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ゲームオン「ArcheAge(アーキエイジ)」プレスカンファレンスを開催
クローズドβテストは6月26日から。現在テスター募集中
(2013/6/11 20:39)
ゲームオンは6月10日、Windows用MMORPG「ArcheAge(アーキエイジ)」のプレスカンファレンスを青山迎賓館で開催した。
プレスカンファレンスでは「ArcheAge」の魅力を改めて紹介するプレゼンテーションと共に、サービス内容や今後のサービススケジュール、各種タイアップなど、数多くの内容が発表された。発表会には各社メディアのほか、先月実施されたファミリーテストの参加者「遠征隊長」も招待されており、ゲーム内の雰囲気を再現した内装や、コスチュームに身を包んだエルフや戦士、騎士たちと出会うフロア回遊型の仕掛けに驚き、喜びの声をあげていた。
プレスカンファレンスは、弦楽三重奏によるオープニングテーマの演奏から始まり、続いてゲームオン代表取締役社長のイ・サンヨプ氏、「ArcheAge」開発元のXLGAMES事業総括副社長のチェ・ソグ氏より挨拶があった。
イ氏は「『ArcheAge』は、韓国で『MMORPGの父』と呼ばれるジェイク・ソン氏が、7年間かけて開発した近年まれに見る大作。ゲームオンが10年以上培ってきたノウハウのすべてを活かし、XLGAMESというすばらしいパートナーとともに、日本の皆さんが満足できるようなサービスを提供していきたい」と述べた。
チェ氏は日本に先立ってサービスを開始している韓国でのプレイ状況に触れ、「韓国以外で(『ArcheAge』は)日本が初のサービスとなる。ゲーム大国の日本で、初の海外サービスを実施できて光栄だ。日本の『ArcheAge』のサービスに興味を持っていただき、期待していてほしい」と話した。
また、チェ氏はXLGAMES代表取締役社長のジェイク・ソン氏からのビデオメッセージを紹介した。ジェイク氏は「本作はユーザー同士のアクションにより創発的な楽しみを感じられるMMORPG。韓国では順調にサービスを提供しており、日本の皆さんがより楽しめるようにローカライズしている。本作を楽しみにしていてくれる日本のユーザーに深く感謝している」と語った。
クローズドβテストは6月26日から。各種タイアップなど今後の展開を発表
来賓挨拶のあと、運営プロデューサーを務めるゲームオン・野田真央氏が登壇し、「ArcheAge」の魅力を語るプレゼンテーションが行なわれた。日独英伊など、野田氏は国民性の違いによるジョークを引きあいに出しながら、「『ArcheAge』は個性ある日本のプレイヤーが個性豊かな遊びを実現できるゲーム。効率よりもゲーム内の人生を楽しむことを重視するなら、本作を選んでほしい」と語った。
続いてステージにはXLGAMESの日本担当マネージャー、シン・スンチョル氏が登壇し、野田氏とトークセッションを行った。両氏は月に1回直接会い、本作について熱く議論を交わす間柄とのことで、シン氏は韓国でのプレイ状況を語り、「韓国での遊ばれ方は千差万別、生産や4月から実装された攻城戦なども人気が高い。今は新たに実装された釣りが人気で、魚拓やはく製を飾ることができる」と語った。
両名のプレゼンテーションのあとにはメディア・アーティストの八谷和彦氏が登壇し、野田氏とトークセッションを行った。八谷氏が現在手掛けているOpenSkyプロジェクトは、人間を乗せて飛ぶパーソナルジェットグライダーを作るためのもので、本作のグライダーシステムを現実化したようなプロジェクト。八谷氏は「発進するグライダーに乗るのはまるでドラゴンに乗るような感覚」と、実感のこもったコメントも。
野田氏、八谷氏とのトークセッション後、「ArcheAge」の今後のスケジュールなどが発表された。
・発表1 クローズドβテストスケジュール
・クローズドβテスト募集期間
6月10日 19時30分~6月21日 10時
・クローズドβテスト実施期間
6月26日 17時~7月4日 10時
GAME Watchでも専用枠があるので、詳細は下記記事を参照してほしい。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130610_603021.html
・発表2 オープンサービス実施時期
オープンサービスの実施時期は7月予定と発表。また気になるサービスモデルは定額制とのこと。
・発表3プレミアムパッケージ発売
オープンサービスに先駆けてプレミアムパッケージの発売が発表された。予約開始日は6月11日で、発売日は7月5日、価格は4,980円とのこと。特典内容は以下の通り。
- 先行キャラクター作成権
- 1カ月プレイチケット
- スペシャルグライダー
- LV20防具セット
- コレクションコインアイテムなど
先行キャラクター作成権は、サービス開始前にキャラクターの名前などを登録することができる。またスペシャルグライダーは、通常最初に手に入るグライダーよりも高性能で、特別なデザインとなっている。
水野良、ジョン・ミンヒ。日韓ファンタジー作家のトークセッション
最後に「ArcheAge」原作を手がけたジョン・ミンヒ氏と、「ロードス島戦記」などを手掛けた日本のファンタジー作品の第1人者、水野良氏が登壇し、トークセッションを行った。ジョン氏は「韓国でも人気の高いファンタジーの先駆者と会えてとても光栄、韓国の他の作家たちはきっと羨むだろう」と笑みを浮かべながら語った。一方、水野氏は原作小説のために推薦コメントを書くことになっているが、読んだ感想として「生活の情景までもが目に浮かぶようなハイファンタジーで、まだ3巻までしか渡されていないが続きを早く読みたい」と語った。
またジョン氏は開発初期からジェイク氏と何度も話し合っており、その時の様子として「誰もが惚れ込む世界とプレーヤーが作りだす世界という相反するふたつを盛り込むのに苦心した。世界観が持つ古代の魅力に、プレーヤーが現代の興味深さを足してほしい」と話した。
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