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スクエニ、「第9回プロデューサーレターLIVE」を開催

ハウジングについての質問に一挙回答

3都市のハウジングエリアを実機で初公開

リゾート地のようなリムサ・ロミンサのハウジングエリア
断崖絶壁の上にあるウルダハのハウジングエリア
最も苦心して風景を作ったというグリダニアのハウジングエリア

 今回のプロデューサーLiveのメインコンテンツであるハウジング特集では、ゲストの和田洋一氏とともに、実機でハウジングエリアを紹介しつつ、プレーヤーからの質問に答えていった。

 リムサ・ロミンサのエリアは白亜の石で作られた、海に面した明るい雰囲気の住宅街。購入手続きから家具の設置までを動画で解説して欲しいという声に応じて、スタッフが作った動画が紹介された。最初の動画では、すでに購入済みの土地に家の権利書を使って家を建てるところを見ることができた。権利書を使うと、まずは実際と同じ形でプレビューを見ることができる。今回は3つの権利書を持っていたので、それぞれをプレビューしてその中の1軒を建設した。建設は決定ボタンを押すと即座に完了する。

 2つめの動画では、家のエクステリアのカスタマイズを見ることができた。ハウスメニューには上下に4つずつのスロットがある。上の4つは、屋根、窓、ドア、壁用で、装備を着替える時のように、家用のインベントリからアイテムを選んで装備すると、そのアイテムのパーツに変化する。パーツは事前に染色で色を変えることもできる。下の4つはオプション設備用で、フリーカンパニーのクレスト、テラス、外壁、風見鶏など家にオプション要素を付け加えることができる。

 最後に「庭具」と呼ばれるエクステリア専用の家具を設置する動画では、ベンチや机などを庭に設置した。移動モードでは、オブジェクトの位置はかなり細かく指定することが可能で、位置を決定した後は回転させて角度を変えることもできる。オブジェクトの中には、イシュガルドの大砲やオーラムヴェイルに生えている木などもあった。

 また、これらの動画の中で、待望のアイテムソートも見ることができた。「せいとん」というボタンを押すと、インベントリにバラバラにはいっていたアイテムが、一瞬で整頓される様子も動画のなかで紹介された。

 家のサイズはS・M・Lがあるが、今回はSサイズとLサイズの2つを見ることができた。Sサイズの家は平屋で中はあまり広くはないが、その分、オブジェクトをきっちりと配置するセンスが問われる。それぞれの都市のSサイズ住宅には、グランドカンパニーから支給されたベッドが置いてあった。

 ウルダハのLサイズ住宅は、階段のある邸宅。中はハウジングのスタッフが泊まりで作ったという、気合いの入った装飾が飾られていた。装飾の中には、モルボルシリーズ、アーリマンシリーズ、シルフシリーズの応接セットや食卓、モーグリのラグ、イフリートの壁かけ照明、ガルーダの椅子、魔道アーマーのブロンズ像、動きが可愛いアカプルのオブジェなど様々な家具が配置されていた。

 今回も和田氏がたくさんのイラストを視聴者に見せてくれたが、その中にはリヴァイアサンの噴水もあり、吉田氏も蛮神リヴァイアサンの実装が近いことを臭わせていた。

【家のカスタマイズの様子】
家を建てたあと、外見をカスタマイズする
庭に庭具を配置していく
椅子や切り株などには座ることができる
イシュガルドの大砲も庭具として飾れる

【家具のデザイン図】
大迷宮バハムートのテーブル
大迷宮バハムートの天井照明
オーディンの残鉄軒とマントのオブジェ
リヴァイアサンの噴水
リヴァイアサン噴水のギミック
船のような形のベッド

ハウジングについての質問に一挙回答

エルフシリーズ
モルボルシリーズ
アーリマンシリーズ
ガルーダのソファ
モーグリのラグ
アカプルのオブジェ

――家を所持するにはどういう条件を満たす必要がありますか?

吉田氏: フリーカンパニーのレベルを、家が持てるところまであげて、土地と家を買うことです。

――土地代と家のお金以外にも維持費は必要ですか?

吉田氏: 「ウルティマ・オンライン」では家を維持するのにギルを払ってくださいというものがありましたが、やめました。昔は課金を継続していただくために、家に入らないと壊れるというのもあったのですが、もうそういう時代ではないと思うので、そういったものは一切入れていません。

――どのくらいの土地が用意されているのですか?

吉田氏: 1つのインスタンスの中に30軒。同じ土地がいくつもあるので、開いているところをご購入いただくようになります。

――クラフターやギャザラーは具体的にどういった形でハウジングの外見や内装に貢献できるのですか?

吉田氏: 家具の85%くらいはクラフターの生産品です。素材はギャザラーの皆さんが取ってきて、それをクラフターが作ります。なるべくすべてのクラフターに活躍の場を与えるためにバランスを取っていますが、導入される家具の数に限りがあるので、どうしても多少の偏りは出てしまう。今後も数は増えていきますし、ギルで手に入る家具は圧倒的に少ないので個性を出そうと思うなら、ギャザラーやクラフターの協力を仰いだ方がいいです。

――ハウジングのBGMを変更することはできますか?

吉田氏: ジュークボックスという機能で、「FFXIV: 新生エオルゼア」内の好きな曲をかけてもらえるような仕様を2.1以降に考えています。

――家具や素材に装備品などは収納できますか?

吉田氏: それをしてしまうとものすごいデータ量になるので、2.1ではできません。安定してきたら、もちろん可能性はありますが、現段階では巻き戻しのリスクが上がってしまうので。

――フリーカンパニーで家を所有している時に、フリーカンパニーを解散するとどうなりますか?

吉田氏: 家を持っている間は解散できません。もめる原因になりがちなので、資産をちゃんと整理していただいてから、解散してください。

――デジョンなど、ハウジングエリアに直接移動する手段はありますか?

吉田氏: 家にエーテライトを設置して、ホームポイントにするという仕様はあります。2.1で入る予定ではあるのですが、ギリギリになっています。ハウジングエリアというよりは、自分たちのハウスに直に跳びたいという要望は当然あると思っているので、優先事項には入っています。

――ハウジング内では、レストボーナス効果はつきますか?

吉田氏: もちろん自分の家なので、つきます。

――ハウジングの入り口に、伝言板や看板を設置できますか?

吉田氏: 2.2になりますが、一言掲示板の設置を検討しています。

――引っ越しや家の建て直しはできますか?

吉田氏: 2.2以降で予定をしています。

――ハウジングで家庭菜園はできますか?

吉田氏: 庭に畑を置いて、収穫するという仕様が2.2に予定されています。先週担当者がA案とB案という2つの案を僕のところに持ってきたのです。カジュアルで誰でも遊べるけどあまり価値のあるものは獲れないA案と、がっつりレアなものを育てるB案のどちらがいいですか、と聞かれたので、B案と答えました。

――バトルの練習や、ダメージ量を公式に算出できる訓練所のようなものを、ハウジング内に設置できますか?

吉田氏: エオルゼアのいくつかの拠点に木人が置いてあると思いますが、あれを家の中に設置できるようにしようと思っています。

――例えばLサイズ用の土地が埋まってしまった場合、すぐにインスタンスが補充されるのでしょうか?

吉田氏: 他の埋まり具合を見て、何%になったらという形になります。そうしないとサーバーの数がいくらあっても足りないので。

――ワールドによって経済状況に違いがあると思いますが、ハウジングの値段が変わる可能性はありませんか?

吉田氏: 家は同じ値段です。土地に関してはオークションになっていて、最高値からスタートします。時間が経つと、値段が下がっていくので、ギルを持っていない場合は待っていればそのうちには。値段は6時間ごとに下がっていくのを想定しています。

――家具や調度品を庭に設置することはできますか?

吉田氏: できません。家具は家具、庭具は庭具に分かれています。ただしどちらにもベンチのようなものはあったりします。単に種別が違うだけです。

――家具の上に家具を置くなど、積み重ねることはできますか?

吉田氏: できます。テーブルの上にランプを置いたりとかね。ただ、重ねられる数に上限はあります。

――窓から外の光を採りいれたり、外の景色が見えるようになりますか?

吉田氏: 外から入ってくる光の量を調整することはできますが、メモリの問題で、もし外を見えるようにすると、中に置ける家具の数が少なくなってしまいます。なので、外から家の中をのぞき込むこともできません。代わりにこれだけの自由度があると思っていただければ。

――ハウジングはSからM、MからLと設置したまま拡張することはできますか?

吉田氏: できません。一度権利書に戻していただいて、開いた土地に新しい家を建てることになります。

――家具を設置した家を家具ごと他者に販売することはできますか?

吉田氏: できません。全部ばらしてからトレードしてください。

――フリーカンパニーのハウジング内に個人の部屋を持つことはできますか?

吉田氏: 2.2以降に、個人の部屋か家を予定しています。どちらになるかは、追加するサーバーの量によります。

――フリーカンパニーのメンバーが勝手に家具やオブジェクトを持ち出せないようにする仕組みはありますか?

吉田氏: フリーカンパニーごとに家の権限が設定できるので、このランクのメンバーまでは設置はできるけど取り出せないとか、誰も取り外しはできないとか言う形で決めることができます。ただしちゃんと設定しないと、取り放題になってしまいますよ。

――フリーカンパニーのメンバーで集まって遊ぶミニゲーム的な要素は検討されていますか?

吉田氏: 今のところはありませんが、そろそろカードゲームを作るスタッフが現われるかも。

――ハウジング内やハウジングエリアでは、マーケットやリテイナー以外にどんな機能が利用できますか?

吉田氏: 素材を売っているNPCを雇って、家の中に建たせることで、そこで生産ができるようになるよう計画しています。

――地下工房で製作をするメリットはありますか?

吉田氏: 飛空艇が作れて、それでコンテンツに行けるようになります。いずれは船も実装したいです。拡張パックの前にはやりたいねと言っています。

――雪が積もっているクリスマス風の家や、ハロウィンの魔女ハウスのような季節感あふれる外見の家は実装されますか?

吉田氏: 一発ネタ系の家は、設置してしまうと割と飽きるので、後から遊べるようなものがいいだろうなと思っています。例えば鍛冶屋のような、いかにも武器屋ですといったものを建てて、そこで商売ができるようになるとか。その場合、リリースまでに時間がかかりすぎてしまうので、外見のカスタマイズはできません。

――チョコボ厩舎はいつごろ実装されますか?

吉田氏: 2.3以降になります。

――ハウジングエリア内の海や川に魚はいますか?

吉田氏: います。いるということは釣りもできます。

――素材をドロップするモンスターを飼って、素材を入手するといった牧畜的な要素はありますか?

吉田氏: いまのところ考えていません。

――ハウジング実装時にはどのくらいの家具や調度品が用意されますか?

吉田氏: 家の壁や屋根など建物自体のパーツを全部抜いた状態で、庭具と家具を併せて220種類。家具が180種類で、庭具が40種類です。コレはあくまでもスタートなので、今後もパッチごとに追加していくつもりで、いまアートワークを進めています。

――ハウジング内のベッドやハンモックで寝転がることはできますか?

吉田氏: できます。

――防具を飾るマネキンなど、ハウジング内に装備品を飾ることはできますか?

吉田氏: 計画はありますが、2.2以降です。

――家具や調度品に額縁など絵を飾るものはありますか? あるとすればスクリーンショットを額縁に飾ることはできますか?

吉田氏: スクリーンショットは難しいです。代わりにアートチームが描いた絵や、設定資料から抜いた絵などを用意しています。

――大部屋を仕切りで区切った場合、壁にドアをつけられますか?

吉田氏: 壁は家具として置けますがドアは付けられません。

――Lサイズのハウジングで、2階や地下室に個別に入場制限を設けられますか?

吉田氏: 間仕切りがないのでできません。

――フリーカンパニーで家を買うために、メンバーからお金を集金するシステムは実装されますか?

吉田氏: さすがにそこは考えていないです。

――クルザスのドラゴンヘッドにある司令室内の作戦用デスクのようなものは置けますか?

吉田氏: 作るそうです。確かにアレが置いてあると、うちらガチですという感じがでますね。

――ハウジング内の壁や床の柄は変更できますか?

吉田氏: 変えられるそうです。

――灯りを付けたり消したりできるランプや、キャビネットを開け閉めできる戸棚といったギミック付きの家具はありますか?

吉田氏: ライトをオンオフさせたり、動くオブジェクトはあります。通常の家具よりも開発にコストがかかりますが、今後も増やしていきます。

――水槽を実装する予定はありますか?

吉田氏: 今のところはありません。水槽を綺麗に見せるのは言うほど簡単ではないのです。プログラマーに伝えておきます。

――個人用のハウジングはいつ頃実装されるのですか?

吉田氏: 年単位にはしないつもりです。2.1の半年後くらいを考えています。

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美しい風景と、作り混まれたギミックでかなり楽しめそうなコンテンツだ
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