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【特別企画】日本リーグ設立記念! これから始める「League of Legends」

シンプルながらも奥深いゲーム性。全世界で7,500万人以上が熱中する魅力とは!?

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

 今Windows用「League of Legends」(以下LoL)が熱い。登録アカウント数は全世界合計で7,500万アカウント、月間プレーヤー数は6,700万、デイリーのプレーヤー数は2,700万というモンスタータイトルになっている。

 「LoL」はMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるジャンルのゲームの1つで、プレーヤーは5対5の2チームに分かれ、それぞれ1体ずつ「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターを操作し、最終的に相手の本拠地の破壊を目指すチームバトルゲームだ。

 また多くのe-Sports大会で競技として採用されているのも特徴で、世界各国で賞金付きのトーナメントがいくつも開催されている。日本国内でも2月9日から賞金総額100万円のプロリーグ「League of Legends Japan League」が開催されるなど、今後国内でも大きな盛り上がりが期待できるタイトルだ。筆者も1人のe-Sportsファンとして試合の観戦をしたり、初心者ながらもプレイをしている。

 そこで今回は「LoL」をプレイしたことがない、また知らないという読者向けに、そもそもどんなゲームか、どこに魅力があるかを紹介していきたい。

シンプル操作でとっつきやすいゲームシステム

5対5にわかれ「チャンピオン」を1体ずつ選択する
操作するのは「チャンピオン」1体だけなのでそれ程多くの操作量は求められない

 「LoL」とはどんなゲームかを説明する前に、その誕生について触れておきたいと思う。

 「LoL」はMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)やAOS(The Real Action Oriented Strategy)と呼ばれているジャンルのゲームの1つだ。同ジャンルのゲームでは海外では「Dota 2」、「Heroes of Newerth」、日本でも「カオスヒーローズオンライン」といったタイトルがサービスされており、どれも人気を博している。

 プレーヤーは5対5の2チームに分かれ、1人1体「チャンピオン」というキャラクターを選択する。チームの5人で協力しながら装備を整え、自分の「チャンピオン」を強化し、相手の「チャンピオン」を倒しつつ、最終的には相手の本陣を破壊することが目的というゲームだ。

 元々はPC向けに発売されたRTS(Real Time Strategy)「Warcraft III」のユーザー作成MOD「DotA Allstars」がベースになっているので、基本的な操作はRTSを踏襲しており、移動や攻撃は右クリック、メニュー項目の選択などはマウスと、ゲーム内の大半の操作はマウスで完結する。

 RTSと大きく異なるのは、RTSでは内政、軍備、戦闘までを全て1人でこなさなければならず、操作が必要なユニットも数十体からゲームによっては数百体に及ぶこともあり、大量の操作量、テクニック、スピーディーな思考の切り替えなど高度なテクニックが要求される。それがRTSの魅力なのだが、まったくの初心者にっとっては敷居が高いのも事実だ。

 一方のMOBAはプレーヤーが操作するのは「チャンピオン」1体だけで、RTS程の操作量は必要としない。また内政も存在しないので、RTSと比較するとシンプルでとっつきやすいゲームシステムになっている。

チームで戦う奥深いバトルと、ダイナミックに変化する試合展開が魅力

豊富に用意されているアイテム。どのようなアイテムを買うかで「チャンピオン」の特性がグッと変わってくる
試合序盤。相手より多くのゴールド・経験値を稼ごうとしている

 「LoL」の華は、集団戦にある。ゲームの序盤こそ小競り合いしか発生しないが、「チャンピオン」が育ってくるゲーム中盤から終盤になるとチーム一丸の5対5の戦闘が発生するようになる。

 ここでは、育てた「チャンピオン」達が自分の強みを生かして戦うことになる。戦闘の押し引き、スキルを使うタイミング、スキルの組み合わせ……ここでプレーヤースキルの差が大きく出る。倒された「チャンピオン」は復活するまで少し時間があるので、この隙を狙って更にゴールドや経験値を稼いだり、本陣までのルートを守る「タワー」を破壊したりする。

 「チャンピオン」の成長は、試合中に敵チームの「チャンピオン」を倒したり、「クリープ」と呼ばれるモンスターを倒すと獲得できる「経験値」と「ゴールド」によって行なっていく。「経験値」が溜まるとレベルアップして新たなスキルが使えるようになったり、ステータスが上昇する。「ゴールド」は装備や、ポーションなどの消耗品の購入に使用する。1試合の流れの中で、相手チームを妨害しつつ自分の「チャンピオン」を育てていくのが勝利へ近づくポイントだ。

 また装備の組み合わせによって「チャンピオン」の特性も大きく変化する。例えば通常攻撃のダメージを上げる武器や、逆にスキルなどの魔法攻撃のダメージを上げる武器、HPを増加させる防具、移動速度を上げるブーツなど異なる特性の装備が複数ある。アイテムスロットは最大で6枠で、ゴールドも限られているので、その限られた範囲内でどんなアイテムを装備するかで「チャンピオン」のステータス、攻撃方法など全てが変化する。「アイテムビルド」という言葉があるくらい、どの装備を選択するかが重要だ。

 なお試合中に稼いだ経験値、ゴールドは試合が終了すると全て初期状態に戻る。試合ごとにレベリングやゴールド稼ぎをしなければいけないので、いかに効率良く“稼ぎ”ができるかで試合展開に差が出る。

 先ほど中盤から終盤が華と書いたが、もちろん序盤にもポイントはあり、「レーン戦」と呼ばれるフェーズや、奇襲をかけて敵チャンピオンを倒す「Gank」、いかに効率良く「クリープ」を倒し経験値やゴールドを稼ぐかなど、他にもプレーヤースキルの差が出る部分は多い。

 「LoL」は、シンプルな操作性だがプレーヤースキルの差が出る部分が多い。時間が進むにつれダイナミックに変化していく戦闘などが、プレーヤーを惹きつけてやまない理由と言える。

(八橋亜機)