの範囲攻撃系のスキルが多く揃っている。中でも特徴的なのが「レンジスタンス」時に使用できる「エリアサモン」、「マルチサモン」というスキル。使用するとフィールドに3つのゲートを生成する。その後「テレポート」というスキルを使用すると、瞬時に生成したゲートに移動できる。
「テレポート」は、上手く使えば攻守問わず活用できるスキルだ。ゲートを予め散らしておけば、例えば「レンジスタンス」で遠距離から攻撃した後、「テレポート」で一気に距離を詰めて「メレースタンス」に切り替え、近接攻撃のコンボを叩き込むという使い方や、逆に敵に囲まれた時には緊急脱出にも使える。「レンジスタンス」のスキルは硬直が長い面もあるが、「テレポート」にはその硬直をキャンセルする効果もある。トリッキーだが使いこなす事ができれば心強いスキルだ。
ちなみに、ゲートを召喚する「エリアサモン」は前方に3つ、「マルチサモン」は周囲に3つゲートを生成する。放出されるゲートには当たり判定もあるため、状況に合わせてゲート召喚を使い分けるのも、重要な立ち回りとなる。
キャラクターの操作に慣れれば狩りでも対人戦でもかなりの性能を発揮しそうだが、スタンスの切り替えや、「テレポート」などトリッキーな動きが多いので、使いこなすにはかなりのやり応えがあると感じた。
実際に「エルタ」を使って狩りを体験してみたところ、最初はスタンスの切り替えや、テレポートを使った立ち回りが難しく、思うとおりに動かせなかった。今回は少し手応えがあるダンジョンを選択してもらったのだが、操作に慣れていないこともあり、倒されてしまうことも何度かあった。
その後スタッフの方にも操作をお願いしたのだが、「自分が操作していたのとは別のキャラクターではないか」と思うほどのスタイリッシュな動きを見せてくれた。敵を撹乱するような立ち回りが命綱なため、使い手のスキルがよりダイレクトに現われるクラスだと感じた。
特に「レンジスタンス」時の範囲スキルを使ったあと、長めの硬直時間を「テレポート」スキルでキャンセルし、すぐに次の攻撃に繋げるというテクニックが印象に残った。そのシーンは下記に掲載した動画にも複数収録されているので、チェックしてみてほしい。
このようなこともあり、「エルタ」のピーキーな設定も相まって「かなりの上級者向けキャラクターなのでは?」と感じていたのだが、転職してから少しずつスキルを覚えていき、キャラクターの成長にあわせてプレーヤーのスキルも成長していけば、上級者だけでなく初心者でも楽しめるのではないだろうか。
さらなる上級プレイを目指すには「テレポート」やスタンスの切り替えといった本クラスの特徴を引き出せるような立ち回りを心がけるのが重要だろう。