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ハセガワ、プラモデル「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改」を発売

部品数を減らし、サポートパーツを用意するなど組みやすさを重視

10月24日発売

価格:5,250円

 ハセガワは、プラモデル「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改」の発売を開始した。価格は5,250円。スケールは1/32で、全長約29cm。

垂直尾翼の面積が広い前期型を再現

 「紫電改」は日本海軍の戦闘機で、水上戦闘機「強風」を元に「紫電」を経て開発され、1945年1月に制式採用された。紫電は胴体の中程に翼を取り付けた中翼だったが、紫電改は機体下側に翼のついた低翼となっている。零戦や雷電に代わる陸上局地戦闘機として本土防空の任務についた機体だ。

 プラモデルで再現されているのは垂直尾翼の面積が広い“前期型”となっている。部品を極力減らした上、胴体内部にサポートパーツを挟み込むことで、組み立て易さと強度を確保した設計になっている。コクピットは、胴体貼り合わせ後に、胴体下方から組込める設計を採用になっているため、塗装もしやすくなっている。

 紫電改は「自動空戦フラップ」を搭載した戦闘機であり、フラップの表現にもこだわりが見られる。フラップは開・閉の選択が可能となっている。キャノピーも開・閉のどちらかを選べる。搭載している誉エンジンや、コクピット周りの表現にも力が入っていいる。パイロットフィギュアも付属しており、頭部は選択式となっている。

 この紫電改が登場するゲームには、Wargaming.netのオンライン空戦シミュレーション「World of Warplanes」が挙げられる。「World of Tanks」と同じように第2次世界大戦に登場した戦闘機で戦うゲームで、北米では9月よりサービスを開始している。今後、日本でのサービスも予定されており、紫電改をはじめとした日本の戦闘機の活躍に期待したいところだ。

【川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改】
コクピット周りやエンジン部分の表現は特に細かい
パイロットフィギュアの頭部も選択式となっている

(勝田哲也)