ニュース
PS3/WIN「信長の野望・創造」完成発表会。30周年記念作品が遂に完成!
主題歌を歌う平原綾香氏、衣装タイアップの山本寛斎氏らが駆けつける!
(2013/11/12 20:05)
- 12月12日 発売予定
- 価格:
- 9,240円(PS3 パッケージ版)
- 8,000円(PS3 ダウンロード版)
- 13,440円(PS3 TREASURE BOX)
- 10,290円(Windows パッケージ版)
- 8,900円(Windows ダウンロード版)
- 14,490円(Windows TREASURE BOX)
- CEROレーティング:A(全年齢対象)
コーエーテクモゲームスはプレイステーション 3/Windows用歴史シミュレーション「信長の野望・創造」の完成披露発表会を東京国際フォーラムにて行なった。「信長の野望・創造」は「信長の野望」シリーズ30周年記念タイトルとして制作が進められてきた。発売は12月12日。
価格は、PS3パッケージ版は9,240円、ダウンロード版が8,000円、PS3 TREASURE BOXが13,440円。Windowsのパッケージ版が10,290円、Windows ダウンロード版が8,900円、Windows TREASURE BOXが14,490円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。
完成発表会には、ゼネラルプロデューサーであるシブサワコウことコーエーテクモゲームスの襟川陽一代表取締役社長をはじめ、同作プロデューサーの小笠原賢一氏、ゲストとして衣装タイアップの山本寛斎氏、テーマソング「Shine - 未来へかざす火のように -」を歌う平原綾香さん、特別ゲストとして衆議院議員の東国原英夫氏が参加し、華やかな発表会となった。
小笠原賢一プロデューサーは、「学生時代に『信長の野望』を寝る間も惜しんでプレイし、自分の手で作りたいと思っていたのが20年以上前。これまでアクション系を担当することが多かったが、念願叶ってこのほど任され、情熱を詰め込んだ。コアなファンから初めてプレイする人、久しぶりに始める人まで誰もが遊べる完成度となっている」とアピール。今作のアピールポイントを、ムービーを交えながら説明した。
今作は、「リアル」、「ダイナミック」、「ドラマティック」をテーマにしながら、プレーヤー自身の手により天下布武を目指すという「新時代の創造」が描かれる。リアルという点では、日本全国をフル3Dで描かれた1枚マップとして収録。3Dであることの利点を生かしズーミングで細かいところまでチェックすることができるほか、視点を切り替えながら発展する城下町や四季の変化の美しさを楽しむ事ができる。また、城下町には商家などが建ち並び、成長し拡大していく。プレーヤーの政策により、商業を重視すれば大商業都市となるし、農業を強化すれば大穀倉地帯となる。
城は、シリーズ最多となる300以上の城が登場。複数の城から出陣した軍勢が連携して挟撃したり、敵を城から誘い出す策謀などダイナミックな合戦も繰り広げられる。周辺勢力との同盟や援軍の要請を得るために根回ししておくなど、外交工作も重要な要素の1つ。
ダイナミックという点では、ど派手でありながら緻密な戦闘を楽しめる合戦シーンが楽しめる。複数の城から出陣し敵を追い詰める多面作戦が重要な要素となっており、城と城の連携による挟撃や、城から敵を誘い出す策謀などダイナミックな合戦が描かれる。会戦では部隊をリアルタイムに動かし指揮することができる。
また、シリーズ初の試みとして、連続するクエストで大名の人生を描く「フリークエストシステム」を導入。クエストの合間には歴史イベントも挿入され、ドラマティックな1つの物語として楽しめる。
シブサワコウ氏が山本寛斎氏デザインの信長の戦闘服を着て登場!
発表会の冒頭に登場したのは、山本寛斎氏がデザインした「信長の戦闘服」を身にまとった襟川陽一氏。襟川氏は「『創造と破壊』を繰り返した信長の、『創造』に焦点をあて、新時代の創造を目指して作り上げた。内容には自信を持っている」と語り、今後も大きく展開していきたいと意気込みを語った。
ここで呼び込まれたのが、国際的な衣装デザイナーとして知られる山本寛斎氏。信長の戦闘服と平服のデザインについて「もし信長が存命だったら秀吉より先に世界に出たはず。彼は南蛮渡来のものの中で特に地球儀に興味を持っていたといい、世界に野望を抱いていたのだとしたらどうだろうかと思って、衣装をデザインした」とコンセプトを語った。完成し対象を見て襟川氏は「かっこいいと思った」というが、着てみて「重い」ということも実感したという。衣装だけで20kg、片間も20kgあるということで、素早い動きはなかなか難しそうだった。
山本寛斎氏も実際に甲冑を着た時は重いと感じたようで、「スキューバダイビングするときにボンベを2本背負い、さらにおもりを腰に5kgつけたときのような感じ。地面から馬に乗ることは難しく、おそらく台のような所に上ってから馬にまたがったのだろう。それゆえに威風堂々と見え威厳があったのではないか」と思いを巡らせた。
衣装には虎が描かれているなど、立体的なデザインとなっており、且つ厳かな雰囲気も感じさせるものに仕上がっていた。
平原綾香さんがテーマソングに込めた思いを語る
イベント後半にはテーマソングを歌う平原綾香氏が登場。詩に込めた思いを語った。襟川氏は「10年前から平原綾香さんの歌を聴いて、手がけてほしくて熱望していた。これまでテーマソングを作ってこなかったが、30周年記念作品ということで作ることとなり、夢を実現できてうれしい」と平原綾香さんを前に感動した様子。
平原綾香さんは当初「歴史があり愛されているゲームの音楽を作ってほしいといわれ、私に何ができるのだろうと考えてたとき、『信長の野望』といえば菅野よう子さんのあのオーバーチェアに歌詞をつけて歌わないかと提案を受け、初めは不安を感じた」のだという。「金管楽器が鳴り響くあのメロディをアカペラで歌えるのか? というところからチャレンジが始まりました」のだと続け、しかし歌詞が仕上がり、その出来に「信長の苦悩を感じると共に、現代にも置き換えられる問題」と感じ、楽曲の制作を進めていった。
平原綾香さんはこの曲のポイントとして「女性らしい優しさと強さが出た作品」と解説し、様々な二面性を併せ持つ作品に仕上がった。
一方、襟川氏は「後半に『創造』という言葉を平原さんが歌っていらっしゃって、新しいものを作り出す思いを感じて心に響いた。半年前に初めてオーバーチェアの部分をスキャットで歌っているのを聴き、背中がゾクゾクして、いいなぁと思った。頼んで良かったです」と絶賛。
ちなみに、11月13日に発売となる「Shine - 未来へかざす火のように -」の初回限定特典として、平原綾香さんを描いたシリアルコードが封入される。平原綾香さんはそのグラフィックスを見て「かっこよく描いてもらってうれしい。曲を作るときに、仲間を引き連れて未来に向かうジャンヌ・ダルクをイメージしていたところがあって、このグラフィックスを見たときに似合っているなと思いました。能力値もいいものを用意してもらったようで、うれしい」ということで、平原綾香さんを描いた武将で全国制覇を目指すのもいいかもしれない。
「Shine - 未来へかざす火のように -」は1,100円でUNIVERSAL MUSICから発売される。