ニュース

「RED STONE」、「プレスカンファレンス2013」レポート

新キャラクター「メイド」は半人半魔! 「GoldExワールド」常時オープンなどを説明

5月24日 開催

ゲームオン代表取締役社長のイ・サンヨプ氏
L&K Logic KoreaのExecutive Producer&CEOのナム・テクウォン氏

 ゲームオンは5月24日、Windows用MMORPG「RED STONE」のプレスカンファレンスを東京・六本木ColoR.で開催した。

 プレスカンファレンスでは、2013年上半期から2014年初頭にかけてのロードマップが発表された。メディアだけでなく、ブログなどで「RED STONE」などの情報を発信しているプレーヤーが80名招待されており、この日初めて公開される内容に歓声などが上がる場面もあった。

 カンファレンスでは、発表に先立ちゲームオン代表取締役社長のイ・サンヨプ氏、「RED STONE」開発元の韓国L&K Logic KoreaのExecutive Producer&CEOのナム・テクウォン氏より挨拶があった。

 イ氏は、「『RED STONE』は、日本でアイテム課金制を導入したほぼ初めてのタイトルではないかと思う。8年間も愛情を注いでもらい、弊社としても、ゲームとしても成長した。その間にトラブルやミスもたくさんあったが、それにも関わらず愛してくれたユーザーには改めて感謝し、10年を目指して新しいサービスをしていきたい」と話した。

 ナム氏は日本で8年、韓国で10年サービスしている期間に触れながら、「初期からプレイしている人の中には、学生から社会人になった人も多くいるのではないでしょうか。弊社でも『RED STONE』を通じて多くの人材が育ち、今では会社の中心となっています。多くのプレーヤーとの出会いと経験は、貴重な時間でした」と述べた。

 また今後については「韓国では10年経つが、今まで経験したことのないようなコンテンツを用意している。これから披露されるコンテンツの世界に参加するならば、新たな出会いと発見が待ち構えていることを確信しています」と語った。

【佐山彩香さん】
ゲストとして、グラビアアイドルで女優の佐山彩香さんが新キャラクター「メイド」をイメージしたフリフリの衣装で登場。「全身にリボンがいっぱい!」とコスプレを楽しんでいた。「RED STONE」でのお気に入りは「プリンセス」で石ころを投げることだという

7月に新キャラクター「メイド」を実装。2014年までのロードマップを発表

 ロードマップの発表には、運営プロデューサーの嶋田真人氏とイベントマスターのEMアース氏が登壇した。両氏は発表タイトルを「2013‐2014 5大ニュース」と銘打ち、アップデート時期の順を追って紹介していった。

運営プロデューサーの嶋田真人氏
イベントマスターのEMアース氏

第1弾:7月大型アップデート

 7月の大型アップデートでは、新キャラクター「メイド」の実装を含む様々なアップデートが実施される。概要は以下の通り。

  • 新キャラクター「メイド」実装
  • モンスター召喚アイテム追加
  • ベルセルク称号実装
  • 光奏師インフィニティ武器実装
  • 転生者向けメリット追加

 目玉となるのは20番目の新キャラクターとなる「メイド」。ほうきやモップといった掃除用具を武器として扱う。そのためスキルアクションもユニークなものになっており、面白いモーションが見られる。攻撃が強力で、サポートなどは得意ではない。メガネがトレードマークとなっているが、実は家族関係に秘密があるのだという。

第2弾:8月「GoldExワールド」オープン

 「GoldExワールド」は、通常ワールドより経験値が大幅に獲得できる特別サーバー。前回登場時は期間限定だったが、今回は新規のワールドとして残り、「レベル600までさくさくレベルアップ」できるようになる。

第3弾:9月「決戦ワールド」常時オープン

 9月には、決戦ワールドがプレミアムゾーンとして常時オープンする。決戦ワールドはキャラクター作成時点でレベル300となっており、専用NPCから装備をカスタマイズしながらプレーヤー同士のプレイスキルを競うというもの。

 プレミアムゾーンはポータル系アイテム(課金アイテム)の所持が必要なエリアだが、プレミアムゾーンは対戦の待合室のみになっており、キャラクター作成や武器の購入、装備は誰でも可能になっている。また「闘士」と「光奏師」も使用できるようになる。

 なお2013年冬には「決戦ワールド最強決定戦」の開催も発表された。優勝チームは韓国チームとのエキシビジョンマッチにも参加できる。

第4弾:11月全職業に「覚醒システム」が実装

 これまで「覚醒」できなかったキャラクターが「覚醒」できるようになる。これによって得られる「覚醒スキル」が対人戦で使えるかどうかについては、「バランスを調整する必要があるので、時間はかかるが、楽しみに待ってもらえれば」と嶋田氏が話した。また「決戦ワールド」における「覚醒」の反映は「今のところ考えていないが、検討の余地はある」と述べた。

 また覚醒後のキャラクター選択画面のイラストは、イラストレーターの隼優紀氏が描き下ろしたものに変化する。

第5弾:2014年アップデート情報

 2014年のアップデート情報としては、上半期に「光奏師」の裏職業「獣人(仮)」が登場する。また下半期には「メイド」の裏職業が入る。その内容は嶋田氏が「メガネを取るとツノが生える……」とぼやかしたが、このあとのトークセッションで衝撃の設定が明らかにされる。

 なお装備によって見た目も変わる「アバターシステム」が2014年に実装予定となっている。

「メイド」は「プリンセス」の腹違いの姉で、しかも“悪魔”の子!

L&K Development Directorのイ・ヨンチャン氏
衝撃の設定が明らかにされた「メイド」。何より気になるのは半人半魔の姿……。今後の情報公開と実装を楽しみに待ちたい

 ステージでは、嶋田氏とL&K Development Directorのイ・ヨンチャン氏によるトークセッションが行なわれた。セッションでは嶋田氏が気になるアップデートの内容を一問一答形式で聞いていった。

 その中で、「メイド」に関わる設定が明らかになった。「メイド」はゲームオン側でいくつか候補を挙げた中でL&Kが実装を決めたキャラクターだそうで、ストーリーが面白く、既存キャラクターとの繋がりがあることが決め手になったという。

 イ氏によれば、「メイド」は「プリンセス」の腹違いの姉で、しかも“悪魔”の子供なのだという。“悪魔”はゲーム内での「悪魔」とは別にいるそうだが、裏職業では半分人で半分悪魔の姿になる。使い方も「メイド」とは全くの別物になるそうだ。

 またモンスター召喚は、ツボの形をしたアイテムがモンスターからドロップするようになり、そのアイテムを使用することでモンスターが出現する、というものになる。ツボによって出現するモンスターの種類が変わり、ツボは簡単に倒せるモンスターからギルド単位で倒さなくてはならないモンスターまで、様々なモンスターが落とす。

 今後については、高レベルプレーヤー向けのコンテンツを用意しながら、その中で「メイド」の裏職業も準備していくという。このほかにも、ギルドシステム、ミニペットシステムのリニューアルが予定されている。

(安田俊亮)